タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中
放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。
「“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)
>>バックナンバー >>ドラマ別レビュー
第61話「実は生きていた」
村田英雄さんの訃報記事、
ちょっと前代未聞の誤報じゃない?
死去と伝えたスポーツ新聞は
どうやって責任を取るんだろう。新聞や雑誌の記事を読むだけのテレビ番組も
今後は見直されるべきかもしれない。
『ウエディングプランナー』 9
演出:武内英樹
脚本:福田靖
脚本協力:川嶋澄乃、高橋美幸ビジネスに徹したホテルブライダルと
“スウィートブライダル”が手掛ける
オリジナルウエディングの違いにスポットを当てながら、
トオル(ユースケサンタリア)と加奈子(飯島直子)が
自分たちの気持ちに気づいていくという今回の内容。
オーソドックスな上にオーソドックスな作りだった。ただ、このテーマでドラマを作るなら
取り上げなくてはいけない内容だったし、
トオルと加奈子の関係を描く上でも
こういう回は必要だったと思う。むしろここから先が難しいな。
うまくウエディングの話と絡めながら
トオルと加奈子の関係を描けるといいんだけど。あと、柊平(妻夫木聡)とくるみ(伊藤歩)は
くっついてもいいけど、
美咲(木村佳乃)と純(阿部寛)がくっつくのは
ちょっと都合良すぎるな。美咲には美咲なりの恋愛観があると思うので
そこをもっと描いて欲しかった。
今となってはもうムリかもしれないけど。採点 7.0(10点満点平均6)
『First Love』 第8話
演出:松原浩
脚本:大石静朋子(和久井映見)が動揺し始めた。
そして早くもマジ泣きした。
直(渡部篤郎)からお金を受け取らず、
レストランを飛び出した後に流した涙は、
さずがにマジだろうからな。夏澄(深田恭子)に向けて言った
“あなたさえいなかったら私だって…
あなたさえいなかったら、
あなたさえいなかったら…”そして父親(小野武彦)に向けて言った
“私なんかいない方が…
私さえこの世にいなかったら
お父さんとお母さんとみーちゃんと直さんで
幸せだったでしょう?
私だけが、私だけがジャマなのよ”これもマジっぽかった。
今後はやっぱり、
コインロッカーベイビーだったこと、
江沢家の実の娘でないこと、
これに端を発する朋子の歪みについて、
とことん描いていくんだろうな。そうなるとやっぱり「First Love」というタイトルは
象徴的についているような気がする。それにしても、
病院で母親(大森暁美)が夏澄に言った
“私は朋ちゃんの母親でもあるんだから”
というのはせつない。それがなかなか伝わってないんですよ、お母さん!
採点 7.5(10点満点平均6)
『ごくせん』 第八話
演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留親子モノに弱いので
なにげに号泣(笑)でも、関係ない話のようで
グレた高校生の境遇とか、
任侠の世界とも接点があって
なかなかいい回だった。それにしても
BGMや効果音がいちいち面白いな。
今回は金田一ちっくなものや
当然のようにトリックっぽいものもあったし。あと、中澤姉さん、
今回は主役扱いだったけど
「ギンザの恋」よりは良かった。
少しずつでいいから女優への階段を上っていこう。採点 6.5(10点満点平均6)
『しあわせのシッポ』 第9話
演出:佐々木章光
脚本:水橋文美江ついに“お父さん”と呼んだか
“お父さん、手術して”と。
八朗(長塚京三)の気持ちを思うと、
複雑だなあ。それと、今回、
笙子(原沙知絵)を聾唖者という設定にしたのには
理由があったことが明らかになった。
聾唖者は“言葉を見て、感じて”しまう。
だから美桜(水野美紀)が陸(坂口憲二)のことを
好きでないと言っても、
笙子には美桜の本当の気持ちが分かってしまう
という展開だった。陸は美桜の気持ちは関係なく、
自分は笙子が好きだと言ったけど、
八朗の病気のことを知った時、
どういう変化があるか。
今後はそこに注目だ。それにしても圭吾(田中実)は
おしゃべりだなあ(笑)
まあ、こういうキャラクターがいないと
話が進まないからいいんだけど。陸が美桜を選ぶ必要はない。
でも美桜は圭吾と結婚して欲しくない。
…と、勝手な視聴者は希望する(笑)採点 6.5(10点満点平均6)
『ビッグマネー!
〜浮き世の沙汰は株しだい〜』 STOCK9演出:桜庭信一
脚本:林宏司加速度がついてきたなあ。
本気でまつば銀行を潰しにかかっている
小塚(植木等)と白戸(長瀬智也)に
かなりの迫力が出てきた。2話で白戸が山崎(原田泰造)にすごんだ時は
全然迫力がなかったけど、
今回、銀行を出る時に山崎に向かって
“本番までヘコたれんなよ”
と言った白戸には迫力があった。そして今回は
小塚とテルコ(八千草薫)の
哀愁のダンスシーンが…。こういうのを見ると、
ますます白戸もまつばを絶対許せなくなるしね。
ていうか、視聴者がまつばを許せなくなる(笑)いつの間にか
悪代官を懲らしめる
水戸黄門御一行様(岡本綾という町娘付き)
みたいな構造になってきて、
日本人に一番好まれるスタイルになっている
ところがうまい。さて、町娘の恋は成就するのか?
採点 7.0(10点満点平均6)
『九龍で会いましょう』 ninth love
演出:六車俊治
脚本:野依美幸薫(石田ゆり子)が
初めてまともな行動を取った!よし、あとヘンなのは
河村隆一の髪型だけだ!採点 4.5(10点満点平均6)
『ゴールデンボウル』 8frame
演出:吉野洋
脚本:野島伸司死んだ恋人に似ている女性ではなくて、
本人を出してきたか…。死んだと言っていた恋人が実は生きていた、
という展開は、本来は面白くないんだけど、
このドラマはそういうストーリーが
メインではないのでまったくかまわない。むしろ、この事実で
芥川(金城武)と瞳(黒木瞳)の関係、
いや、複雑な恋愛観の描き方に
幅が出てくるので歓迎したいくらいだ。今回はまず、
芥川が瞳の旦那(篠田三郎)に、
“(瞳に)恋愛感情がある”と言うまでの流れが
実に野島伸司らしくて面白かった。そのシーンがあった上で試合中の会話があり、
そして最後の瞳の涙があった。ものすごくロジカルな構成で、
なおかつ、芥川と瞳の性格と恋愛観を
見事に表現してたんだけど、
意外と普通の不倫モノに見られてしまうのかなあ。
だとしたら残念。まだ語られていない
芥川と一美(吉川ひなの)の過去も描かれるであろう
次回以降にかなり期待だ。…って、次回はお休みか。
次回の対戦相手は松浦亜弥なのに(泣)ていうか、
やっぱり野島伸司も松浦亜弥には
目をつけてたところがトピックだな。採点 7.5(10点満点平均6)
[ロビー田中の自己紹介]
[トップへ]