タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

>>これまでの記録


<40> 2月4日(月)

■■ 監獄へ ■■


澁谷で打ち合わせ
その後、M社長と飲み。

「話のタネに面白い店に行こう」
ということで行ったのは、
ロックなんとか(店名忘れた)なる、
監獄をモチーフにした
テーマパークみたいな飲み屋。

地下二階。
しばらく待たされた後に
店内に入ると、暗い通路になっていて
ところどころに客を驚かせる仕掛けがあった。
怪物がグワーッと出てきたり、
要するにオバケ屋敷みたいなかんじ。
…って、それって監獄?

で、しばらく歩くと
ミニスカポリス(美人)が
登場し、手錠をかけられる。

「連行しまぁす。」

と言われて、
迷路のような店内を連行され、
檻に入れられる。
この牢屋を模した個室で
飲むというわけ。
ホール係(?)は囚人風だった。

ちなみにミニスカポリスが
一緒に飲んでくれるわけではなく
正直、残念。

でも、店の作りとか
いろいろ凝ってる割には
値段は居酒屋並みだし、
味もそう悪くなかった。

ただ時折、店内が暗転し、
けたたましい音楽と放送が流れ
ジェイソンのお面をつけた人が
檻の外から襲ってくる演出には閉口気味。
じっくり話すのにはあんまり向いてない。

実は前に
似たような商売を
考えたことがあった。

「バー牢獄」
という刑務所を模した店で、
「くさいめし」が
食べられるというもの。

昔から「くさいめし」
ってものを一度食ってみたかった。
そういう人は多いはずだから
きっと当たる!と思ったが、
もちろん思っただけ。

で、気になって
メニュー表を見たが、
「くさいめし」はなかった。
今後ぜひ検討してほしい。

店を変えて、
結局朝までコース。

明け方
M社長のオフィスで
一眠りし帰宅。

出勤する人の流れに
逆らいながら歩いているのは
毎度のことながら
なんとなくうしろめたい。

(つづく)





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