タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第79話「うん、その方が素敵」

今日(土曜日)、3時半から
「北の国から'84夏」を再放送する。

過去の作品を見返しながら
来る9月6日・7日の
「北の国から 2002遺言」を待つ、
というのもいいかも。

うん、その方が素敵(笑)


『ナースのお仕事4』 第3話

演出:両沢和幸
脚本:橋部敦子、両沢和彦

翔子(松下由樹)は離婚してたのかよ。
だったら第1話で言っとけばよかったのに。

ま、それは何か複雑な裏事情があったかもしれないから
とやかく言うつもりはないけど、
離婚の理由が雑だな。
今までの澤田先生(長塚京三)の性格なんか一切無視(笑)
何のためのシリーズモノやねん。

あと、またまたビシソワーズが登場。
ブレーンが同じなのかな。
こういろんなドラマに出てくるところをみると。

で、お約束のビル火災(笑)
もう必ず起きるからね。
そして大量の患者が運び込まれる、と。

今回はまだこれが原因で
ひとみ(安達祐実)が立ち直る
という展開じゃなくてよかったけど、
やってたら制作者の神経を疑うところだった。

それでもまあ、
看護婦という仕事についてのセリフは
まともな方だったかな。
新鮮味はまったくないけど。

             採点  5.0(10点満点平均6)


『天体観測』 第3話

演出:都築淳一
脚本;秦建日子
脚本協力:渡辺千穂

もったいつけずに
どんどん先へ行く展開はいい。
ただ、すべてにおいて既視感がある、
というのがツライんだな、このドラマは。

でも今回は
5人が友也(坂口憲二)の引越祝いに
集まったあたりから最後にかけてのセリフは良かった。

“前に進んでいるのか
 後ろに下がっているのか
 私たちはすぐに分からなくなる。

 何が正しくて
 何が間違っているのか
 私たちはすぐに忘れてしまう。

 それでも私たちは今日もオールを握りしめる。
 遠い遠い明日にではなく、
 今日、どこかへたどり着くために。

 虚ろな未来のユートピアではなく、
 確かな今をつかむために”

…という最後のナレーションも。

遠い夢に向かってとにかく走れ、
みたいな発想は現実的じゃないからな、今の時代。

全体の流れとしては
恭一(伊藤英明)と
七重(長谷川京子)の関係がポイントか。

そのまま七重が恭一に走るとか。
で、健太(山崎樹範)が傷心するとか。
で、健太はひとり、みんなで天体観測したあの小屋へ行くとか。

とにかく誰か死ななくちゃ、
みたいな見方はよくないな(笑)

             採点  6.5(10点満点平均6)


『ショムニ FINAL』 第3話

演出:村上正典
脚本:十川誠志

徳永(戸田恵子)が、お水の世界に詳しいの、
と言ったところのアップには
目に星を入れて欲しかった(笑)

まあ、そんな細かいところはどうでもいいんだけど、
今回はせっかく森口瑤子をゲストに迎えたのに
脚本があんまり良くなかった。

人事部が目立ちすぎたし、
最後のオチもキレがない。

神谷(沢村一樹)と杉田(戸田菜穂)で
かろうじてショムニのテイストを守ってた感じだな。

やっぱりショムニの脚本は
橋本裕志が書いた時が一番面白い。

今週の千夏(江角マキコ)の名言。
“人からどう思われてるか
 気にしてるような
 ちっぽけなプライドは
 捨てた方がいいね”

             採点  6.5(10点満点平均6)


『マイ リトル シェフ』 第2話

演出・脚本:源孝志

前半の展開はありきたりで
かったるかった。
乗り越えなければいけない
エピソードだったとは思うけど、
もう少し別の描き方もあったんじゃないかな。

でもこれで『プティ・エトワール』のやり方は
固定されるはずだから見やすくなると思う。
そのかわり、今後は一話完結っぽい作りになるので、
毎回、話に個性がないと飽きられてしまうかもしれないけど。

レギュラー陣は上質なので
これからはゲストと脚本が勝負だ。

瀬理(矢田亜希子)の
“うん、その方が素敵”
は決めゼリフっぽかったな。

真似したくなりそう(笑)

             採点  6.5(10点満点平均6)


『東京庭付き一戸建て』 第2回

演出:三枝孝臣
脚本:森下佳子

うーん、第1回よりはマシだったけど
それでも前半はかなりツライな。

別々に暮らしていた家族が
急に一緒に住むことになったので
同じ電化製品がいっぱいあるところは面白かったけど。

今回も最後はちゃんとまとめてくれた。
ただ、初回の柿の木ほどの感動はなかったんだよな。
コテコテって本当に作り方が難しい。

ところで加賀美早紀はやっぱり光ってる。
もっといろんな役で見てみたいぞ。

             採点  6.0(10点満点平均6)


『サトラレ』 第3話

演出:塚本連平
脚本:尾崎将也

ハムスターを受け取りたくなくて
逃げ回る法子(鶴田真由)の行動を
“とっても不自然です”
と批判する千春(神田うの)。
お前のコスプレがいちばん不自然だっつーの(笑)

ただ、千春の心情が物語に食い込んできたことで
このTV版にさらに面白みが加わってきた。

一言も言葉を交わしたことがないけど、
彼女もまた健一(オダギリジョー)の
ピュアな部分に気づいている。

そしておそらく
愛し合えないことは十分に分かったうえで
健一を守れるのは自分しかいないと思っている。
その結果、法子に抱いてしまう嫉妬心。
この展開はかなり面白いと思う。

だから河原にペンダントを
探しに行くような手紙を書いた部分は、
てっきり健一を会議へ出さないために
したことだと思ったんだけどなあ。
興味本位な目から健一を守るために。

でも、まだそこまでの強い心情を
表面的に描くのは早いか。

いずれにしても、千春に存在意味が出てきたことで
ドラマとしてかなり興味深くなってきたことは事実だな。

ていうか、こうなったら千春って重要な役じゃん!
大丈夫か、神田うの…。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『恋愛偏差値』 第一章 燃えつきるまで  第三話

演出:久保田哲史
脚本:都築浩

リュージ(岡田准一)を
こういう扱いで描くとなると
ますます興味は半減だな、個人的には。

レストランでの
美穂(篠原涼子)のセリフは良かった。
今回はそこだけ。

こういうドラマを
面白いと感じる人の気持ちは理解できるから、
作品自体を否定しようとは思わない。

ただ個人的な許容範囲を著しく逸脱してるだけ。
それがどうしても評価点に反映されてしまうんだな。
ほら、どうしたって主観は入ってしまうもんだし。
許してちょ。

             採点  6.0(10点満点平均6)


『ぼくが地球を救う』 第3回

演出:吉田秋生
脚本:中園ミホ

本当に中園ミホがひとりで書いてるのかなあ。
脇役のキャラクターがバラバラだぞ。

三田(袴田一郎)にしても
今回、こういうストーリーにするなら
今までの三田の描き方はおかしかったんじゃないか?

最後、友作(内村光良)に「あげちん」という噂が広まって
丸の内物産の女性社員がキャーキャー言い出すところも、
前回の友作と女性社員の絡みをまったく無視してるし…。

今回だけでも
看護婦の小夜子(三浦理恵子)のキャラクターなんて
本当に適当だったしな。

いや、そういうドラマはいっぱいあるけどね。
ただこのスタッフなら
もう少し丁寧に作れるんじゃないかなあ。
たとえ狙いでやってるとしても。

あと、今回はとくに
心の声が聞こえなくても
解決できる話だったような気が…。

いろいろな部分で納得できないなあ。

             採点  5.0(10点満点平均6)





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