タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎
「狼はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。
>>これまでの記録
<28> 1月21日(月)
■■ 伝書鳩 ■■
やらなきゃいけないことが増えてきた。
人間、不思議なものでそういう状況だと
何から手をつけていいのかわからなくなり、
逆に何もしたくなくなってしまう。しかし、そうも言ってられないので
地味にぼちぼちやり始める。豪雨ということもあり、
家から一歩も出ず。明後日に迫った富野監督のインタビューの予習に
「ターンエーの癒し」を読み返す。真剣すぎるほど真剣に
仕事や表現と対峙する人の
苦悩と葛藤、そして喜び。俺のような半端者が
話を聞きに行ってもいいんだろうか?
と考えてしまう。しかし、∀を見せてもらえたことの
感謝を伝えるだけでも、その意義は
あるはずだと、自分に言い聞かせる。
そして
これほどの思いで仕事をしている人がいる。
これほど真摯に表現を模索してる人もいる。
そういう事実は
誰かがアナウンスしなければ伝わらない。伝書鳩の役割をきちんと
果たすことが俺の仕事なのだ。
点と点を繋げる。
誰かが繋げなければ
点と点は線にならない。
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