タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第25話「オジー大好き」


モー娘。の新曲がなぜか気に入ってしまった。
じつは「ザ☆ピ〜ス!」も好きだったんだけど。

ダメだな、そんなことに夢中になってちゃ。
そう、いま大切なのは「ミニモニ。ひなまつり!」


『恋ノチカラ』 第6話

演出:村上正典
脚本:相沢友子

広小路製薬の商品の中に
「やまとなでしこ」なんてものが…(笑)
やっぱり籐子(深津絵里)の元彼、
春菜(矢田亜希子)の兄はあの人か?

そんな広小路製薬のイベント話が中心だった今回、
出来は悪くないけど、もの足りなさもあった。
密度が薄いって感じかな。

イベントに関する描写が
風船を上げることのみだったので
貫井企画としての仕事の大きさが分からなかった。
木村(坂口憲二)が彼女(久我陽子)に
会いに行けないまま
その後の経過がこの回で説明されなかった。
などが理由か。

最後の、
貫井(堤真一)と籐子がはしゃぐ姿を
春菜が寂しそうに見るカットは良かったけどね。

とりあえず無難にまとめた回でした。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『木更津キャッアイ』 第5回

演出:金子文紀
脚本:宮藤官九郎

エンヤでドリフの振り付けしたり、
2組のカップル見て「アバかよ!」ってツッ込んだり、
相変わらずO-30ネタの連発。

モノマネ教室の講師が DonDokoDon 山口だったのも
当然の展開とはいえ面白かった。

序盤にぶっさんのお父さん(小日向文世)が
若者言葉をマネしているのも
後半の病院での身代わりにつながっていて
きめ細かい構成だった。

それにしても今回は泣けたなあ。

東京に一度帰る哀川翔にうっちー(岡田義徳)が
“木更津のこと嫌いにならないでください”
って言うのもいいジャブだったんだけど、
床屋でのぶっさん(岡田准一)とオジー(古田新太)の
会話あたりから最後までラッシュをかけられた。

みんなオジーを大切に思っているのが
画面の端々から感じられて
やたら泣けてしまうんだよね。
こういうところはクドカンの神髄だ。

ぶっさんが倒れた時や、
2時間だけ寝かせてとソファーに横になった時の
仲間の表情もせつなかった。

ここまでの最高傑作かも。

             採点  8.5(10点満点平均6)


『トリック2』 第6話(episode 3)

演出:木村ひさし
脚本:太田愛

episode 3 は堤演出ではなかった。
まあ、パート1も途中は他の人だったので別にいっか。
脚本も太田愛に替わったけど、
それはそれでちょっと楽しみだ。

まず冒頭から関ちゃん登場。
当然のように他局の「あいのり」ネタをやり、
ポエムまで披露した。

その後の言葉間違いシリーズも
あれだけ続けると面白くなる。
「シンガンソングライター」は
映像の間も良くて笑ってしまった。

深見(佐野史郎)のACAに
さりげなく「ハンドク!!!」のSMH(杉田玄白記念病院)
のロケ地を使い、
同じく堤演出作品の「サイコメトラーEIJI」
のパロディー(深見がサイ・トレイリングする表情など)
もやっていた。

脚本・演出が替わっても
小ネタは満載。
あとはどうトリックを暴くかだな。

やっぱりひとつの回の頭から
次の episode が始まった方が見やすい感じ。

             採点  7.0(10点満点平均6)





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