タイトル■童心カクテル
書き手 ■中村孝太郎
現在放映中の特撮ヒーロー物やゲーム関係の話、
その他無駄話などを勝手気ままに書くコラム。
…になるはずだと思います。きっと、たぶん。
■バックナンバー
6杯目■ 戦わなければ生き残れない!!
今回は序盤のボケを噛ましません。
(普段は趣味でやっているだけですが・・・)
なんせ、長くなりそうな原稿ですので・・・
さて今回のお題は「仮面ライダー龍騎」です。
現在16話まで放送されましたが序々に物語の核心に
近づいてきましたね。
今回は今までの復習の意味を兼ねつつ
現在までに登場したライダー達について私なりに
思っている事を上げていきましょう。
簡単ながらそれぞれのライダーの能力も上げていきますので
お茶請けにでもどうぞ。
まずは主役から参りましょう。
☆仮面ライダー龍騎 城戸 真司(23歳)職業 記者(見習い)
契約モンスター「ドラグレッダー」(龍)
召喚機 「ドラグバイザー」(左腕ガントレット)
使用カード (ソードベント)ドラグセイバー(剣)
(ストライクベント)ドラグクロー(龍の顔型のナックル)
(ガードベント)ドラグシールド(盾・2枚)
必殺技 (ファイナルベント)ドラゴンライダーキック
何故かドラグレッダーになつかれて(獲物として狙われて)
偶然カードデッキを拾った事で、ミラーワールドと
「仮面ライダー」の存在を知ることになった。
一度はカードデッキを手放すが、何事にも突っ走る性格と
正義感からか、自らの意思で再びデッキを入手、
「人間をモンスターから守るためだけに」
ドラグレッダーと「契約」して仮面ライダー龍騎となる。
歴代のライダーの中で「最もらしくない」ライダー。
普段は原チャリに乗っているし、強くもない・・・
話を最後まで聞かないくせに、思い込みが激しいので
明後日の方向に爆走する単細胞。
良くも悪くも人を疑う能力が欠落している。
・・・こうやって書いているとホント、いいとこなしですね。
しかし、「嫌な奴」の蓮を本気で心配してやったり
北岡の策略に荷担して死んだフリをした吾郎が
実は生きていたと知ったら、北岡に怒りをぶつけるのを
忘れて純粋に吾郎の無事を泣いて喜んだりと
(後で北岡への怒りを思い出したが既に北岡は居なかった・・・)
「青臭くて憎めない奴」なのですね。
ある意味で最も相応しくない真司に何故カードデッキが
渡ったのだろうか?(只の偶然かも知れないけどね・・・)
現時点では、まだ漠然としたままで戦っている真司が
どう成長していくのか・・・
個人的にはあまり成長しないで「らしくない」ままで
行きそうな気がするのですがね。
それが「龍騎」という作品の一つのキーワードだと思いますから。
☆仮面ライダーナイト 秋山 蓮(24歳)職業 不明(プータローの可能性・大)
契約モンスター「ダークウイング」(コウモリ)
召喚機 「ダークバイザー」(剣)
使用カード (ソードベント)ウイングランサー(槍)
(ナスティベント)ソニックブレイカー(超音波)
(ガードベント)ウイングウォール(マント)
(トリックベント)シャドーイリュージョン(分身)
必殺技 (ファイナルベント)飛翔斬(急降下突進)
戦う目的や自分の過去を他人に話すことなく戦い続ける男。
カードデッキの製作者「神崎 士郎(25歳)」の妹「優衣(19歳)」と
行動を共にしているが、ライダーとして有利な情報を得られるからという
決して純粋ではない目的らしい。
最近になって蓮がここまで非情な行動を取る理由が、一部明らかにされた。
一年前に「神崎 士郎」が行った「実験」によって瀕死の重症を負い
昏睡状態になってしまった恋人の「恵里」。
どうやら蓮の目的は恵里を元気にしてやることらしいのだが・・・
経歴だけ見てみると最も「らしい」男ではある、が・・・
性格と口はかなり悪い。
どうやら素の性格からこんな感じらしい。
「友達を1人作る間に敵を100人作れる」というかんじですね。
しかも本人はあまり自覚症状を持たないらしいから始末が悪い。
・・・すいません、筆者もこんな感じです。
しかし、蓮の場合は完全に非情に徹する事が出来ないらしく
北岡には一笑されるわ、海之ちゃんには説教されるわ、と
最近は周りの人間から突かれまくられている。
現在のところでは、せいぜい真司とドツキ漫才をやっている
時だけが唯一、蓮が優位に立てるだけだし・・・
こんな蓮だけど、真司や他の人間と接することで徐々に
自分の中に抱える「矛盾」に葛藤するようになった事で
キャラクター的な魅力が増して来ていると思いますね。
果たして蓮の今後はいかに・・・・
個人的には「早死に」するよりもハゲる方が早いと
思ってしまいますが・・・
(蓮ファンの方々、私に白い粉末を送りつけるのはやめて下さい)
だーってね、こういう奴はおちょくり甲斐があるんだもん・・・
☆仮面ライダーゾルダ 北岡 秀一(30歳)職業 弁護士
契約モンスター「マグナギガ」(バッファロー)
召喚機 「マグナバイザー」(銃)
使用カード (シュートベント)ギガランチャー(手持ち型大砲・1門)
(シュートベント)ギガキャノン(両肩装着型大砲・2門)
(ガードベント)ギガアーマー(盾)
(ストライクベント)ギガホーン(ナックル)
必殺技 (ファイナルベント)エンド・オブ・ワールド(一斉射撃)
敏腕弁護士だが、金のためなら「黒を白に変える」ことも
平気で行うために、あらゆる意味で有名人でもある。
忠実な「世話係」でもある人徳者「由良 吾郎(26歳)」と2人で
優雅な私生活を送っている。
弁護士を志した目的も「社会的正義より人間の欲望に興味がある」から。
軽くてスカした性格であるが、知略に長けた策士でもあり
自らの欲しい物はあらゆる手段を用いても手に入れると
豪語して実行する行動力も持ち合わせる。
実は不治の病魔に蝕まれていて、「永遠の命」を手に入れるために
ゾルダとして戦う。
単純に戦闘力だけで考えれば、現時点で最も最強のライダー。
どのような経歴でライダーになったかは不明。
「自分のためだけに戦う奴が一番強い」と言い切る反面
生身で戦うのは苦手と、サラリといってしまう「大人」な人。
あらゆる意味で「自分至上主義」な性格だけど
病魔に苦しむ母親のためと行方不明の父親のために
何度も自分のところに訪れた少女のために、
母親の手術費用を匿名で寄付してあげたりもする「子供嫌い」。
ライダー同士と言う確執がなければ真司いわく
「俺、嫌いじゃないですよ、北岡さんのこと」
暴力とは縁がないような素顔とは対照的に変身後のゾルダは
怪力だし、武装過剰だし・・・
「ファイナルベント」エンド・オブ・ワールド(世界の終り)は
大型大砲3門+中型砲1門+ガドリング砲1門+
グレネード弾4発+マイクロミサイル64発の一斉射撃・・・・
(ヘタな鉄砲でもこれだけブッ放つと洒落にならない・・・)
あらゆる意味で「男の浪漫」を感じさせるキャラクターですね。
個人的に、このテのキャラクターは大好きなんですよ。
しかし、仮に「永遠の命」が手に入ったとして
北岡は本当に幸せなのだろうか?
おそらく北岡が望む最高のものなのだけど
高みの頂点を手にしてしまったら
後は落ちるだけしかないはず。
北岡ならそのくらい、きっと気が付いているのだろうに・・・。
★仮面ライダーシザース 須藤 雅史(24歳)職業 刑事(悪徳だが本物の刑事)
契約モンスター「ボルキャンサー」(蟹)
召喚機 「シザースバイザー」(左腕ナックルクロー)
使用カード (ストライクベント)シザースピンチ(右手大型ハサミ)
(ガードベント)シェルディフェンス(防御壁)
必殺技 (ファイナルベント)シザースアタック
[ボルキャンサーの肩車からジャンプして回転アタック]
アンティークショップ店主と共謀して密売で私服を肥やしていたが
仲間割れの後に店主を殺害、隠蔽する。
この時に「神崎 士郎」からカードデッキを渡されてライダーとなる。
他のライダーと違い、モンスターと戦う事はなく
ボルキャンサーを使って次々と人間を襲わせて
失踪事件を多発させて店主殺害の事実を隠そうとする。
何も知らない真司から、蓮や優衣の情報を聞き出して
優衣を拉致、蓮と真司を殺そうと画策するが失敗。
正体と事件が露見すると口封じを行うためにナイトと対決、
カードデッキを破壊される。
契約が切れたボルキャンサーに襲われて最後を迎える。
現在、既に故人。(多分)
いやはや、ライダーと契約モンスターとの関係を描くために
物語の人柱にされた可愛そうな人。
どうにかすれば、この人はニセ刑事だと思っている人も
いるらしいですし。(一応、本当の刑事ですよ)
野心も目的もなく、ただ状況に流されていただけの人だったので
アッサリと破れて当然でしたね。
設定を見てみると、戦闘力も全ライダー中で最弱。
まぁ、モンスターと戦うこともしないで
近所の人達を襲っていただけらしいので無理もないかな。
その場しのぎで問題をうやむやにしようとする姿勢は
庶民的な社会人としては真っ当な姿勢ではあるのだけど。
(シレッと問題発言)
せっかくの「力」も、それを使いこなせる能力と精神が
なければ宝の持ち腐れ、という尊い教えですね。
しかしこう言う人間ほど、権力を持ってしまうのが
世の常、日本の常です。
一番分かりやすいのが政〇家ですよね・・・
(かなり問題発言)
☆仮面ライダーライア 手塚 海之(24歳)職業 占い師
契約モンスター「エビルダイバー」(エイ)
召喚機 「エビルバイザー」(左腕ガントレット)
使用カード (スイングベント)エビルフィップ(鞭)
(コピーベント)相手の武器をコピーして使用可能
必殺技 (ファイナルベント)ハイドベノン
[エビルダイバーに乗って放電しながら体当たり]
ライダーになった経歴は不明。
占い師として、自分の占いに絶対の自信を見せるが
「運命とは自分の力で変える事が出来る」という信念を持つ。
「神崎 士郎」に仕組まれた運命を変えようと考えている。
運命に対抗するためにもライダー同士の戦いをやめさせようとしている。
現時点では真司と並んでモンスターと戦うためだけに
ライダーの力を使おうとする珍しい人物だが
海之がこういう考え方をするようになった動機は
真司のソレとは違うらしい・・・
自分の占いによって、自分の「死」を予感している節がある。
ちなみに海之と書いて「みゆき」と呼びます。
従って私の呼び方は「海之ちゃん」・・・・。
自分が戦いで死ぬかも知れないという運命を受け入れている節も
ありながら、一方では運命を変えようと行動する・・・
これは矛盾ですよね、ある意味。
蓮に対して蓮の心の矛盾を見透かしたのは、
同種の匂いを感じ取ったからなのだろうか?
ライダー同士の戦いを止めようとする姿勢はかなり強く
真司が持っている漠然とした思いとは違っている。
真司は自分と同じ事を言っている海之ちゃんから
何かを学ぶのだろうか・・・?
いずれにしても、これからの物語においての
重要なキーマンである事は間違いないでしょうね。
でも、このタイプのキャラクターが長生きした事は少ないからなぁ・・・
しかし海之ちゃんって、どーしてあんなに暗い雰囲気を
持っているんでしょうねぇ・・・・
まぁ、私好みなキャラクターなので私的にはOK!
・・・果たして何話まで生きていてくれるのやら・・・・
☆仮面ライダーガイ 芝浦 淳(21歳)職業 大学生
契約モンスター「メタルゲラス」(サイ)
召喚機 「メタルバイザー」(左肩ショルダーアーマー)
使用カード (ストライクベント)メタルホーン(ドリル付きナックル)
必殺技 (ファイナルベント)ヘビープレッシャー
[メタルゲラスに乗って突進]
普段はオドオドとした、気弱な無能な人間のフリをしているが
実際には頭脳明晰であり、演じている自分を馬鹿にする人間を
見下して楽しんでいる。
コンピュータープログラムの才能に長けていて
自分の開発した格闘ゲームで人間を洗脳して実際に戦わせようとする。
自分のプログラムで人間の心を支配しようと考えている。
優れた頭脳とは対照的に、性格的には幼児性が強くて
ライダーとして、モンスターや他のライダーとの戦いも
生き残りゲームとして楽しんでいる。
かなりヤバい要注意人物。
・・・・・・・・クソガキですね。
やる事なす事にムカッ腹が立ちますね、ホント。
でも、ライダーの中で一番
「ライダー同士の戦いの本質」を
理解しているのかも知れませんね。
そして、最近頻発する
「すぐに暴力に訴えて、手加減を知らない暴行傷害事件」等を
連想させるところは、はっきり言って笑い話ではありません。
私は悪口を言うのは大好きですが、説教は苦手ですので
ここで云々書くのは控えますが、簡単に一言。
「こういうものを見て不快に感じなくなったらヤバいよなぁ・・・」
・・・長々と真面目に原稿を書いていくのは疲れます。
さて、今回はここまでにしましょう。
「仮面ライダー龍騎」を見て行く上で、少しは役に立てて
頂けると嬉しいのですが・・・
さて、来月辺りにそろそろ出てくる頃でしょう・・・
7人目のヤバめのライダーが・・・。
では、また次回。
[中村孝太郎の自己紹介]
[トップへ]