タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中
放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。
「“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)
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第234話「“エースをねらえ!”は良くってよ」
1〜3月期の連ドラ全体を見渡すと、
「僕生き2」の対極に位置する
「エースをねらえ!」の存在が大きい。本来は「プライド」がエンターテイメント部門を
引っ張ると思われたんだけど、
かなりコアなファンを意識した体裁になってしまっているので、
「エースをねらえ!」がその代わりを務めている感じだ。数本に絞って連ドラを見ているなら
ぜひ「エースをねらえ!」をその1本に入れて欲しい。
『それは、突然、嵐のように…』 第2回
演出:藤尾隆
脚本:金子ありさ
脚本協力:関えり香判断の難しいドラマだな。
ラスト10分は良かったと思う。
というか、こういう雰囲気を
このドラマに求めている人は多いと思う。でもやっぱり前半部分とその雰囲気が
どうしても一致しないんだよな。30代の主婦が山下智久のような高校生と恋に落ちる、
という設定にはどうしてもファンタジックな要素が入る。
そこで視聴者に感情移入させるため、
こずえ(江角マキコ)の家族の話や職場でのエピソードを入れて
現実感を出している。ということなのかもしれないけど、
このドラマの視聴者が求めてるのは
バリバリのファンタジーじゃないのかな?私も山下クンと恋に落ちたーい!
と思いたいんじゃないの?
わずらわしい現実とか忘れたいんじゃないの?なのにやたら現実感のある話も同時に見せられると、
かえってシラけると思うんだけど…。どうなんだろう、実際のところ。
採点 5.5(10点満点平均6)
『エースをねらえ!』 STORY 2
演出:松田秀知
脚本:瀧川晃代おもろいなあ〜。
じゃなかった、おもしろくってよ。ガンガン話が進むんだけど、
逆に見せ場が満載でダレない。
…ダレなくってよ、か。CG込みのテニスシーンは
ハッキリ言ってショボイんだけど、
全体のテイストを考慮すればたいして気にならないし。でもなるべくなら引きの絵より
寄った絵を多様した方がよろしいんじゃないかしら。
加賀のお蘭(酒井彩名)が練習している時の最初のサーブなんて
かなり迫力があったとお思いにならない?でも、音羽京子を演じる金子さやかと
フジのアナウンサー・内田恭子の区別が未だにつかない私には
そんなこと言う資格ないのかしら…。、、、_| ̄|○ ガクッ
負けないで、ひろみ。
採点 7.0(10点満点平均6)
『サラリーマン金太郎4』 Fight 2
演出:富田勝典
脚本:中園健司、関根俊夫金太郎(高橋克典)たちが別会社を作って
腐ったヤマト建設と戦うという構図は前と同じなんだけど、
桃太郎(高橋英樹)がきちんと金太郎と龍平(長嶋一茂)を従えてるところが
今回の見やすさの要因だろうな。円城寺(内藤剛志)が鷹司(保坂尚樹)に
スパイは送り込んであるんだろうな、と聞いたあと、
すぐに大沢樹生がアップになるあたり、
相変わらずバカみたいに分かりやすくて笑っちゃうんだけど…。金太郎たちが立ち上げたプロジェクトメンバーには
営業も設計もいるということだったけど、
今回は恵俊彰や勝村政信が参加しないようなので
このあたりを新しいメンバーでカバーできるかどうか。とりあえず今のところ見るのがツライ、
というほどの出来ではない。採点 6.0(10点満点平均6)
『DOLL HOUSE』 2nd stage
演出:両沢和幸
脚本:高橋留美ドールハウスのメンバーが拳銃を構えるところは、
もっとうまく撮影してあげなきゃ可哀想。
あれじゃ学芸会っぽくなる見えるじゃん。
まあ、そんなこと両沢和幸に求めてもしょうがないんだけど。安達祐実がそれなりにやってるから
もう少し好意的に見てみるか。それよりまた踊っちゃったよ、松下由樹。
女子高生の制服を着なかったのは
本当に最悪の事態だけは避けられたと言っていいかも。いや、好きなんだけどね、松下由樹。
採点 5.0(10点満点平均6)
『白い巨塔』 第十三話
演出:岩田和行
脚本:井上由美子作品全体に若さを出すために、
河野弁護士ではなく国平弁護士(及川光博)を
前面に出して来たのかな。それにしてもクールなミッチー。
もちろん踊ったりしないし。
でも修正液は…。ストーリー的にはかなり面白くなってきた。
採点 7.0(10点満点平均6)
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