タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

>>これまでの記録


<88> 4月5日(金)

■■ 図鑑・プリミティブな生活 ■■

午後、船橋でタッキーと会い、
一緒に昼ごはんを食べる。
名刺を作ってもらったお礼に、
鳥の図鑑をプレゼントした。

この鳥の図鑑を探した時に
思ったのだけど
鳥好きの世界は結構マイナーなようだ。
どこの本屋にもなかなか
鳥関連の本は売ってなかった。

というより図鑑というのものが
売っている本屋が少ない。
動物関連は、犬か猫、
あるいはペットの飼い方の本ばかり。
ペンギンやフクロウの写真集
というのも例外的にあったけど、
図鑑はほとんど売ってない。
普通の鳥について調べたい時は
どうすりゃいいんだろう?

子供の頃に持っていたような
「動物図鑑」とか「「鳥図鑑」などは
今はもうあまり一般的ではない様子。

そんな図鑑をとりまく状況の中で
さすがだったのは、澁谷のブックファースト。
ここだけは様々な図鑑、
鳥関連の本が売っていた。
そして「いいな」と思う本は
たいてい福音館書店が出していた。

良い絵本をたくさん出している出版社だ。
ビバ福音館書店!

で、話は船橋に戻る。

お互いフリーランスになってから
時間の流れが異常に早くなって
曜日とか今日が何月何日って感覚が
なくなったよね、
という話で共感し合っていたのだけど、
タッキーがこんなようなことを言っていた。

「でも、もともと時間とか曜日とかは
 後から作られたものなんだから
 今の方が人間本来の姿なんじゃない?」

なるほど、と思った。
そうかもしれない。

クロマニヨン人やらネアンデルタール人には
平日とか休日とか曜日とか1年12ヵ月とか
って時間的概念はなかっただろう。
自由にスケジュールをデザインしていたはず。

プリミティブな生活、悪くない。(村上春樹調)

考えてみれば平日の昼間に
人と会うなんて
会社に勤めてる頃はできなかった。
プリミティブな生活かー。
 
タッキーと別れた後、
西武百貨店の「WAVE」に寄った。
もちろん氣志團の
インディーズ時代のCDを探すため。

あっさり見つかった。
しかも「One Night Carnival」のマシキシングルが。
しかもメイジャーデビューアルバムには
この曲、入ってないらしい。
ラッキー!

家に戻り、それを聴きながら
ちょこちょこシゴトする。

改めてCDで聴くと、
ギグで見る時ほどは良くないな、
というのが正直な感想だった。
やはり氣志團の魅力は、
あのライブパフォーマンスなんだな。

というわけでまた
氣志團登場の「木更津キャッツアイ」を見る。
やっぱいいわ〜!
終盤にかかる「「One Night Carnival」の
サビの部分で涙ぐんでしまった。

その後、先日買った『ダークマン』のDVDを見る。
『スパイダーマン』公開に備えて、
サム・ライミの味を試食しておこうという狙い。

無茶なストーリー展開や安っぽいキャストが
B級テイストバリバリで笑えるんだけど、
ヒロインらしき人がオバサンぽくて、
あまりにも魅力レスなのはいただけない。

「映画は女なんですよおおおおおおおおおおお!」
とターザンさんが言うようなことを思いながら、
それでも楽しんで見ていたのだが、
ワインに酔ったのか途中で熟睡してしまった。

起こされると、深夜1時をすぎていた。
そのまま、就寝。プリミティブ?


(つづく)





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