タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎
「狼はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。
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＜87＞ 4月4日（木）
■■ 恋してるのさ ■■
アッポー♪
アッポー♪
氣志團のメイジャー
１thアルバム発売まで
あと１週間なのさ
待ち切れないよ！
ポッポー♪
恋しているのさ
妖精音楽隊に
恋しているのさ！
フォーリンラブさ！
人は一人じゃ生きていけない
盗んだバイクで
走りだしたい夜もある
とにかくもう
学校や家には
帰りたくない夜もある
だから誰にだって
アイドルが必要なのさ
闇の中で夢を見るために
ときめく心だけが
明日を生きぬく
エンジンになるのさ
エンジンぶるぶる絶好調さ！
心の震えは
テーンエイジャーだけの
特権じゃないのさ
ゴッド！スピード！ユー！
でも誰にでも
恋できるわけじゃないのさ
戸川純
フリッパーズギター
宇多田ヒカル…
今まで好きになった
ボクのアイドル達
そして今、夢中なのが
氣志團なのさ
ホレたぜ乾杯！
本気だぜ
怖いくらいに
本気だぜ
この星に生まれた謎が
いま、解けたぜ！
今日は「トップランナー」（３倍録画）での
ギグを何度も繰り返し見ちゃったぜ
「One Night Carnival」なんて
軽く10回以上も繰り返し見ちゃったのさ
これ、あり得ないくらい名曲だぜ
「Automatic」以来の名歌謡曲だぜ
早くも個人的レコ大はこの曲に決定さ！
悲しいくらいホントの話
何もなかったボク達80年代キッズの
甘くて、せつない
正直なジェネレーションソング、
まるでフリッパーズギターさ
確かに
渋谷系じゃなく木更津系、
WAVEじゃなくて新星堂、
オリーブじゃなくビーバップ系さ
でも
…同じさ
ボクらの世代の
心の叫びなのさ
だから僕は…
まるで中学生の黄金の右手のように
繰り返し繰り返し繰り返し…
飽きることなく
巻き戻して見ちゃうんだ
ワチャチャチャ♪
綾小路“セロニアス”翔の
甘くて高くて少々枯れた
まるでマッチみたいな歌声に、
早乙女光、ひかるちゃんの
キレ味よすぎるスーパーダンシングに、
一人民族大移動、ついた徒名はビグザム
身長209ｃｍ、西園寺瞳の大木ぶりに、
涙のフィフティーン、
星★グランマニエの愛すべき貧相さに
アソコが折れたエンジェル、
白鳥雪之丞の卍模様に
そんなエンジェルの腹違いの種違いの実の弟
白鳥松竹梅のこぐまちゃんぷりに
瞬きもせずに釘づけさ！
さみしがり屋たちの伝説にBANZAI！
歌って踊ってオールナイトロング！
こんなに猿のように
中毒的に何かを見たのは
「エヴァンゲリオン」以来さ
パルス逆流！制御不能！暴走！房総！
…にゃあ
エヴァもやっぱり
戦争も全共闘も終わって
テレビやマンガしかなかった
ボクらの青春の
代弁者だったね
ねえ太陽、ボクらには
本当に何もなかったのかい？
俺、確かめたいっす
「私には何もないないんて
そんなこと云うなよ」
シンジ君はそう云ってたね
「笑えばいいと思うよ」
そうも云ってたね
だから氣志團に
恋してるのさ
アッポー♪
快適で倒錯的で魅力的な
それでいて自己中心的な彼らを
もっともっと
見たーい見たーい見たーい！
いこうぜ…ピリオドの向こうへ
もうすぐ海が見える
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