タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中
放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。
「“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)
>>バックナンバー >>ドラマ別レビュー
第70話「7〜9月期のラインナップ」
7月からの連ドラは
探偵モノが2本、
グルメモノが2本、
人の心読み系が2本、
続編モノが2本。ダブルブッキングの役者は
ざっと数えただけでも7人以上。ドラマ制作者は
相変わらず間が悪いな(笑)
『私立探偵、濱マイク』 7/1〜
日テレ系 月曜10時 期待度 ★★★★★永瀬正敏が主演する人気映画シリーズのドラマ化。
心配なのはここのところ惨敗続きの
日テレ系月曜10時という放送枠だけで、
中身は一番期待できそう。永瀬正敏は10年ぶりの連ドラ出演。
すべてフィルムを使って撮影され、
1話完結形式で12人の監督が撮る。今のところ発表されている監督は
・青山真治(映画「EUREKA」他)
・石井聰互(映画「逆噴射家族」「五条霊戦記」他)
・岩松了(映画「東京日和」他)
・緒方明(映画「独立少年合唱団」他)
・須永秀明(Dragon Ash、スガシカオなどのビデオクリップ監督)
・竹内スグル(L'Arc〜en〜Cielなどのビデオクリップや、ユニクロ等のCM演出)
・萩生田宏治(映画「楽園」他)
・前田良輔(サントリーBOSSシリーズのCM、他)
・行定勲(映画「GO」他)出演は他に、
中島美嘉、市川実和子、松岡俊介、村上淳、
酒井若菜、川村亜紀、阿部サダヲ、井川遥、
松田美由紀、小泉今日子など。永瀬正敏の交友関係を通じて
UAや窪塚洋介などもちょい役で出るらしい。ちらっと映る大物を探すのも面白いかも。
『太陽の季節』 7/7〜
TBS系 日曜9時 期待度 ★★★★☆石原慎太郎の芥川賞受賞作を
日曜劇場でドラマ化。
主演は滝沢秀明と池脇千鶴。1956年に石原裕次郎、長門裕之、南田洋子で映画化された時は
過激な性描写で一大センセーションを巻き起こした。
今回の担当プロデューサーも
「日曜劇場ギリギリのセクシーな滝沢をみせる」と言っている。果たしてどう現代版にアレンジしてくるのか。
かなり楽しみだ。出演は他に、
岡田義徳、松本莉緒、松坂慶子など。
『恋愛偏差値』 7/4〜
フジ系 木曜10時 期待度 ★★★★☆唯川恵の3本の小説を
4話ごとに主人公が変わる形式で描く。主演は
第1章が中谷美紀、
第2章が常盤貴子、
第3章が財前直見と柴咲コウ。3つ別々の話なので3組の実質的な共演はないけど、
かなり豪華なドラマになりそう。最近、もっと完結に
4〜5話で描いた方がいいのに…、
と思うドラマが多い中、
この試みは面白い。加えて、
1クールで3回クライマックスが訪れるというのは
数字的にも期待できるかもしれない。ただ、プロデューサが栗原美和子なので
内容まで斬新にはならないかも。
コテコテの恋愛モノか。第1章の共演は
岡田准一、篠原涼子、関口知宏、菊川令、
木村多恵、中島知子、つんく、他
『天体観測』 7/2〜
フジ系 火曜10時 期待度 ★★★★☆3年ぶりに再会した大学の同級生男女7人の
恋と友情を描く青春ドラマ。同級生というシチュエーションといい、
男女7人という人数といい、
もう王道中の王道。ただ、この7人のメンバーが、
伊藤英明、小雪、坂口憲二、田畑智子、
小西真奈美、オダギリジョー、長谷川京子、
というのがミソ。こうしてみると
ドラマ界の勢力図も
徐々に新陳代謝が行われているのだなあ、
と感慨深いものがある。とりあえずチェックは必要かと。
『愛なんていらねえよ、夏』 7/12〜
TBS系 金曜10時 期待度 ★★★★☆「ケイゾク」「ハンドク!!!」を作った
植田博樹P、堤幸彦監督による新作。愛を知らない元ホストと
盲目の女性の恋を描く。
主演は渡部篤郎と広末涼子。脚本は「星の金貨」「ピュア」などの
龍居由佳里が担当する。やはり渡部篤郎と広末涼子の共演は見もの。
ハードボイルドなラブストーリーということなので
堤幸彦が2人をどう撮るか、楽しみだ。ちなみに堤作品というと
どうしてもサブキャラに期待をしてしまうけど、
共演者には
藤原竜也、鈴木一真、西山繭子、森本レオ、
松尾玲央、ゴルゴ松本、坂口良子、半海一晃、
などの名前が挙がっている。森本レオとゴルゴ松本があやしい(笑)
『ショムニ ファイナル』 7/3〜
フジ系 水曜9時 期待度 ★★★☆☆人気シリーズの続編。
ファイナルと銘打っている以上、
やはり最終作となる模様。もう安定した魅力があるので
中身は安心して楽しめると思う。ポイントは伊藤俊人の穴をどう埋めるか。
代役は置かないことになったので、
別のキャラクターが出てくるかもしれない。
『ナースのお仕事4』 7/2〜
フジ系 火曜9時 期待度 ★★★☆☆これも人気シリーズの続編。
個人的にはどんどんつまらなくなってると思うけど、
今回は新人ナースに安達祐実が登場。
そして神田うのは出ない(と思う)この演技力の差は大きいので
少し期待できるかもしれない。ただ心配なのは
現段階で長塚京三の名前が挙がってないこと。
松下由樹との夫婦のシーンがなくなるとかなり痛い。
『サトラレ』 7/4〜
テレ朝系 木曜9時 期待度 ★★☆☆☆昨年、鈴木京香と安藤政信で映画化された
あの「サトラレ」がドラマで。主演は鶴田真由とオダギリジョー。
共演は、
杉本哲太、風吹ジュン、畑野浩子、神田うの、
小池栄子、佐々木蔵之介、光石研、他オダギリジョーは「天体観測」とかけもち。
そして神田うのは「ナース〜」ではなくこちらへ。うーん、まあ、それなりの仕上がりでしょう(笑)
『ぼくが地球を救う』 7/4〜
TBS系 木曜10時 期待度 ★★☆☆☆「サトラレ」とは逆(?)で、
人の心を読めてしまう男が主人公の
ファンタジックコメディー。人の心が読めるというシチュエーションは
ある意味、反則だと思うので
あまり期待はしていないんだけど、
スタッフの名前を見ると…プロデューサーが
「木更津キャッアイ」の磯山晶、
脚本が
「やまとなでしこ」「スタアの恋」の中園ミホ、
メイン演出が
「恋がしたい×3」などの片山修。主演は内村光良。
共演は、真中瞳、古田新太、哀川翔、袴田吉彦、
奥菜恵、江守徹、堀内健、など。もしかしたら
これが今期の大穴かも。
『ランチの女王』 7/1〜
フジ系 月曜9時 期待度 ★★☆☆☆美男子ばかりの兄弟が切り盛りする洋食店に
ひとりの美女が現れ…、みたいな話。美女というのは、竹内結子。
美男子兄弟というのは、
堤真一、江口洋介、妻夫木聡、山下智久。これに山下の親友役で山田孝之、
店に出入りする八百屋の娘役で伊東美咲が登場する。当初、脚本は
「きらきらひかる」「タブロイド」などの
井上由美子が担当するはずだったが、
ここへ来てすべての場所から名前が消えてしまった。
おそらく、何かの理由で降板した模様。役者は豪華だけどかなり心配だ。
『マイリトルシェフ』 7/10〜
TBS系 水曜10時 期待度 ★★☆☆☆2、3の質問をするだけで
その人の心に響く料理が作れるという
天才シェフの活躍を描く。苦節8年(笑)、
矢田亜希子がついに連ドラ初出演を果たす。矢田亜希子の妹役で上戸彩が出演。
共演は他に
阿部寛、風間杜夫、梶原善、
高橋恵子、市毛良枝、など。矢田亜希子は脇役でこそ活きる、
と思ってはいるんだけど、
今回の役は感受性が強く、内向的な性格、
という役らしい。
これなら大丈夫かも。傑作でなくてもいいから
外さないでくれ、と祈るばかり。
『探偵家族』 7/13〜
日テレ系 土曜9時 期待度 ★☆☆☆☆突然、探偵業をすることになった
大家族の悲喜こもごもを描く、
コメディータッチの人情ドラマ。正義感が強い稲森いずみ、
トラブルメーカーの陣内孝則、
格闘技が好きな国仲涼子、
変装が好きで弁護士の資格も持つ室井滋、
警視庁に勤務する宮迫博之、
名探偵コナンが好きで天才的な推理力がある神木隆之介、
パソコンが得意な深水元喜、など、
個性的なキャラクターを持った人物が登場する。出演者はかなり豪華。
でも残念ながら安い作りになりそう。
『東京庭付き一戸建て』 7/10〜
日テレ系 水曜10時 期待度 ★☆☆☆☆父親が突然、家を買って家族で住む、
と言い出したことがキッカケで始まる
家族の絆を描いたコメディー。出演は
松本明子、原田芳雄、菊川令、森下愛子、
山川恵里佳、パパイヤ鈴木、他基本的には期待してないけど、
演出と脚本が「平成夫婦茶碗」の三枝・森下コンビなので
もしかしたら化けるかも。
『ツーハンマン』 7/5〜
テレ朝系 金曜11時15分 期待度 ★☆☆☆☆大手通販会社の苦情処理係に勤める地味な男が、
ひょんなことから謎の覆面男、
ツーハンマンに変身して、
人気者になってしまう…、
というオフィスラブコメディー。出演は
中村俊介、川原亜矢子、草刈正雄、
小橋健児、真矢みき、ベッキー、他川原亜矢子が出るコメディーだから
要するにそういうことだと思うけど(笑)、
実はスタッフは悪くない。とりあえず見てみる価値はありそう。
上記以外のものでは、
以前「こちら第三社会部」をやっていた
TBS系月曜8時枠で7/8から始まるのが
『こちら本池上署』。週刊モーニング連載中の「警察署長」のドラマ化で
前回と同じようにモー娘。のメンバーもちょっと出る。フジテレビの火曜8時、
スーパー時代劇と銘打って7/2から始まるのが
『陰陽師☆安倍晴明〜王都妖奇譚〜』。三上博史、陣内孝則、保坂尚輝、羽田美智子、山田孝之、
段田安則、野波麻帆、筒井康隆、加藤貴子、など、
かなり豪華な陣容で岩崎陽子のコミックをドラマ化する。NHK、23時の帯ドラマは
岡田惠和脚本の『恋セヨ乙女』。真中瞳が主役ということで
どっと期待は弱まったが、
アニ(塚本高史)とモー子(酒井若菜)、
おばあ(平良とみ)まで出るらしいので
見ておいた方がいいかも。ちなみに「利家とまつ」「さくら」は続行中。
ふ〜、いくら何でも多すぎるよ!!
[ロビー田中の自己紹介]
[トップへ]