タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第63回「朋子のFirst Love」

今期は「First Love」をプロデュースしている
植田博樹の次回作(7/12〜)に、
またしても渡部篤郎が登場。

今度は広末涼子との共演で
演出は堤幸彦だ。


『整形美人。』 第9回

演出:藤田明二
脚本:吉田智子

まあ、流翠(椎名桔平)の最初の反応は
あんなもんだろうな。

それに対する保奈美(米倉涼子)の想いは
ある程度、納得できたけど、
「ビューティーコロシアム」を使ったのは
ドラマとしてマイナスだったと思う。

何も隠さずありのまま生きるということと、
テレビに出るということは違うと思うし。
しかも、花屋(流翠のこと)を名指しだよ(笑)
脅迫っぽい雰囲気もしちゃったなあ。

ま、このへんはドラマ上の過度な演出、
ということで多めに見ないとダメかな。
流翠がどう心変わりしていくか、
ラストはそこに注目していこう。

あ、それから一咲(小西真奈美)の告白は
ちょっと淡泊だった。
あそこはもう少しドラマチックに
描いてもよかったと思う。

ちなみに今回、
気のまわし過ぎと思いながらも
虻川が涙を流すシーンが一番グッときた。

             採点  6.0(10点満点平均6)


『春ランマン』 sharing 10

演出:飯島真一
脚本:樫田正剛

丈二(北村一輝)が昼ドラに出ることが決まった時に
“なになに? 真珠夫人?”とか、
最終的なタイトルが
「蝶々夫人の天までとどけ、ほっかほっか日記」
だったりしたとこは笑えた。

宮本(細川茂樹)のあかね(ともさかりえ)への告白は、
最初、唐突すぎる気もしたけど、
あかねが自分自身の気持ちを確かめるための
アイテムに過ぎなかったので良かったかな。
それにこのエピソードは
宗太(押尾学)の軽い嫉妬とも繋げていたし。

お弁当に書いた「スキ」が
「ハ」に変わってしまうところは
あんまり笑えなかったんだけど、
それをラストのガラス越しの告白まで
繋げた流れは見事だった。

やっと見終わって面白い!と思えたよー!

             採点  7.0(10点満点平均6)


『ウエディングプランナー』 10

演出:羽住英一郎
脚本:福田靖
脚本協力:高橋美幸、川嶋澄乃

結婚式とうまく絡めることが
できなかったのは残念だけど、
前半のコメディー部分から
後半のシリアスな流れに至る
バランスは最高だった。

とくに冒頭からオープニングテロップまでの
ドレス制作ミスの犯人を捜すシーンや、
加奈子(飯島直子)が拓(神木隆之介)の
算数の問題を考えるシーンなんかは
今まででいちばん笑えた。

そして今回は
くるみ(伊藤歩)が大活躍
伊藤歩は「リップスティック」で
広末涼子や池脇千鶴らと共に
鑑別所に収容されていた少女を演じていた子だけど、
ドラマのオファーはもっと来てるはず。
映画を主体に考えているとはいえ、
こうして作品を選んでドラマにもたまに出る姿勢はいい。
これからもこういう印象的な役で出て欲しいものだ。

前回、美咲(木村佳乃)と純(阿部寛)が
無意味にくっついてしまうのは反対、と書いたけど、
今回みたいな2人の反応を入れるなら許せる。
ただ、妊娠はなあ。
うまくまとめてくれるといいんだけど…。

と、思っていたら次回はw杯でお休み。
そして次の放送が最終回。
残念だな、盛り上がるところなのに。

ここでの1回休みは痛い。

             採点  7.5(10点満点平均6)


『First Love』  第9話

演出:松原浩
脚本:大石静

ついに朋子(和久井映見)が
直(渡部篤郎)に近づいた理由を告白した。

“妹を傷つけるためよ。
 妹が傷つけば、
 嘘で塗り込められた家族が崩壊したら、
 それでいいの”

ただ、朋子は直を愛してしまっていた。
いや、それでもなお
“愛は幻想”であると思っていた。

そして、朋子は
毒の入ったワインを差し出すという
最後の賭けに出る。
飲めるはずがないと朋子が思っていたワインを
直は迷わず飲んでしまう。

…この2人のシーンは圧巻だった。

そしてもうひとつ、
そこまで描くのか、と思ってしまったのは、
朋子の両親(小野武彦、大森暁美)が、
どこかで本当の子供(深田恭子)の方を
大切にしてしまったと、
自覚しているらしい点。

これはもう容赦しない展開だ。

やっぱり「First Love」には
特別な意味が込められていたこの作品。
最後まで目が離せない。

             採点  8.0(10点満点平均6)


『ごくせん』 第九話

演出:佐藤東弥
脚本:横田理恵

アニ(塚本高史)が登場!
さすがに「木更津〜」で兄弟だった
成宮寛貴との絡みは避けてたけど。

今回も5・7話と同じ
佐藤、横田コンビでいいバランスだった。
こうなると
3話がたまたまダメだったということか。

前半の「アタックNO.1」ネタで笑いを取って
後半は立ち回りもアリの啖呵シーン。
いちばん理想的なパターンだ。
ヤンクミ(仲間由紀恵)の説教の内容も
かなり納得できるものだったしね。

伊東美咲のチアリーダーの格好は
オレも見たかった(笑)

             採点  7.5(10点満点平均6)





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