タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

>>これまでの記録


<13> 12月29日(土)〜1月4日(金)

■■ 狼男の年末年始 ■■

12月29日(土)

昼までに2001年最後の更新作業を終えて
午後は、大掃除や年賀状書き。
バタバタしてるうちに終わってしまった。

初めて「めちゃいけプロレス」を見たけど、
「本当のプロレスより面白いんでは…?」
と思ってしまい、困った気分に。
サトエリが本気で女子プロレスラーになったら
すげえスーパースターになるかもなぁ。

初めて設置した掲示板に
少しだけ書き込みがあり、ホッ。

12月30日(日)

めめさん夫妻とあずさに乗って信州に出発。
今日は、松本・浅間温泉にて
めめさん夫妻入籍を祝う宴なのだ。

松本に着くと、冷えてて澄んだ空気に身がひきしまる。
この空気を吸うと「帰ってきたなぁ」と思う。
しかしまあ、寒いね、やっぱ。

高校や中学の同級生、総勢10名で
「ホテルおもと」へ。

これがとてもいい旅館だった。
めしはどれもうまいし、量もたっぷり。
風呂からは北アルプスが一望でき、
最上階には露天風呂もあり、
月を眺めて風呂につかれて最高。

幹事Nのがんばりでケーキやドンペリも用意され
歌えや騒げやの楽しい宴会となる。

「戦隊シリーズ」の孝太郎くん
「声」常連の市川先生
それに主役のめめさんもいて、
オーガガ飲み会風な集まりでもあった。

マージャン組と
飲みつつ語り組に別れながらも
深夜まで宴会は続いた。

12月31日

めし食って、風呂入って(3度目)
チェックアウト後、
めめ夫妻、孝太郎くん、市川先生、谷田夫妻で
松本市内観光。

新しい道がやたらとできて、
馴染みだった店はほぼ全部消え、
街はあまりにも変わり果てていて
「ふるさと」の面影はほとんどなし。
もはや懐かしいとさえ思えなかった。
寂しいもんでがんす。

変わらないのは松本城だけかも。
やはり綺麗な城である。
城内に入ろうとしたが、
大晦日で営業してなかった。残念。

今や数少ない、思い出の店「翁堂」でごはん。
ここのスパゲティやカレーは普通盛りでも
ものすごい量なのだ。(しかも安い)
それが大盛りとなると
巨大な皿に笑えるくらいの山盛りである。
フードファイター用か?と
思えるほどの量なので、松本駅前まで
来たら、みなさん一度お試しあれ。
僕らは誰も試さなかったけど。

その後、ボーリングへ。
様々なチームに組み換えながら、
チーム対抗戦で盛り上がる。
めめさん、孝太郎、俺が
ほぼ同レベルで熾烈な(?)
ライバル闘争を繰り広げる。
といっても平均100点くらいだけど(笑)

自分のヘタクソさにまいったけど
一度だけ130何点でトップを取れた。
けど、その好調さをキープできず。
全体トップは市川先生
ライバル組では、めめさんが僅差でトップ。
「負けたーっ!」(アニマル浜口風に)

その後、解散。それぞれの実家へ。

孝太郎くんの車で帰宅途中、
チェニジア(だっけ?)の
練習用として作られたらしい
サッカー競技場を見せてもらう。
立派な施設だけども、
ワールドカップ終わったら
どうすんだ、これ?

帰宅し、レコ大、紅白見ながら
家族団欒。
父が「久保田の万寿」を
用意してくれていた。感激。

9時からはチャンネル権を奪取し、
「猪木軍vsK-1」を観戦。
ドロー試合の連続にイライラし始める父。
俺も忸怩たる思い。
予想通りとはいえ、あまりにも
しょーもない試合の連続に口あんぐり。

特にベルナルドのへっぴり腰の根性なしぶりと
負けてニヤニヤしていた永田には怒り心頭。

それもあり、ボクシング&K-1派の父と
プロレス擁護派の俺で激しい口論をしながらの
観戦に。

しかし最後、安田がやってくれた。
まさかと思ったバンナからの勝利。

娘に対する安田の気持ちも考えると
(ベタなドラマ作りとはわかっていても)
正直、涙がでた。

しかも、相撲を生かした
説得力ありまくりの完璧な勝ち方。
バンナのあまりの不甲斐なさや
劇的すぎる結果に、「八百長でしょ」と
思う人も多いだろうが、
それを言うのは野暮ってもん。
俺は素直に感動した。
でなきゃ
もう何を見ても感動できないよ。

最近の猪木には否定的な立場の
俺だけど、やはりこの人のメイクドラマ術、
運、センスには改めて、脱帽。
でも、やはりこの興行自体には
疑問が大いに残ったけど。

その後、朝方近くまで
飲みながら、世界平和についてなど
家族でいろいろ語る。

1月1日

午後から妻と諏訪大社に初詣。
思ったより、人は多くなかった。

その後、中山道を2〜30分歩いて
「万治の石仏」を見にいく。

あの岡本太郎も
大のお気に入りだったという
田んぼの中にポツンとある
ユニークな造形の石仏なんだけど、
実にいい味を出していて
俺もすっかりお気に入りだ。
ボデイのむっくらぶりが
なんとも愛おしい。
石仏っていいなー。

ハラへったので
諏訪大社に戻り、
屋台でいろいろ食ってたら
雪が舞ってきたので帰宅。

久しぶりに映画
「うる星やつら2〜ビューティフルドリーマー」を見る。
俺が初めて「映画」というものに
知的衝撃(?)を受けた思い出深い作品。
今見ても、やはりこの映画は凄い。

夜、突然
佐野からいとこ達が遊びにくる。
20年近くぶりの再会。
「筋肉番付」みながら
飲み、語る。

1月2日

妻の実家・前橋に移動。

最近、駅弁の魅力にハマってるんだけど
今回は「川中島合戦笹ずし」とかっての食べる。
割とうまかった。

4時くらいには前橋の実家到着。
長野に比べると、春のような気温だ。
またいきなり飲み始める。

牛ロースの霜降りやトントロなど
超上質な肉を山のように用意してくれていて
むしゃむしゃ食いながら、飲み、語る。

夜、モーニング娘のドラマを見たけど、
ひどかったなー。
まあ正月っぽいけどさ。
ロビーさんの評価やいかに?

1月3日

家族ですぐ近所にある
前橋競輪のグリーンドームへ。
人生史上初の競輪だ。

思ったより、人は少なかった。
でもすぐ近くで見られるので良かった。
最初は少し勝ったが、
後は負け続き。
でも大して賭けてなかったので
トータルで千円マイナスくらい。

競輪は「ブタみたいな顔した人を買え」
と前にめめさんから聞いたアドバイスを
実行したかったが、顔がよく見えなかった。

その後、水上神社に初詣。
山の中にあるので、寒かった。
また地面も氷りまくってた。

神社にもかかわらず
大騒ぎしてるバカな一団がいて
気分を害す。
ろくなもんじゃない。
彼らに不幸多かれ。

夜、12チャンネルの「大食い選手権」と
TBSの「フードバトル」をハシゴ。
ジャイアント白田は両番組で大活躍していた。
彼は最初あまり好きじゃなかったが、
最後には「こいつマジでスゴイぜ」と
敬意さえ感じるようになってしまった。

その驚異的な実力は、
リングスとPRIDEを制覇したノゲイラを彷佛とさせた。
大食い界のノゲイラ、君には今後とも注目するよ。

1月4日

東京ドームで「小川vs健介」を見るために
一足早く、一人で東京へ。

待ち合わせ場所で
ターザン山本さんにばったり出会う。
「(ウェブマガジン)やってる?」
と聞かれたので
「年末年始休業中です」と答えると
「ああいうには休んじゃダメよ」と言われる。
その通りだと思うんですけど、
正月は休みたいんですよね…。

試合は最悪。
怒りを通り超して、もはや呆れ果てる。
客をバカにするのもいい加減にしろと言いたい。
こんなことをしていたら
プロレスというジャンルの滅亡は時間の問題だ。

猪木祭出場拒否のイメージダウンを
この一戦次第で、すべて取り戻せたはずなのに
小川は何を考えてるのか? 理解不能。

試合後の飲み会で
多少怒りをクールダウンできたが
なんだって正月早々から
こんな思いをせねばならんのだ。

帰宅後、飲み疲れはピークに。
それでもバーボン飲みながら
ビデオで「小川vs健介」だけ確認すると
すぐ寝た。



(つづく)





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