タイトル■家計簿ポエム
書き手 ■主婦・夢羽眠(むうみん)

東京都東久留米市在住、ポエムと節約が趣味の
ポエマー主婦が、家庭のトップシークレット
「家計簿」をなぜか赤裸々に堂々公開!
さあ、ヒトんちの家計を覗いてみましょう!

・これまでのポエム


ポエム08・12月20日(木)
曇りのちいくら


<今日の支出>

0円

(ただし、
 忙しくて銀行に行く暇がないと言う
 夫・スージーに
 忘年会費10000円を貸す)

<今日の出来事>

今日は一日
年賀状の作成をして過ごした。
子供の写真入りで
印刷屋さんに出すような事はせず
手作りだ。
節約節約。
まあ、パソコンで作るので
写真は入れるけど。
買い物にも行かず
家にずっといた。

夜は、
夫・スージーは忘年会なので
ご飯はいらない。
昼は
昨日の残りの焼きそばだった。
夜は
同じく昨日の残りの味噌汁で
おじや。
息子・ガッツとふたりだと
本当に経済的だ。

でも
「今日はおじやにしたよ」
と言うと
ガッツは
「たしか、いくらが
 あったんじゃない?」
なんてほざく。
(彼は若干3歳にして、時々、
こういう大人びた発言をする)
ちくしょう。
覚えていたか…。

日曜に、北海道に行っていた
私の父から、
カニが送られてきた時に
いくらのしょう油漬けも
一緒に入っていたのだ。
我が家は3人とも
いくらが大好物。
でも、
そうそう買える品じゃない。
だから、1日スプーン一杯ずつ
大切に食べてきた。
いくら1粒で
白飯3口くらいのわりで
細々と食べてきた。

なのにガッツは、
せっかくおじやを作ったにもかかわらず
ちょっと目を離した隙に
白飯にいくらを
たっぷりとのせている!!
それも、カレー用の
大きなスプーンで!
私は、大人気なく怒鳴ったね。

「なにしてんの!
 もったいないでしょ!
 お父ちゃん(スージー)いないのに
 勝手にいくら食べるような子には
 サンタさん来ないよ!」
と…。

そして、泣きわめくガッツを無視して
お椀に入れたいくらを
パックに戻したわさ。

いつもの事だけど
子供を感情的に叱ってしまうと
あとで落ち込む。

今日も
「いくらごときの事で
 (本当はごときじゃないけど)
 あんなに怒っちゃって
 かわいそうな事したな」
と反省して
ガッツに
「さっきは怒ってごめんね」
とあやまり
「いいよ」
と言ってもらえて
仲直りした。

さらに
「おとうちゃんもおかあちゃんも
 いくら大好きだけど、がまんしてるんだよ。
 ガッツくんがひとりで食べちゃったら
 おとうちゃんもおかあちゃんも
 かなしいんだよ。
 3人一緒のときに
 みんなで食べようね」
と怒った理由も説明した。

すると
「3人で食べると
おいしいもんね」
と理解してくれたようだ。
めでたしめでたし。

しかし、
我ながら、せこい人間だ。
親なら、自分は食べるのガマンしても
子供にあげるものなのだろうな。
でも、いくらはやらん!

<今日のポエム>

いくら
紅く輝く
いくら
妖しく光る
いくら
眩しくささやく
魅惑の宝珠 いくら様
雨や雪のかわりに
空からいくらが降ってきたなら…
そんな事は
叶わぬ夢
私の心は
曇りのちいくら



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ポエム09・12月21日(金)
2枚かさねて着てみたの





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