タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

>>これまでの記録


<33> 1月26日(土)&1月27日(日)

■■ 中田とトルシエ ■■

「ZONE」で中田の特集をやっていた。

サッカーにはあまり興味ないけど、
中田のインタビューは貴重なので
見てみることにした。

不仲説が囁かれるトルシエについても
語っていたけど、なかなか大変そうだ。

「組織論」を重視するトルシエの意見も
わからないではないけど、
優秀なハミダシ者を有効活用する方法こそが
本来の「組織論」ではないんだろうか?

ましてや中田だ。
彼が考えていることは
凡人には計り知れない
高いレベルに間違いない。

「わかってよ、トルシエさん。
 他ならぬ、この俺が言っているんだよ」

それが中田の本音じゃないだろうか?
これは決して傲慢じゃないと思う。
彼の実績からすれば、
そう考えるのが普通だ。

それは尊重すべきではないか?

決めたルールに従わないから使わない。
組織論として正解かもしれない。

でも、それによってチーム力が
落ちるんなら本末転倒だ。

それはルールが間違っているんだから
ルール自体を変えるべきなんじゃない?
と思った。

あくまでも目的は
組織の確立ではなく
勝利のはずだから。

優秀な人間と、それほどでもない人間の
待遇は違ってしかるべきだと俺は考える。

人間みな同じではないのだから
それぞれの能力に応じて役割も違うし、
接し方だって違って当然だろう。
それを無理やり平等にしようとする
ルールを作るから無理が生じる。

一般の会社でもそれは
同じだろう。

その人間に応じた
有効活用法を考えるのが
上に立つ者の仕事だろう。
だから優秀な人間には
VIP待遇が当然のはずだ。

それをしないから
どんどん人材は流出してしまい、
組織力が落ちてしまうのだ。

新日本プロレスがいい例だ。
昨年のMVPを取った武藤に、
1.4ドーム大会のような大舞台で
消化試合をマッチメイクしてしまう。

それじゃプライドの高い人間は
よりVIP待遇してくれる組織に
移籍しても当然だろう。
今さら慌てたって遅いよ。

そんなことは承知の上で
経営者には経営者の苦悩があるんだろうけど、
そういった新しい組織論を
確立したところが
いわゆる「勝ち組」になるんだろうなぁ…
とか、スキヤキを食べながら思った。

スキヤキだって
牛肉をVIP待遇することで
成立してるわけだし。(?)

ともあれ、ワールドカップはどうなるのか?
やっと興味がわいてきた。
中田に注目して見てみることにしよう。


まったく関係ないけど
キリン・クラシックラガーが
最近のお気に入り。
昔、初めて飲んだ時の
「ビールって苦いなぁ」
と思った味がするから。

(つづく)






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