タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第64話「マッキーの恋」

「First Love」と並んで
終盤に向けて、俄然、盛り上がっているのが
「ビッグマネー!」。

これも再放送されたら見た方がいいかも。


『眠れぬ夜を抱いて』 第9回:愛のために夫と闘う

演出:北川学
脚本:野沢尚

1回休みのあとのせいか
それほど大きな展開がなかった今回。
ただ、悠子(財前直見)が
欧太(仲村トオル)が管理する
データベースのパスワードを入手して
全容をほぼ理解した内容だった。

頻繁に変えているというそのパスワードが
たまたま「prisoners(囚人、捕虜)」だったりして。
意味深だなあ。

悠子だけでなく、
君枝(秋本奈緒美)や萌(渡辺由紀)ら、
女性陣の気持ちも描いていたけど、
美琳(りょう)もまた
愛する男を持つひとりの女性として
彼女たちの気持ちを理解しているところが
面白かった。

ひとつ気になったのは
葛井(古田新太)と君枝の過去。
大きな出来事はなかったと思うけど、
もしかしたら葛井の苦しみを理解している
唯一の女性なのかもしれない。

彼女の存在が葛井の行動に変化をもたらすのか。
そこにも注目してみたい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『しあわせのシッポ』 第10話

演出:大久保智己
脚本:水橋文美江

美桜(水野美紀)の花嫁姿を
見るのが夢だった八朗(長塚京三)に
ウソの結婚話を進めてまで
手術を決意させようとする美桜。

でも八朗は、
美桜の花嫁姿を見たいんじゃなくて
美桜が幸せになるのを見届けたいんだよなあ。

結局、家を出ていく八朗。
そしてまた“しあわせのシッポ”を
つかみ損ねてしまう美桜。

今回は陸(坂口憲二)や笙子(原沙知絵)の
心の動きも多少混ぜながら、
八朗と美桜のすれ違いを描いた
かなり重要な回だった。

ただ、成功する確率が低い手術を
受けるか、受けないかという考え方の違いは
本当の親子かどうかは関係ないような気がする。

だから美桜が言った
“どうして分かり合えないのかな、私たち。
 やっぱり本当の親子にはなれないのかな”
という肝心なセリフに説得力がなかった。

盛り上がっているシーンだっただけに
ちょっと残念だったかな。

あと、この一連のやり取りの中に出てきた
八朗が美桜をたたくシーンは、
明らかにNGだと思う。

真横からのアングルだったので、
長塚京三の手が水野美紀の顔にも届いてないのが
まる分かりだった。

惜しいなあ、細かい部分がいろいろと。

             採点  6.5(10点満点平均6)


『ビッグマネー!
 〜浮き世の沙汰は株しだい〜』 STOCK10

演出:西浦正記
脚本:林宏司

「天国への階段」の児玉(加藤雅也)と並んで
今期の脇役陣では抜群の存在感を示していた
マッキー(松重豊)が刺された。

いつもは持っているナイフを、
充ちる(岡本綾)が誕生日のケーキを切るために
使っていたというのもせつないし、
充ちるの気持ちを考え、
自分が白戸(長瀬智也)だと名乗ったのも
せつなかった。
マッキー! 死なないで!(笑)

それにしても、
白戸、充ちる、マッキー、保坂(長谷川京子)の関係が
ここまで入り組んで描かれるとは…。

ラストへ向けての盛り上がり方は
このドラマがいちばん面白いかもしれない。

もう白戸の、
小塚(植木等)の、
辰美(小日向文世)の、
そして視聴者の怒りは抑えられない。

まつば銀行をつぶせ!
山崎(原田泰造)を葬り去れ!

最高のカタルシスに向かって
もう何も問題なく進んでいる。

             採点  8.0(10点満点平均6)


『夢のカリフォルニア』 9

演出:三城真一
脚本:岡田惠和

苦しみや辛さ、
自分の弱さから逃げるためだけの理想郷には
やっぱり永遠に辿り着けない。
そのことを思い知る3人。

でも、一度逃げてみたことで
そのことを知る意味はあると思う。

そして、夢のカリフォルニアがどこかにあることも確か。
そこを目指すアプローチが間違っていただけで。

再び迷い始めた恵子(国仲涼子)と琴美(柴咲コウ)を
終(堂本剛)はどう導いていくのか?

…ただ、終には感情移入しにくいよなあ。
いや、終みたいになりたい、という人もいるのかな。

この3人の逃避行自体のエピソードは悪くないけど、
中林(田辺誠一)や宗石(野村宏伸)との絡みが
無くなってしまったのはちょっと残念。

あと2回しか残されてないとすると
そのあたりまで詳しく描くのは無理だと思うし。

うーん、最後まで見てみないと分からないけど、
全体の構成はもう少し別のやり方があったかもしれない。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『九龍で会いましょう』 tenth love

演出:本橋圭太
脚本:野依美幸

ジャスミン(長谷川京子)、
今回はいいこと言った!

それにしても大江戸トラベルは
社員も社員なら会社も会社だなあ。

そして上三条(河村隆一)が
赤沢(井原剛志)に、こう一言。

“課長、もっと大人の男だと思ってました”

…思ってたのかよ!

             採点  4.0(10点満点平均6)





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