タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

>>これまでの記録


<19> 1月11日(金)

■■ オヤジ化? ■■

カゼと二日酔いのダブルパンチで
よれよれの1日。にょほほほほ…。

体調がよくないと
精神的にも弱々しくなっていかん。

テレビをつけたらナウシカが
やってたので、少し見た。

ナウシカは、正直言って
あまり好きじゃなかった。

もちろん面白い映画だとは思っていたけど、
あまりにもナウシカが
清く正しすぎて、好きになれなかった。
若くてヒネくれていた俺は、
リアリティねーんだよ、
色気ねーんだよ、
と思ってた。

でも、なぜだか今日は
ナウシカのなんでもないセリフとかにすら
目に異常を感じてしまい
うろたえた。
何度も目汁が出そうになるのだ。

「ええ子やのう…」
しみじみ思う。

ナウシカは現実に絶望気味なオヤジの
夢と理想を託したファンタジー?
つーか、心の叫び…!?
そう気づいた。

いや、たぶん昔からそう認識してたけど
「それがオヤジくせーんだよ!」
と、ムキになって反発していたのだった。
それが今はめっちゃ共感…。

これがオヤジ化!?

「いいんですか?」
「いいんですか?」
「いいんですか?」
「いいんですか?」
「いいんですか?」

小林さんのメールの
言葉がリフレインする。

ナウシカはDVDを買って
きちんと見直そっと。

オヤジ化か?
疲れてる日に見たからか?
ハッキリさせておこう。
つーか、単純に見たい!

でも、オヤジ上等!!!
とも思うのさ。

失ったものもあるにせよ
新たな感動の体験ができることは
いいことなのだ。
トシ取った者の特権なのだ。

若者にはわかるまい、
ふっふっふっふ。

そういや「恋するトップレディ」見た時に(←おもしろい!)
若者がバカ騒ぎしてるシーンに「けっ!」と思った。
やっぱオヤジ化してんのかもな。

ま、若い時から若者らしくないと
よく言われていたが…

(つづく)





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