タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第33話「ワンギャル以上、CCガールズ未満」

DA PUMPのISSAと柴咲コウの熱愛が発覚し
ISSAの事務所はすでに認めているとか。

「レッツ・ゴー!永田町」で共演した時、
2人でカラオケバトルをやるシーンがあって
オレはこいつらお似合いかも、と思っていたのだった。

だからやっぱりな、という感じで驚きがない。
驚きがない芸能ニュースって、何かつまんない。


『木更津キャッアイ』 第8回

演出:片山修
脚本:宮藤官九郎

前の木更津に戻った。
最後の第2アクアラインが
建設中止になるくだりは面白くなかったけど、
小ネタはことごとくヒット。

修学旅行の髪型、
うっちー(岡田義徳)の家族、
美礼先生(薬師丸ひろ子)のハジケっぷり、
YOUが看護婦で出てきて名前が観月あさり、
(「ナースのお仕事」のパロディー)
最後の“ハートを盗まれた”
(ルパン3世「カリオストロの城」のパロディー)
などなど。

死期が迫るぶっさん(岡田准一)の気持ちとかぶって
やたらせつない笑いだった。

でも、きわめつけは
ぶっさんがホテトル嬢を呼んだ時のセリフ。

“理想は2つか3つ年上で大人っぽい感じの。
 でも決してプロっぽくない、みたいな。
 ワンギャル以上、CCガールズ未満。
 つーか、学年で4番目にカワイイじゃん。
 でも、決して1番じゃあない、みたいな”

ラストカットは
次回が最終回であることを強烈に意識させる
ぶっさんの遺影(?)

何かあるに違いないクドカンの最終回に
とにかく期待したい。

ところで公式ホームページによると
シナリオ本が3月下旬に角川書店より発売されるとか。
たぶん買って損はないな。

             採点  8.0(10点満点平均6)


『トリック2』 第9話(episode 4)

演出:鬼頭理三
脚本:福田卓郎

episode 4 も、
ラストのブラックな雰囲気は良かった。
ただ結局、笑顔がこぼれる会と
御告者たちの関係はたいして深くなく、
トリックと呼べるほどの謎解きもなかった。

まあ、いいんだけど。
パート1も後半は雰囲気の良さで
見てたようなもんだから。

ていうか、今さらだけど
トリックって単発向きの作品だよな。
秋に公開予定の映画を楽しみにしよう。

             採点  6.5(10点満点平均6)


『ナースマン』 no.8

演出:池田健司
脚本:寺田敏雄

今回も松岡昌宏が盲腸で大人しかったせいか、
比較的見やすい方だった。
やっと安倍なつみも絡んできたし。

岸田今日子が独特の婦長の味を出してきて
小林聡美と岸田今日子のシーンはいつも楽しい。
焼き直しのネタでも
この2人が主役だったら抜群に面白かっただろうな。

これはあと2回。
…あと2回もあるのか(笑)

             採点  6.0(10点満点平均6)





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