タイトル■童心カクテル
書き手 ■
中村孝太郎

現在放映中の特撮ヒーロー物やゲーム関係の話、
その他無駄話などを勝手気ままに書くコラム。
…になるはずだと思います。きっと、たぶん。


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3杯目反抗の美学・・?

先程、狼男様からメールが届きました。
「3連続更新な!」
・・・「サボっていた事へのあてつけ」としか思えない言葉ですね。

私は人から期待されると絶対裏切ってやろう、と考える性格ですから
意地でも「サボったろーかなぁ」とも思ったのですが
たかが白いモビルスーツ1機を倒す為に3機で襲いかかりながら
結局1機ずつ攻撃するといったヌルい事をしたが為に
踏み台にされて遊ばれた愉快な中年3人組の事を思い出しました。
・・・仕方ないので「ジェットストリーム・アタック」を決行しましょう。

さて、前回のお話の続き・・・と、思った方は残念でした。
今回の話は全く関連がありません。
普通、コントなどでは「つなぎ」や「オチ」があるのが常識ですね。
当然、連載する記事にも当てはまる事だと思いますが
私には通用しませんので、あしからず。
その様な一般常識を人格破綻者に求めてはいけません。

皆様に唐突ですがお尋ねします。
思春期とも呼ばれる青春時代に「反抗期」を迎えた事がありますよね?
親に、教師に、社会にと・・・
歳を取ってから考えると、結構つまらない事への反抗だった事が多いと
思うことが大半ですけどね・・・。
(あ、ちなみに私は年中反抗期を迎えています・・・ガキですね)

「反抗」が社会へと向けられると・・・「反体制」となりますね。
1960年代後半は世界的とも言ってもいい位に「反体制」の
時代だったと思います。ベトナム戦争の頃もこの頃です。
日本でも学生運動が盛んに行われていましたよね。
(現在は学生運動一つ起こりません・・・活気のない時代です)

さて、60年代末の1969年、NHKの深夜にて
イギリスのTVドラマが放送されました。
(余談ですが狼男様と私が生まれたのもこの年です)
イギリスのITC制作の「プリズナーNo.6」です。
※(ITCは日本でもお馴染みの「サンダーバード」を制作した会社です)

今年に入ってDVDが発売されましたので購入しました。
高校生の時にレンタルビデオで見た時以来ですから
懐かしさもひとしおです。
昔、LDボックスも発売されていましたが、全話揃えると
10万円以上したしね・・・(発売がバン〇イでしたからなぁ)

さて、この「プリズナーNo.6」ですが世界中のクリエイター達に
与えた影響はかなり大きかったらしいですね。
(余談が続きますが、映画「マトリックス」のクライマックスの
 TV画面の中に一瞬ですが映し出されます)
あの宮崎駿も「もののけ姫」を「プリズナーNo.6」の
登場人物に置き換えると・・・なんて話を何処かでしたらしい、と
聞いた事があります。(又聞きですので出所は不明ですが・・・)

日本でもカルト的な人気を誇る作品ですから知っている方も
いるのでは?とは思いますが、一応簡単な解説をしてみましょう。

「プリズナーNo.6」 1967年放送(イギリス) 全17話

ある日1人の「男」が外務省を訪れて、上司に辞表を
叩き付けて自宅に戻った。その後ろには尾行する車が・・・
尾行していた車から黒服の紳士らしき人物が降りて来て
「男」の自宅のドアから室内へ睡眠ガスを送り込んだ。
意識を失った「男」が目を覚ましたら見知らぬ「村」に
拉致されていた。

その地図にない「村」は、至る所に監視カメラが設置されていて
住人は洗脳、あるいは虚勢されて監視されながら従順に暮らしている。
「村」の外には人の住んでいる気配は無い。
万が一、「村」からの脱走を試みると跳ね回りながら襲ってくる
白くて巨大な球体(風船みたいな謎の物体)に窒息させられて
最悪、命を奪われてしまう・・・。
「村」に住む住民はすべて番号で呼ばれ、監視されている。
「村」の管理者は支配者の代理人の『No.2』

この「村」で「男」は『No.6』の番号を与えられて
外務省を辞職した理由を問い詰められる。
どうやら『No.6』は外務省直属のスパイであったらしく
彼の持つ情報はとても重要な物であるらしかった。
『No.2』は毎回、別人に変わっていくが目的は全て同じで
あらゆる方法を用いて『No.6』から情報を得ようと画策する。

選択肢は2つ、情報を話して自由を得るか、大人しく「村」で
一生、生活していくか・・・

どちらの選択をも『No.6』は否定して、知力と体力を武器に
「村」からの脱出を試みて行く・・・・

「番号なんかで呼ぶな!私は自由な人間だ!」
「『No.1』は誰だ?」

・・・なるべく簡単に書いたつもりだったのですが
結構な長さになってしまいましたネ・・・疲れた。
ちなみに上記したあらすじの大半は毎回のオープニングで
繰り返し流れています。

世間的な意見としては、とにかく難解な作品と言われています。
全話を通して見ても、1回見ただけは???だと思います。
・・・何回か見返してもやっぱり????かも・・・
実は私も完全に理解出来ているとは言えません。

でもね、この作品の本当の魅力はこんなモノではないでしょうから
別にシカトして構わないでしょう。

では、「プリズナーNo.6」の本当の魅力とは何でしょう??

答えは・・・自分で見て考えて下さい。
・・・いえ、手抜きをしている訳ではないのですよ、マジで。
とにかく個人で感じて貰うしか方法がないのですから仕方ないので。
近所のレンタル屋で探してでも見る価値のある作品だと思いますよ。
レンタル屋に置いてあるかは不明ですけど・・・

これだけではあまりにも手抜きに思われますので
私が感じた感想をキーワードにして書いておきましょう。
「管理社会への警鐘と批判」
「自由の本当の意味とは?」
「反抗すべき最大の相手は自分自身」
「見ている視聴者が・・・・実は・・・・・(意図的に規制)」

・・・何の意味でしょね?ま、こんな感じですか・・・(確信犯的な言動)
ついでに「プリズナーNo.6」の制作総指揮、監督、主演の
パトリック・マッグーハンの言葉より引用しましょう。
「すべての謎の答えは本編の中にあるのだから」

しかし、今から考えるとNHK(国営放送)でよく放送したなぁ、と思いますよ。
まぁ「サンダーバード」も初放送はNHKでしたから
多分、ITCが制作した作品だから契約上の関係でしょうね。
(この当時の国営放送が反体制な作品を放送するのは・・・)

最後に、なぜ今回「プリズナーNo.6」について
触れたのかと言いますと、昔から噂が囁かれていたのですが
どうやら「プリズナーNo.6」劇場版制作が本格的に
動き出したらしいのです。
まぁ、メジャーとなる要素が殆どありませんから
日本で上映されるかどーかはかなり怪しいですけど・・・

つまり私の中で勝手に盛り上がっているだけって
ネタとして使用した訳ですね・・・。
もし、「プリズナーNo.6」を知っている方が
いらっしゃいましたら掲示板の方にでも
書き込んで頂けると嬉しいですね。

・・・と、掲示板の宣伝をしておきましたので
狼男様、私を誉め称えてください。

さて、今回はコレでオシマイ。「オチ」がありませんね。

次回は・・・ネタがあるのでしょうか?
(連日原稿を書いている方々にはホントかないませんねぇ)





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