タイトル■童心カクテル
書き手 ■中村孝太郎
現在放映中の特撮ヒーロー物やゲーム関係の話、
その他無駄話などを勝手気ままに書くコラム。
…になるはずだと思います。きっと、たぶん。
■バックナンバー
5杯目■「ジョールの武勇伝」
アイスランド 1126年
「余 エリック・ジョールは・・・」
・・・おおっ?原稿が違う??
失礼致しました、混乱していた様です。
ついつい今日まで日の目を見ることの無かった13世紀の無名作家による
アイスランド史上に残る、悲惨な「ジョールの武勇伝」を書いていました。
「そんなに悲惨?」
ま・・・、悲劇って事ですね、フフフッ・・・
(ここで意識が幽体離脱・・・・)
・・・やっぱり「狼ガガ」の原稿はお笑いにつきますね。
「読者にコビを売ってやがる」って批判する奴もいるけど
実際、アクセス数抜きでウェブコンテンツは語れないし。
「クズ原稿の垂れ流し」・・・??
失礼な意見ですね、堅苦しい原稿で笑いが取れますか?
哲学的論文や社会批判なんて誰が読むんだ??
読者は楽しみたいんだ!!俺はもうウンザリだぁ〜!!!
(ここで袋叩きにされて追い出される)
・・・再び失礼致しました。
私が寝ぼけている間に、見えないお友達が悪さをしていました。
皆さんは気にしないで下さいね、よくある事ですから・・・
さて・・・散々お茶を濁した後ですので
本日のお題はサブタイトルとは全く関連の無い
「私の体験した謎の(怖い)体験談」と参りましょうか。
・・・ちなみに全て実話です。
人間として生まれて30余年の人生の間には色々あるものです。
まず、私は勝手に動物になつかれる体質らしいです。
・・・ちなみに私は動物愛護主義者ではありません。あれは高校生の時でした。
私は新聞の朝刊配達のアルバイトをしていました。
配達区域に市営住宅(だと思った)があったのですが
新聞を放り込んでいると、いつも妙な視線を感じるのです。
・・・何故か屋根の方向から・・・・
ふと屋根を見上げると、近所のネコが15匹ほど集会をしていました。
しかも、みーんな私を凝視しています・・・・
市営住宅に新聞を放り込んだ私は200メートルほど離れた
次の家に向かうべく、自転車に乗って移動をしました。
・・・・何故かネコ御一行は屋根から下りてついて来るのです。
・・・それも全力疾走で・・・
私は2年半、新聞配達をしていたのですが、ネコ御一行はメンツが
変わっても、いつも私を追い掛け回してくれました。
・・・別に鰹節なんか持ち歩いてませんよ、私は・・・
動物ネタでは他にも、アザラシに押し倒されたり
イルカ&シャチにお尻を突かれたり、イノシシが目をキラキラと
輝かせて上り坂を突進してくれた(ちなみに母方の実家のペットです)とか・・
・・・何故か私は動物に擦り寄られる事が多いのです・・・
さて、時は流れて・・・20歳頃のお話になります。
信州のように、交通の便が悪い田舎に住んでいると
自動車という物が必要不可欠になります。
都心ですと鉄道機関が細かく配置されているので
あまり必要では無いかもしれませんが・・・
(それ以上に家賃より高い駐車料金の方が問題か・・・)
しかし、都会でも免許を取得する人は当然いるものです。
私や狼男氏の中学時代の同級生S(仮名)も
めでたく免許を取得しました。
一応、中型自動二輪が目当てだったらしいですが、
ついでに普通車免許もゲットしたみたいですね。
(当時はまだオートマチック車専用免許なんて無かった・・・)
季節は夏、帰郷のシーズンでした。
Sは帰郷してからには、是非とも自動車を運転してみたいとの
野望を秘めていました。
Sはバイク(250cc)は所持していたのですが
流石に自動車は所持していませんでした。
免許があれば1回は運転したくなるのは人間心理として
当然とも言えますね。
Sは実家から自動車を持ち出しましたが、流石に1人での
ドライブはつまらないし、不安もあったのでしょう。
サポート役として私を呼び出し、ついでに中学時代の同級生D(実名・嘘)
も道連れに呼びつけました。
(ちなみに、狼男氏とSとDと私の4人は物凄くみみっちい
同人的交換日記をしていました。従って私達4人の事を
今後、「ボンクラーズ」と呼称します)
さて、ボンクラーズの3人はSの運転で白樺湖に向かうことに
したのでした。
(私達の住む塩尻から車で約1時間位で白樺湖に行くことが可能です)
・・・これがそもそもの間違いでした・・・・
Sの運転は芸術的だったのです。
スピードは時々速く、時々遅く。
一時停止の標識はシカトする。
たまーに信号もシカトをしてくれる。
あまつさえ、一方通行路を逆走、
進入禁止の標識なんて当然「アウト・オブ・眼中」
従って対向車(当然、こちらが違反車両)に特攻しかけるハメに・・・
備考までに・・・2人ほど歩行者を引きそうになった・・・
助手席の私は生きた心地がしませんでした・・・
これ以上、Sに運転させるのは人間として
許してはならない大罪だと判断したので
白樺湖に向かう途中で私が運転を変わるハメになりました。
いくらペーパードライバーだと言っても物事には
限界がありますから・・・
Sはこう言いました。
「バイクとは感覚が違うんだから仕方無いだろぅ?!」
・・・私も中型二輪の免許を取得していて400ccのバイクを
乗り回しているのだけど・・・・
この時、私はコイツに免許を与えた教官達の指導能力と
人間を見る洞察力に心底疑いを持ちました。
Sはこれ以降、自動車の運転はしていない様です。
社会の秩序は守られた訳ですが、この事件によって
私は心に傷を負うハメになりました。(トラウマですね)
今でも自動車の助手席に座ると、この時のトラウマが
蘇えって来て、とても・・・・。
今までの人生で最も恐ろしい体験となってしまいました。
さて私に生涯残る心の傷をプレゼントしてくれたSですが
奴にはこの他にも沢山の武勇伝が存在します。
全てを書いていったら今後の原稿のネタには当分困らない程なのですが
とりあえず、あと一つほど・・・
数年前の夏の出来事でした。
狼男氏とSが帰郷して来ている時の出来事です。
私の自動車には「ボンクラーズ」4人+市川先生の
実に暑苦しいメンツがひしめきあっていました。
Sが家族のプレゼントを買いたいから、と頼みましたので
我々も付き合う事になりました。
家族を大事にするナイスガイなSは
プレゼントするなら是非とも良い品を、と言うので
3件ほど店をハシゴするハメになりました。
結局、最初に覗いた店がいいとSが言いましたので
炎天下の中を再び、自動車で向かいました。
そして「5分位で済むと思うからちょいと待っててね」と
店内へ消えていきました。
さて、残されたボンクラーズ3人+市川先生は
車内で蒸し焼きになっていました、・・・20分程。
狼男氏はイラつき、Dはボーッとしてます(これはいつもの事)
市川先生はSを気遣って、最初は庇っていましたが
流石に限界が来たようでした。
そして、更に10分位が経過しました・・・
(Sが店内に消えてから30分位)
のこのことSが戻って来て開口一番、
「いや〜〜っ、狙っていた品が売れていて他の品を
物色してるけど、まだ決まらないから一緒に来てヨ」
・・・散々人を炎天下の中で待たせて置いた挙句に
詫びの一言も無しかい!!
思わずSをタコ殴りしてから不燃物としてゴミステーションに
叩き出してやろうか、と思った私達でしたが
「耐えろ、俺、大人だぞ、俺!!」と我慢しました。
・・・仕方が無いので私達はこの事をSに一生愚痴ってやろう!
と、大人の対応をする事にしました。
この事件以降、我々はSの言った時間は6倍にして解釈する事に
しています。
・・・人間、後先考えない行動をして他人に迷惑をかけると
末代まで文句を言われますので注意しましょう、
という尊い教えですね。
さて、最後の謎の話はやはり狼男氏のネタでシメましょう。
狼男氏が帰郷すると大概は我が家でドンチャン騒ぎの宴会を行います。
大体のメンツは「ボンクラーズ」+市川先生の5人です。
時間としては夜の9時位から朝5時位までですか。
この宴会での名物の一つとして「狼時間(仮名)」なるものが
あるのです。
「狼時間」とは?それは午前2時前後に起こる怪奇現象です。
この時間になると狼男氏が「トイレ行ってくる」と席を立ちます。
そして何故か5分以上経過しても帰ってこないのです。
・・・心配ですよね、トイレで寝てるか、あるいはゲ〇ッているかと。
しかし、こんな時は2階の私の部屋を覗いてみます。
すると・・・狼男氏はデカいイビキを立てて眠っているのです。
しかも、私のベットで堂々と。
短時間で爆眠出来る事(イビキ付き)も脅威なのですが
素直に「寝る」と言わないで勝手に眠りこける行動が
最大に疑問です。・・・しかも2階で。
しかし、安らかに眠る狼男氏の可愛らしい寝顔を見ていると
そんな疑問も吹き飛んで、濡らしたテイッシュを顔面に引いて
あげようとしてしまいます。
これも狼男氏の人徳でしょうね。
狼男氏いわく「本能には逆らえないんだよ!」
ま、私の悪事は棚に上げて言いますけど
私の周りの人間ってこんなのばっかり・・・・
何だか、訳の分からない内容になってしまいましたが
たまにはこう言うのもいいでしょう。
書き手のストレス発散とネタに困った時には・・・
では、また次回・・・・
[中村孝太郎の自己紹介]
[トップへ]