●関西ツアー 初日:嵐山から梅田へ

え〜、関西方面に旅行に行っておりました。京都で法事があったので、せっかくですからあちこち
見ておくか!というかんじで。新幹線で『悪魔が来たりて笛を吹く』を読んでいると、やや、金田
一耕助も東京から関西(須磨)に向かっているではないですか。こういうのってなんだかうれしい。

さて、京都に到着。まず向かったのは嵐山。あいにくの雨だったけど、雨の京都というのも風情が
あってなかなか悪くない。コロッケが名物らしいので肉屋で買ってモグモグ食べながら、天龍寺へ。
濡れた新緑がみずみずしくて、素晴らしく美しい。足利尊氏が創ったという、ここの庭園は絶品ッ!
昨年の夏に見た雪舟寺の庭もよかったけども、それをグレードアップさせたかんじで惚れ惚れする。

渡月橋を渡る。雨はますます激しくなり、川は激流。その後方にしっとりした山々が。いいですな。

バスを待って京都駅に戻る。無性にラーメンを食べたくなってきて、駅の近くにある新福菜館へ。昨
年の夏から目をつけていた店なのである。見た目は異様に黒いんだけど、味は意外としつこくない。
大量に入った肉も、スープをたっぷり吸った中太麺もうまい。くせになりそうな味でまた来たくなる。

JRに乗って梅田へ。事前に関西出身のサノにリサーチして教えてもらっていた「きじ」というお好み
焼き屋へ。梅田の地下街は広くて迷いまくった。そしたら地上の店だった。東京でいえば「しんちか」
(新橋地下街)のような小さな立ち屋がびっしり並んだ、昭和風味満点の迷路のような場所にあった。
関西人が認める数少ないお好み焼き屋、と聞いていたが、たしかにこれはふんわりしててうんまいっ!

腹ごなしもすませて、豪雨の中、今日の主目的であるオカザキさんのバー『RADIO★BEACH』へ。昨
年末のオープンから早半年、やっと来れましたよ。噂には聞いてたけど、なかなかオシャレで、いい雰
囲気の店じゃないですか。今月からサザンの店になったとかで、店内にはサザンのジャケがずらり。サ
ザンTシャツを着たオカザキさんは、ずいぶん痩せてて驚いた。サクライもいて、久しぶりの再会を祝
して飲んだ飲んだ。2時だか3時だかに店を閉めたあと、別のバーに行き、それからオカザキ新居へ。

広いバルコニーで夜景を眺めながら飲みつつ語る。地上7階だから景色もバツグン。夜明け近くに寝る。

(2004.05.20)



●関西ツアー 二日目:太陽の塔と奈良の大仏

快晴。本来はすぐに奈良に向かうはずだったのだが、万博公園がわりと近いらしい。とならば、行くし
かないでしょう!やったー、初めて「
太陽の塔」を拝めるのだ!胸が高鳴るゥゥゥ!モノレールに乗っ
て、憧れの地EXPOワンダーランドへ!うおおおおおお、車窓から見えたッ!「太陽の塔」だ!でかい!

駅を降りる。万博記念公園へ向かう。ドドドドドドド…、ド、ド、ド、ドデカッ!デカイよ、太陽の塔!
まるで怪獣だ!しかも、かっこええ〜〜〜〜ッ!シビれるゥゥゥゥゥ!グレートだなぁ〜岡本太郎先生!

一日そこにいたかったけど、時間もないので難波へ。道頓堀の「今井」という店でうどんを食って(こ
こもうまかった!)、近鉄電車に乗って、いざ奈良へ。途中、車窓から異様なスケールで「何もない」
広大な空間が見えた。なんだこりゃ……?と思ったら、平城京跡らしい。この「無」っぷりはすごい。

奈良到着。ホテルに荷物を置いて、まずは東大寺へ。奈良は中学の修学旅行以来である。昨夜「明日は
奈良に行く」と言ったとき、大阪人のみなさんは「え…?なんで奈良なんかに!?」という反応で、なん
でかいな?と思っていたのだが、なるほど、奈良の街はダサかった。ダサイが失礼なら、ヤボったいと
いうか、って同じか。いるだけでワクワクしてくる京都と違ってオシャレな店など一軒も見当たらない。

こりゃメシに悩みそうだ…?とか考えながら奈良公園を歩いていると、いるいるシカが!その数、無数!
亀戸天神の亀なみの数。世界的にもこんなにシカがウロウロしてる場所なんてないだろう。おもしろい。
そしてシカはかわいい。でも、シカせんべいをあげると恐ろしい勢いで集まってきて、ちょっとコワイ。

さて、東大寺である。ゴゴゴゴゴゴ…、まずは南大門!金剛力士立像!でけえ、すげえ!鬼気迫る迫力だ
ァァァ!この筋肉の質感とかハンパじゃないッッ!顔もむちゃくちゃ怖い!グレートですよ〜運慶快慶!

さあ、見えてきた!大仏殿ッ!ドドドドドド…、ド、ド、ド、ドデカッ!デカすぎ!これまでロシア、ア
メリカ、タイ、スペインなどでデカいものはいろいろ見てきたけども、これほどデカイ建物はなかったよ
うな気がするッ!…と感激してたら、やっぱり世界最大の木造建築物らしい。グレートですよ〜〜大仏殿!

修学旅行生たちを押し退け、大仏殿にインッ!ズドドドドドド…ドッガーンッ!すっご〜〜〜〜〜〜い!
巨大!特大!地上最大!これぞ大仏!すごいぜェェェェェ、毘盧遮那仏!展示してある鬼瓦もド迫力ッ!
これらが生まれるまでの壮絶なドラマを描いた『火の鳥・鳳凰編』に思いにはせる。鳴呼、我王よ……。

そんな余韻にひたりながら、戒壇院、二月堂などもまわる。東大寺はとんでもなく広い。そして、至ると
ころに、シカ、シカ、シカ…。奇妙で壮大、かなりいいです、東大寺。お気に入りの寺にブックマーク。

しかし、日頃の運動不足がたたって、足はガクガク。よろよろしながら、ならまちへ。荒池だとか奈良ホ
テルだとかのあたりをうろうろしながら、ようやく繁華街を見つけたものの、正直しょぼっ。たとえると
急行が止まらない京浜東北線の駅前商店街みたいなかんじ。世界的な観光地なのに、なんでこんなに地味
なのか不思議でならない。でも、まあ、こののんびり感や、商売っ気のなさがいいとも言えるのかもなぁ。

さんざん悩んだあげく、とんかつ屋に入る。なぜ奈良でとんかつ…、と思うのだが、特に名物料理がある
わけでもなさそうだし、無難な天ぷらとかソバの店は逆に危険という判断。そしたら、意外にうまかった。
ホテルに戻って、風呂入って、ビール飲むとバタンキュー。  ※長くなってきたので、つづきはまた。

(2004.05.21)



●関西ツアー 三日目:阿修羅・法隆寺・川床

くもり。駅前の喫茶店でモーニングを食べ、興福寺へ。興福寺といえば、なんつったって阿修羅像ォォ!
いい…。猛烈に胸がときめく!この気持ちはいったい…?三面六臂の異形性に?それもある。美しすぎる
端正なマスクに?それもある。でもこのときめきの理由は、あの「複雑な表情」にあるような気がする!

仏像には、基本的に表情がない。いや、ないというのは違うけども、菩薩にせよ如来にせよ、悟りを開い
たり開こうとしてるお方なわけですから、実に穏やかな顔をしておられる。あるいは、十二神将だとか金
剛力士像のように激怒または憤怒の表情。つまりほとんどの仏像は穏やかか、怒ってるか、そのどちらか
の表情のような気がする。そんな中、阿修羅は眉間にシワを寄せた、怒ってるような、哀しいような、慈
悲深いような、なんともいえない複雑な表情をしているんですな。それゆえにインドでは帝釈天と戦う戦
闘神というヒールというキャラ付けであったり、仏教的には釈迦の教えで改心した守護神というベビーフ
ェースだったりと様々な説があるのだろうけど、とにかくこの表情に強く心惹かれるのではないだろうか!

とか考えつつ、キレイだなぁ…と見愡れる。百億の億の昼も千億の夜も見ていたい!完璧に阿修羅萌え!

で、興福寺は阿修羅のみならず、仏像がすばらしく充実している!かわいいやつ、笑えるやつ、かっこい
いやつ、不気味なやつ、と仏像キャラ祭りである。五重塔もスマートでシブくて、かっちょええっすよ。
もちろんシカも充実してました。そのあとは、近くにある奈良国立美術館の法隆寺展に行くことにした。

ここでは歴史順に仏像が展示してあるコーナーがおもしろかった。飛鳥、奈良、平安、鎌倉、江戸…とか
そんなかんじで並んでいて(順番合ってるかな…?)、それぞれの時代の仏像の特徴が把握しやすかった。
服や車と同じで、仏像にも、その時代ごとの傾向というか、最新モードとか流行スタイルがあるんだなぁ、
と感心&学習。しっかしあんまりにも仏像をたくさん見すぎて、さすがにちょっと飽きてきたような気も。

近くにあったカフェでカレーを食って(意外にうまかった)、午後は法隆寺へ。ところが、バスの時間を
見ると、これが少ない。交通が不便とは聞いていたけど、ホントだあ。仕方ないので、バスに乗ってJR
奈良駅まで移動して電車で法隆寺駅へ、そこからまたバスというコースを選択。そしたら結構すぐ着いた。

『日出処の天子』ファンで、厩戸王子(聖徳太子)ファンの俺ですから、法隆寺には感動しまくっても不
思議はないはずなんだけど、あまり感動しなかった。20年前の修学旅行でもそうだったけど、その印象は
今回もあまり変わらず。なんでなんだろうな…。夢殿も「ここは王子が毛人への想いで苦しんだ場所なの
だ!ジーンとしろ、俺!」とかなんとか無理やり脳内補完を試みたけれど、あまり効果を発揮せず。残念!

さて、夕方になったので、旅館を予約してある京都へと移動。まったく知らない、読み方もわからないよ
うな駅名ばかりで、見ていて楽しい。で、近鉄電車のホームにはほとんどの駅に近鉄バファローズの応援
垂れ幕みたいなものがあるんだけど、そのメインコピーは「REDでハッスル!」とかいうもの。こんなと
こにも“ハッスル”が…!PRIDEでの小川の宣伝効果は想像以上に大きかったんだなぁと再認識した次第。

東本願寺前の旅館に到着。テレビをつけると小泉首相が北朝鮮から帰国した模様。地下鉄で三条方面へ。
若者の街っぽい、このあたりのイケてる雰囲気はすごく好き。うまそうな店が多くて迷ってしまうが、
地元のガイドブック『うまい本』で目をつけてた、木屋町の「こま井店亭」という店をめざす。あった。

しばし待って案内されると、川床の席に!やったァァァ!説明すると、要するに巨大な物干し台のような
場所で、すぐ目の前は鴨川なのです。夜風にあたりながら、鴨川のせせらぎを聞き、星空の下でスキヤキ
を食べる!今夜は最高どすえ〜!まあ値段もそれなりですが、せっかくですからな。美しい霜降り牛や京
野菜がやってきて、仲居さんが手際よく焼いてくれる。ンマ〜〜〜イッ!トロケル〜〜ウッ!至福の時間。

それから、三条から四条までぶらぶら歩く。京都の繁華街はいい。河が流れているのがいい。好きだな〜。

雨が降ってきたので旅館に戻る。今夜は10時からK-1 ROMANEX。録画予約してきたものの、訪朝番組で
どうなるんだろうと心配になってテレビをつけると、やはり番組開始時間がズレこんでる!ヤバイ。これ
は今観なければ!「京都に来てまで、そんなもの観なくても」という気まずい雰囲気を感じつつ、観る…。

しかし、イグナショフのやる気のなさ、想像以上だったサップの弱さ、などもろもろの理由で、すっかり
ドンヨリした気分に……。いろいろ考えていると、ますます気が滅入ってくるので、とっとと寝ることに。

(2004.05.22)



●関西ツアー 四日目:東寺・法事・清水寺

快晴。さわやかな朝だ。昼の法事まで時間があるので、東寺へ。いやぁ、ここも仏像が充実してましたよ。
しかもガラス張りとかになってないから、接近して観られる。グーです。いろいろあった中でも、日光菩
薩と月光菩薩が美しいィィィ!そしてエロティック! 艶っぽさでは、見た仏像の中でナンバーワンかも。

観智院という小さな屋敷に入ると、なんと宮本武蔵が絵を描いたふすまがあった!なんでもここには武蔵
がしばらく滞在していたそうである。うーん、そうかぁ、俺は今、武蔵と同じ場所にいるんだ…、と感激。
国宝だという書院造りのこの建物は、庭も建物もめちゃくちゃカッコイイ!ハッキリ言って住みたいです。

昼になったので京都駅へ。家族&親戚と待ち合わせて、タクシ−で東山浄苑へ。しばらくぶりに会う従弟
の成長っぷりには驚いた。まだ子供だと思ってたら、すっかり立派な青年ですよ。俺よりよほど大人っぽ
かったもんな…。そして88才のおじいちゃんの元気っぷりにもたじろいだ。元気があれば何でもできる!
ってのはホントだね。楽しく飲み、語らい、おばあちゃんの13回忌もとどこおりなく終了。そして解散。

まだ早いので、清水寺へ。さすがにここの観光客と修学旅行生の数はものすごい。渋谷センター街以上に
人がうじゃうじゃといた。でも、まあ清水の舞台の景色はやっぱしイイですな。あと、なんとかっていう
暗闇の中に入る、善光寺の戒壇めぐりみたいなやつが、かなり怖かった。冗談抜きで真の「闇」を体験で
きた。完璧に何も見えないというのは、本当に恐ろしい…と実感。なかなか貴重な体験ができてよかった。

さてこれからどうするかと思案していると、家人がラーメンを食べたいと主張。初日の新福菜館で突然ラ
ーメンに目覚めたらしい。というわけで、今度は新福菜館の隣にあった本家・第一旭へ。こちらも有名店
らしい。たしかにうまかったけど、新福ほどの際立った個性はなかったと思う。それから、新幹線で帰京。


今回の旅で思ったことは、仏像にせよ、寺にせよ、何百年も昔のものである、にもかかわらず、こうして
今、俺は感動している。自分が作った何かしらのものが、数百年後の人を感動させるなんて、想像したこ
ともないし、考えられない。そもそも残ってないだろう。ということは、とんでもなくスゴイことなのだ。
それが本当の芸術というものの(作った人達はそんなこと考えてないだろうけど)素晴らしさなのだろう。

けれども、昔の人だけがスゴイわけではない、と太陽の塔を見て思えたことが、さらなる収穫だった。岡
本太郎は我々と同じ現代人。でも、太陽の塔は、奈良の大仏にも、阿修羅像にも、決してヒケを取らない
衝撃と感動を感じさせてくれた。誇らしい!現代人の俺としては、それがなによりも嬉しかったのだった。

(2004.05.23)




●森田芳光の新作は『海猫』!

ゴゴゴゴゴゴゴ…!そうですか、森田芳光の新作は『海猫』ですか!11月公開ですか!ミムラも
出ますか! …ということでさっそく
調べてみたら、主演は伊東美咲!義理の弟との許されぬ愛に
挑むヒロイン!しかも脚本は筒井ともみ!森田&筒井といえば、『それから』『失楽園』、そして
『阿修羅のごとく』(名作です!)の名コンビ!これはまたまた期待大!…しかも!『模倣犯』の
伊東美咲は俺の知っている伊東美咲史上で最も美しかったのだ!可憐、かつミステリアスな色気も
あり、いっぺんにファンになってしまったくらいなのだ!その後ファン・モードは徐々に失速気味
だったけれど、また森田芳光が伊東美咲を撮るのなら、きっと美しいに違いない!胸が踊るのだ!

(2004.05.19)




●デビッド・シルビアンがMONSTER!?

ドドドドドドド…!なんとデビッド・シルビアンが、深夜アニメ『
MONSTER』の主題歌を唄って
いた!ビビった!たじろいだ!あのデビシルがアニメ主題歌!毎週お茶の間にデビシルの歌声が!
しかも!はい島邦明(字が出ない!)とのコラボ!これもスゴイ!シングルは出ないのかしらん?

(2004.05.18)



●バレー・ビッグフィッシュ・その他もろもろ

気まぐれに詳細な日記を書いてみることにする。ササイの送別会(長い間お疲れさま!)で朝まで
飲んで、寝て起きたらやっぱり二日酔いだったので、昼はうどん。新しくできたうどんとカレーの
店にいってみたら、アタリ。うどんはもちろん、自然卵とかいうのを使った卵かけごはんも美味。
家人が注文したカレーうどんも味見したらクリーミーかつ濃厚。巣鴨の某有名カレーうどんを彷佛
とさせる味だとか。本八幡らしからぬ洒落た雰囲気もグッド。録画した日韓戦をビデオ鑑賞。飲み
会で結果を知らさられたのはコノ怨ミハラサデオクベキカだったけど、それでもコーフン。そうい
やバレー話になったら男はみな大友愛派で驚いた。「フェロモンでまくり」という指摘にも留意し
つつ観戦。試合後はもらい涙。そして恥ずかしながら栗原の「うれしいでーす」に正直胸キュン…。
掃除後、昨夜の天狗からお持ち帰りしたエビフライやら唐揚げやらを食べながらビールを飲みつつ、
今度は台湾戦。楽勝かと思いきや、台湾もやる。でもファイティングレオ、お前、男だ!それから
「エンタの神様」。今は切腹男がいちばんオモロいんじゃなぁい?寝て起きたら、まだ8時なので
『仮面ライダー剣』。注目の井上敏樹参戦。脚本家が変わっただけで、これまで悪口しか言いよう
のなかった『剣』がおもしろげに見えた!…というのはアギト史上主義者ゆえの身びいきですかね。
それから紙プロ最新号を読む。結果を出した男の言葉は輝いてる。小川とランデルマンのインタビ
ューを読んでそう思う。ピッカピカ。これまで飛ばし読みしていた
ハッスルの記事もしっかり熟読。
そういえばメモし忘れていたけど、ハッスル3の川田vsミック・フォーリーはよかった。我が心の
名勝負・天龍vsランディ・サベージ戦ほどではないにせよ、異物同士の接触がじわじわと楽しめる
好勝負だった。かなり久しぶりにプロレスって面白いなと思った。あと注目は覆面の小人。彼はカ
ッコイイ。ハッスルのニュースターとして期待できる。午後は銀座に『
スイミングプール』を観に
行く予定だったが、雨が鬱陶しいので近所で観られる『
ビッグフィッシュ』に変更。時間があるの
で家でナポリタン食べながら『デカレンジャー』。これは今もっともポップでクールなテレビ番組
なのでは…?デカマスター最高。さて、『ビッグフィッシュ』だけど、実はティム・バートンの映
画を観るのは初めて。以前から「いかにも俺が好きそうな映画を作ってる男だな」と思いつつ、な
ぜか観たことなかったんだけど、やっぱり巨人やシャム双生児など俺が好きそうなモチーフが次々
に登場しワクワク。しかしながら飲み疲れか少々ウトウト。けど、なんとか意識を失わないように
がんばり、最後は涙ポロポロ、ツー。ジンワリとかポロッとかはしょっちゅうなのだけど、ポロポ
ロ、ツー…はなかなかない。いい映画だった。で、プロレスファンよ、この映画を見よ!と言いた
くなった。この映画はホラばかり吹いてる父親を軽蔑してる息子が「死ぬ前に本当のことを言って
くれよ」とお願いしてるにもかかわらず、「本当」なんてつまらん!とホラを吹き続ける父親と息
子の物語なのだけど、この息子の心情の変化は『ケーフェイ』やUWF出現以降のここ20年くらいの
プロレスファンの心の流れそのものに見えた。一方の父親はまさしく全身プロレスラー。ホラにも
真実がある!いや、そもそもホラじゃないかもしれない!…と思わせてくれるところが実に泣けた。
夕方『ホームドラマ!』をビデオで。揺れる画面は、たぶんドキュメンタリー的な効果を狙ってる
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』的な手法だと思うのでむしろ好きなんだけど、音楽が不満。いか
にも「ここは感動場面ですよ」とか思わせすぎで逆に興醒めしてしまう。このドラマはもっと淡々
とした作りの方がいいんじゃないかな。さて女子バレーも今日で最後。ルックス的に期待大だった
ロシア勢だけど、意外とパッとせずガッカリ。ロシアで見た中学生くらいの女の子達はマジに妖精
かと思ってしまうほど美少女ばかりだったのに…。それはそうとロシアはデカくて強かった!すご
いよ、ガモア!ピンチ続きで試合としてはこれが最もコーフンした。ベンチウォーマーだった大山
と杉山が途中出場して活躍した場面もジーンときた。この週末は泣いてばっかりだな。で、2セッ
ト取られた後、奇跡の逆転勝利!なんて展開だと最高だったけど現実は甘くないすね。でも全勝し
ちゃうよりこれでよかったのかも。無関心だったオリンピックがかなりのお楽しみになってきた。

(2004.05.15〜16)



●メキシコにUFOの大群出現!

メキシコ空軍機が撮影したという
UFO映像!なんとその数、11機!今朝の特ダネで見たんだけど、
こりゃあホンモノっぽいですぜ、ダンナ!軍がこういうものを公式に発表したのも初めてらしい。

俺は何度かUFOを見たことがあるので、その存在を信じているです。最も強烈な記憶として残って
るのは小学生のときに見た、3機のUFO。夕方、近所の公園のジャングルジムで遊んでいるときに
目撃。かなりの低空飛行だったので、機体をしっかり肉眼で確認できた。形はいわゆる葉巻型。太
くて短いロケットみたいな形だった。色は、銀色をベースに、ポイントにはオレンジを使っていた。
たとえるなら『帰ってきたウルトマン』に出てくる
MATのメカっぽいカラーリング。大きさは、感
覚値で飛行船の3倍くらい。けっこう大きかった。それが3機で編成を組んで飛んでいた。5人くら
いの友達と一緒に見たので、間違いない。カメラなんて持ってなかったので証拠はないんですけど。

ま、それはともかくとしても、UFOと聞くと無条件でワクワクしてしまうな。年金とかシケた話題
よりも、もっとこういうニュースを見たい。ロマンですよ、ロマン。来たれ宇宙人!カモンUFO!
 
(2004.05.13)



●燃えるぜ女子バレー!

テレビに踊らされているようで恥ずかしいのですが、女子バレーにハマってます!もともと格闘技
以外のスポ−ツにはあまり関心がなく、野球もサッカーもほとんど観ないし、当然バレーなんて、
まるで興味を持ったことなかった俺ですが、たまたま今回の世界最終予選の第一戦を見始めたら、
こりゃおもしろいわ〜。大山と栗原の二人は、なんだか星と花形(あるいはマヤと亜弓さん)ぽい
かんじがするし、大山の挫折と復活ドラマも泣けるし、怯えたような寂しいような顔をしてるのに
超絶テクをバシバシ決める大友愛もかっこいいし、…てなかんじで毎日ハッスルして見てまっする。

アマチュアスポーツの試合前にアイドルが歌っちゃうのはどうか、と思っているにもかかわらず、
ふと気がつくと、日常的に「フレッフレ!君に僕から〜♪」とかって歌を口ずさんでててヤバイ。

(2004.05.12)




●●●


休みすぎて、まだ頭がボケてます…。


(2004.05.10)






先月のメモ
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※狼男=狼はガガーリン空港を主宰している男の略