タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第215話「ミムラは1月からの新ドラにも登場」

予想以上の魅力を発揮している
「ビギナー」のミムラが、
1月からの新ドラマにも出演することになった。

作品は火曜9時枠(もちろんフジ系)の
「ファイヤーボーイズ/め組の大吾」。

原作はあのコミックの「め組の大吾」だけど、
主演が山田孝之なので
メインタイトルはウォーターボーイズならぬ、
ファイヤーボーイズになった。

共演は内山理名、石黒賢、鹿賀丈史、他。
ミムラは救急隊員役で登場するらしい。

…大丈夫か?ミムラ。



『ビギナー』  第6話

演出:松山博昭
脚本:水橋文美江

今回もせつなかった。
森乃(松雪泰子)の過去を絡めた
今日子(室井滋)のエピソードだけでなく、
少しコミカルにアレンジした
黒沢(横山めぐみ)のエピソードも絡めた点が
構成として正しかったと思う。

最後、厳しい言葉で森乃が過去と決別したシーンも
見ごたえがあった。

最近、このドラマのオープニングの音楽が鳴ると
ワクワクして仕方がない。

             採点  7.5(10点満点平均6)



『ライオン先生』  第5話

監督:小田切正明
脚本:江頭美智留、小田切正明

古くさい話だなあ。
カツラだけでなくて
ドラマの内容もズレまくり。

             採点  4.5(10点満点平均6)



『あなたの隣に誰かいる』  第6回

演出:葉山浩樹
脚本:坂元裕二

やっと草間(いかりや長介)が
追いかけていた事件とつながって
大筋は見えてきたわけだけど、
それが面白いかと言われると…。

今回の欧太郎(ユースケ)の行動も、
今までのつながりを考えると首を傾げたくなるしな。

草間の奥さんが血の涙を流していたシーンくらいか、
今回の印象的なシーンは。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『ハコイリムスメ!』  第六話

演出:木下高男
脚本:中園ミホ

花(飯島直子)が外国人である
キース(マーク・コーベット)とカップルになること、
そしておそらく徹郎(吉沢悠)が
再び医者として立ち直ること。
この2つのストーリーを成り立たせるために
花のお腹の子供の運命は残念ながら…。

まあ、それには目をつぶるとしても、
ここに持っていくための前半の描き方が
相変わらずスカスカだったなあ。
今回も吉田日出子はいい味出してたけど。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『恋文』  第六話

演出:新城毅彦
脚本:岡田惠和

あら、将一(渡部篤郎)も一緒に聞いちゃうのか。
これは意外に大きなターニングポイントかも。

あとはドラマオリジナルの登場人物である
美木子(いしだあゆみ)と計作(寺尾聰)が
どう絡んでくるかだな。

今回の見どころは何と言っても
郷子(水野美紀)が将一に自分の絵を描かせるシーン。
水野美紀の号泣も、
それを受ける渡部篤郎も良かった。

             採点  7.5(10点満点平均6)



『共犯者』  第5話

演出:大谷太郎
脚本:秦建日子

やっぱりイヤな予感は当たってしまったよう。
小林(吹越満)が感じた本当の恐怖。
冬川(浅野温子)とマサト(三上博史)に共通するツメを噛む癖。
マサトと中尾常務(佐野史郎)の対峙。
そして、ウエイトレスには見えていないマサトの姿。

これがサスペンスにおいてアリなのかどうかという問題は残るけど、
時効間近の人間の圧倒的な孤独を描いた物語としては
アリなのかもしれない。

少なくともこのドラマの仕組みが分かった今でも
作品のクオリティーが下がっているとは思えないし…。

これで興味は塔山紗江(中山忍)殺人事件の真相に移った。
冬川の真の共犯者はやはり中尾常務なのか?

中尾常務に内通していた恭子(松尾れい子)、
冬川の孤独を知っている希(加賀美早紀)、
小田広海(乙葉)殺人事件の真相を暴こうとする大村(はしのえみ)、
彼女たちの運命は?

次回への惹きは依然として強烈だ。

             採点  7.5(10点満点平均6)






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