タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎
「狼はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。
＞＞これまでの記録
＜24＞ 1月16日（水）
■■ なぜ日記を書くんだろう？ ■■
「長い前書き」を書いてしまったので
頭の中がスッカラカン。
仕事の締切も迫ってるし
あせるぜ
えーと何を書こう？
無理に書く必要はないのに
「書かなくては！」と
焦っているのはなぜだろう？
読んでくれる人がいるから？
少しはいるのかな？
でも、書かないからって
怒られやしないでしょう。
コンテンツを少しでも増やすため？
それはあるな。
いちど休むと癖になるから？
それもある。
実は自分用の日記だから？
これだね、どーも。
他のコーナーは一応
読者（？）向けに書いているけれど
この「狼男の記録」は
あまりそれを意識していない。
最初はホームページ主催者の
人物紹介や制作過程紹介のつもりで
始めたんだけど
そんなに毎日制作裏話もないし、
実質は、単なる日記ですわな。
だから基本は自分のための記録。
もちろん、それを楽しんでくれる人が
いるのにこしたことはないけど、
あまりそういう実感はないので、
第一の読者は「自分」ということになる。
んじゃ、なぜ日記なんて書くんだろう。
日記を書いていたことは
過去に何度かある。
といってもたいてい３日坊主。
けど、東京に上京した
最初の１年間は
ほぼ毎日書いてた。
書けない時はまとめて書いた。
電話のない生活だったから
会話に代わりだったのかもしれない。
友達と暮らすように
なって書かなくなった。
でも、その後も失恋したとか
なにか感情を整理したいような時に
ふと書いたりした。
で、それらの日記は
たまに読み返すと抜群に面白い。
いや、別に文が面白いわけではない。
記憶力のない人間にとっては、
ほとんど他人の物語のように
読めてしまうからだ。
でも自分が主人公なのだ。
登場人物の顔が
思い出せないくらい
記憶がなかったりもするので
続きが気になって
ワクワクしたりする。
日記は未来の自分にとって
最高の娯楽なのだ。
で、日記の良い点は
たとえしょーもない内容でも
「何かをした」り
「何かを考えていた」ように
読めてしまうこと。
文字の力だね。
だから何もない日でも
無理に書いた方がいい。
自分では退屈で何もない時期だと
記憶していても
日記を読むと、なんだか楽しそうな毎日に
思えたりもするから。
記憶の美化作用。
そうすると
「俺も捨てたもんじゃないな」
なんて自己肯定できる。
落ち込んでる時には
これで結構救われたりする。
かなり自己嫌悪もするけど
そりゃまあ、すぎたことだし。
そう、日記を書くと
いろんなことを強引に過去に
してしまえるのがいいのかもしれない。
昨日と今日の区切りが
できるというか。
気持ちの在庫処分ができるというか、
プチ・リボーンというかね。
でも、やはり完全に自分向けだけの
日記はめんどくさくて書けない。
ホームページだからって部分は大きいね。
というわけで
今日もなんとか書けた。
お待たせ、未来の俺。
あとどこかで読んでくれてる方。
楽しんでもらえたでしょうか？
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