タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第238話「タバサは山内菜々!?」


「奥さまは魔女」に山内菜々がチラッと出てきた。
山内菜々を使うほどのシーンじゃないのに…。

これはタバサへの布石か!?


『それは、突然、嵐のように…』  第4回

演出:藤尾隆
脚本:いすみ吉紘、金子ありさ

この期に及んで脚本にいずみ吉紘が参加。
やっぱり内部も相当混乱してそうだ。

で、内容的には拓馬(山下智久)の病気が
かなりストーリーに食い込むことが判明した。
結果的に何でもアリの昼ドラのような展開に。
それならそれでいっか(笑)

こずえ(江角マキコ)がダンスを習おうと決めた
最後のシーンは悪くなかった。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『サラリーマン金太郎4』  Fight 4

演出:倉貫健二郎
脚本:関根俊夫

人殺しまで日常茶飯事になると
全然つまらないんだけど、
須藤(牧瀬里穂)に動きがあったので
ちょっと期待が持てる終わり方だった。
頑張れ、牧瀬里穂(笑)

あと、エロい内藤剛志もプラス要素。
曲山えりに凄んだシーンはマニア向けだった。
…マニア向けって。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『エースをねらえ!』  STORY 4

演出:小林義則
脚本:高山直也

今回はかなり泣けた。
お蝶夫人(松本莉緒)だけでなく、
音羽さん(金子さやか)の気持ちもよく描けていて。

しかし見れば見るほど見事なキャスティングだよな、
尾崎(石垣佑麿)以外は。
お蝶夫人と尾崎の絡みがもっと良くなれば…、
と思うと残念だ。

しばらくは“わたくし、頭痛がするので失礼します”とか言って
早退する女子高生やOLが急増しそう。

             採点  7.0(10点満点平均6)



『DOLL HOUSE』  4th stage

演出:石井康晴
脚本:高橋留美

また街中で警官が拳銃ぶっぱなしてるよ!と思ったら、
このドラマは近未来の話だったんだね。
全然画面からそれが伝わらないから忘れてたよ。

そう思って見れば今回の銃撃戦なんかは
エンターテイメント性があって面白かった。
笑いを取りにいくシーンも松下由樹はちゃんと笑わせてたし。

やっぱり両沢和幸が演出にも脚本にも手を出さないと
多少はクオリティーが上がるな。
このまま他のスタッフに任せて欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)



『白い巨塔』  第十五話

演出:村上正典
脚本:井上由美子

教授婦人会のシーンは笑える演出だったけど、
里見(江口洋介)の迷いと決意はよく描けていた。
ラストカットの里見は格好良かったし。

水野真紀も里見を最後に引き留めるシーンは頑張った。
久しぶりに美しいと思ったな、水野真紀のこと。

いよいよ裁判も山場だ。

             採点  7.0(10点満点平均6)



『奥さまは魔女 〜Bewitched in Tokyo〜』  第4話

演出:酒井聖博
脚本:後藤法子

またプロットは良かったのに全体の仕上がりが…。
残念で仕方がない。

米倉涼子はよくやったと思うけど、
ここで2役を使ってしまったということは
セリーナ(サマンサの従姉)は出てこないということか。
これまた残念。

ていうか、ダリア(夏木マリ)出すぎだろ。
原田泰造も頑張ってるんだから、
もっとありさ(米倉涼子)と譲二(原田泰造)に
任せてもいいのにな。

それはそうと、
譲二の夢の中で出てきた子供(女の子)は
山内菜々(「ホットマン」の七海)だったぞ!

今、タバサを日本の子役が演じるなら
第一候補は間違いなく山内菜々だもんな。
ぜひ出てきて欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)



『スカイハイ2』  第四死 夢

演出:麻生学
脚本:公園兄弟(真辺克彦&鴨義信)

いやらしいくらいタイムリーなネタ。
監督(平泉成)が選手をチャンづけしてるところが
小出監督を意識していてまたいやらしかった。

全体的には脚本が甘くて
静香(佐藤藍子)にもひとみ(北川弘美)にも感情移入できず。

なのに麻生学は自分史上最高傑作とか言っていた。
ダメだな、麻生学は。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『ちょっと待って、神様』  第5週 そこにあるのに気づかないこと

演出:西谷真一
脚本:浅野妙子

ちょっと時間配分を間違ったかなあ。
お父さん(津嘉山正種)と別れる時の原田(裕木奈江)のセリフや、
竜子が最初にお父さんに真実を告げるシーンなどは
もっと丁寧に作ってもよかった。

ただ、竜子が秋日子に“生きなさい”と言ったセリフには重みがあったし、
すべてを投げ出したかった秋日子が、
人生の素晴らしさや生きていくことの意味を
竜子から学んだこともよく描けていた。

もちろん、その過程で視聴者は
尊い家族の物語を堪能できたわけだけど。

全体的には、
約50ページの短編コミックを
TVドラマとしてこういう形で脚色した企画は素晴らしかったと思う。

そして、宮崎あおい、泉ピン子、
津嘉山正種などのキャスティングも完璧だった。
とくに今後、宮崎あおいを語る上では
忘れてはならない作品になったことは間違いないだろう。

NHKの深夜ドラマ、本当に侮れない。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★★
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  7.60(10点満点平均6)






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