タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中
放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。
「“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)
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第72話「新ドラマスタート」
火曜日の「陰陽師☆安倍晴明」は
まるっきりコミックだった。
いや、コミックが原作だからいいんだけど。山田孝之は月・火、連投で
どちらも眉毛が太い!
『ランチの女王』 第1話
プロデュース:山口雅俊、現王園佳正
演出:水田成英
脚本:二木結希
脚本協力:大森美香、橋口俊貴
主題歌:「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」スリー・ドッグ・ナイト
劇中歌:「森花処女林」井上陽水
制作:フジテレビ
出演:竹内結子、江口洋介、堤真一、妻夫木聡、山下智久、山田孝之、
伊東美咲、若林豪、田窪一世、EITA、森田敦子、鈴木えみ、
鷹城佳世、高木麻依子、大杉漣、他脚本家が代わって心配したけど、
思ったよりは面白かった。
ただ、時間延長はせずに
もっとシャープにまとめた方がよかった感じ。個人的にグルメものには興味ないんだけど、
それでもランチの映像はかなり美味しそうに見えた。
ディナーじゃなくてランチってところがいい。
とくに洋食ってところが。ポイントはやっぱり竹内結子だろうな。
月9の主役としては地味だと思うけど、
この第1話は何とか魅力的に見えた。もちろん、ストーリー上、謎の部分は多いので
なつみ(竹内結子)の行動そのものは
突拍子もないんだけど。妻夫木聡は初期の頃によくやっていた
ちょっと気の弱い感じの役で好印象。
なつみをめぐる兄弟の恋愛バトルが軸になりそうだけど、
純三郎(妻夫木聡)は最終的に
トマト(伊東美咲)とくっつきそうだな。プロデューサーの山口雅俊は
「ロング・ラブレター」も作った人なので、
キャスト的にはこの妻夫木聡と
山下智久、山田孝之が連投になる。
ちなみにこのあと、
我猛さん(鈴木えみ)も登場予定だ。健一郎(堤真一)がなつみの名前を勝手につけるシーンでは
“トメ子? ハツ子?”
と明らかに「ロング・ラブレター」を小ネタにしていたりして。大杉漣のちょい役は
「カバチタレ!」(これも山口Pの作品)の時みたいに
たびたび出てくるのだろうし、
小ネタ探しも忙しくなりそうだ。それぞれの登場人物の背景が
うまく描かれていくようなら
意外と面白く見られるかも。採点 7.0(10点満点平均6)
『私立探偵、濱マイク』 1話 31→1の寓話
製作:藤門浩之、益田康久、畠中基博(PUG POINT)
エグゼクティブプロデュース:堀口良則
プロデュース:仙頭武則(サンダーボルト)、古賀俊輔(S1-T3)
岡野彰(Rocket Punch)、追分史郎
監督:緒方明
原作:林海象
脚本:青木研次
音楽:めいなCo.
主題歌:「くちばしにチェリー」EGO WRAPPIN
制作:よみうりテレビ、PUG POINT・JAPAN
制作協力:サンダーボルト、パラダイス・カフェ
出演:永瀬正敏、中島美嘉、市川実和子、松岡俊介、村上淳、
阿部サダヲ、井川遥、酒井若菜、川村亜紀、松田美由紀、
小泉今日子、山本政志、中村達也、他
ゲスト:菅野美穂、香川照之、泉谷しげる、富田靖子、樋口可南子、他やっぱり期待通りの出来だった。
文句なく面白い。
ただ、TVドラマというカテゴリーを考えると
「反則」という気がしないでもない(笑)注目の視聴率は13.5%(関東)。
ずっとひと桁が続いていた枠なので
大健闘じゃないだろうか。かなり視聴者を選ぶ作品でもあるので、
今後、数字が急上昇することはないと思う。
それでもやる意味はあるだろうな。こういう作品を若手のテレビマンが見て、
ドラマだってこういうことやっていいんだ、
と思ってくれればそれでいい。オレ、ジイさんみたいなこと言ってる?(笑)
いやいや、
オレたちが「傷だらけの天使」を見て
ワクワクしたような感覚を、
今の若い人も持ってくれたらいいな、と思って。この1話に関して言うと、
全体的な雰囲気だけじゃなくて
内容的、ストーリー的にも楽しめたのでかなり満足。監督が毎回代わるので、
(しかもかなり個性的な人たち)
いくらプロデューサーがいても
かなりニュアンスは代わると思う。
今後はむしろ、その違いを味わいたい。キャストに関してはみんな良かった。
小泉今日子の使い方も、
あれくらいがオシャレだと思うし。
(パチンコ景品所の情報屋として手と口までが映った)えーと、それから
この初回の放送日の昼間に、
テレビ東京で「探偵マイク・ハマー」を放送していたのが
個人的には一番のツボだった(笑)採点 8.0(10点満点平均6)
『ナースのお仕事4』 第1話
プロデュース:大賀文子、両沢和幸、多治見薫
音楽:鴨宮涼
主題歌:「Love Potion」観月ありさ
演出:平井秀樹
脚本:橋部敦子
制作:フジテレビ
出演:観月ありさ、松下由樹、藤木直人、安達祐実、伊藤かずえ、秋川リサ、
石原良純、益岡徹、吉行和子、ふせえり、宮田早苗、須之内美帆子、他相変わらずだなあ。
いいシーンは3分くらいで
あとはとてもセンスがいいとは言えない
笑いを取りにいくというパターンで。いくら朝倉(観月ありさ)と高杉(藤木直人)が
結婚したからって、
嫁姑問題を最初に絡めるっていうのはどうなんだろう。
しかも当分続くみたいだし。あと、期待していた安達祐実も
キャラに工夫がなくて面白くない。
沢田先生(長塚京三)の話は一言も出ないまま。
エンディングムービーは最悪(笑)しかも、婦長会議で総婦長(吉行和子)が出てきたシーンは
なんか別撮りみたいだったぞ。
大丈夫か?ま、今やそれが「ナースのお仕事」ってことで。
採点 5.5(10点満点平均6)
『天体観測』 第1話
プロデュース:笠置高広、森谷雄、渡辺真沙子
主題歌:「WILL」中島美嘉
演出:西谷弘
脚本;秦建日子
脚本協力:渡辺千穂
制作:関西テレビ、共同テレビ
出演:伊藤英明、坂口憲二、小雪、小西真奈美、オダギリジョー、田畑智子、
山崎樹範、長谷川京子、大谷直子、松重豊、上原美佐、安居剣一郎、
奥村公延、浅野和之、山田明郷、田中哲司、岡田めぐみ、青木和代、
星野晶子、加藤明日美、浅見れいな、小池徹平、神保悟志、
金子久美、福山亜弥、他いくら王道って言っても、
ここまで「愛という名のもとに」と
設定が同じだとツライなあ。長谷川京子は7人の中には入ってなくて
山崎樹範が同級生メンバーだった。
(八嶋智人がいる劇団カムカムミニキーナの人)
まあ、この山崎樹範がチョロ(中野英雄)なんだろうな。伊藤英明はグループのリーダー的存在で出世頭。
当然、健吾(唐沢寿明)役だ。定職についてなくて、
卒業から3年後に外国から帰ってきたという、
時男(江口洋介)とまったく同じ設定なのが坂口憲二。この2人が大学時代、賭けをして奪い合ったマドンナで
教師(今回は採用試験浪人で予備校教師)という
仕事まで貴子(鈴木保奈美)と同じなのが小雪だ。小西真奈美は尚美(中島宏海)役かな。
有里(小西真奈美)は会社の上司と不倫してるようだったけど、
尚美も森本レオと不倫していたし。1話で結婚した田畑智子は則子(洞口依子)か。
地味で家庭的な雰囲気があるところは似てる。
ただ、聡美(田畑智子)は義母が寝たきりみたいで
かなり複雑な状況みたい。あ、そういえば「愛と〜」では
則子と純(石橋保)が結婚したんだけど、
純は最後に福祉ボランティアに目覚めるんだよね。
それでこっちの聡美が介護士の役なのか。ということは、オダギリジョーが純の役。
でもタケシ(オダギリジョー)と純は
今のところあんまり接点がない感じ。タケシは出会い系サイトを運営してたけど、
「愛と〜」では時男がダイヤルQ2を
立ち上げて稼いでたんだよね。ちなみにそのダイヤルQ2で
バイトしてたのが深津絵里。
当時19歳だった。あとみんなが集まるお店ね。
入口の雰囲気なんかもほとんど同じだった。
今度はボート部じゃなくて天体観測サークルだったので
店名は「ジュピター」になってたけど。まあ、そんなこんなで
かなり確信犯的な焼き直しをしてるので
ストーリーに引き込まれるってことはなかった。とりあえず来週以降は
長谷川京子がルビー・モレノになっていく様子を楽しもう。
みたいな感じで。採点 6.0(10点満点平均6)
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