タイトル■戦隊シリーズ学習帳
書き手 ■

「戦隊シリーズ」とは何かーー?
ゴレンジャーやらデンジマンやらガオレンジャー
などの、あのカラフルな一連のシリーズです。
26年前に始まり、今なお休むことなく作られ
続ける、この大長寿人気シリーズですが、
なぜか「ウルトラマン」や「仮面ライダー」など
に比べると、不当に低い社会評価しか与えられて
ないようです。なんで?もっと讃えましょうよ!
…と、お節介なメッセージも込めつつ、
この戦隊シリーズについて考察していく予定!

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前回の復習




第5回 比較・検証・回顧録・・・?(その5・時代劇とコロッケ??)


早速ですが、戦隊ヒーローの世界観とは何でしょうか?
前回、ファンタジー等と書いたので若干戸惑っている
かも知れませんね。
ま、それは一旦置いといて・・・・
では、これまで比較対照にしてきた仮面ライダーとウルトラマンでは
どの様になるのかと・・・

仮面ライダーの世界観は・・・「悪の力」「異形」でしょうね。
基本的に仮面ライダーは敵の怪人と同じ存在です。
自分を改造した組織から逃げてその組織と戦う訳ですから。
つまり怪人同士の戦いと言いますか・・・
「悪の力を用いて正義を行う」
原作者、石ノ森章太郎氏自らも仰ってましたし。
裏切り者のブルース・・・では無いですが
負の感情を内包するヒーローですね。
・・・うん、実に日本人好みですね・・・

さて、ウルトラマンですが・・・「未知なる憧れ」「夢」と、言ったトコですか。
光の巨人というモチーフ・・・
私達人間は「巨人」という物に憧れの念を持ってますね。
神話などに出てくる神様なども結構巨人が多いですし・・・
それに人間は目線が高い所から下を見ると
何だか気分が良くなりますよね?
え?私だけ?!(バ〇は高い所が好き←関連用語)
・・・気を取り直して・・・
あとは空を自由に飛べるってもの実に「ドリーム」ですよね。
あぁ、なぜ故に人間は空を飛ぶことに憧れを抱くのでしょう。
・・・単純に飛べないからですけど・・・
それと目線が高くなると・・・(以後、省略)
・・と、単純に考えてみてウルトラマンに対する我々の
感情は「神様のようで神様より身近な存在」と
言えるのでは・・・・
こちらは人間として好感が持てますよね・・・

さて、両者にあって戦隊に無いものといったら・・・
「生活感」と言えるでしょう。
仮面ライダーでは敵の組織は「世界制服」が基本です。
従って日本分断とか日本沈没とか
とにかくやる事が大掛かりです。
・・・それでも大概は作戦の実験を市街地で行ったりするのですが・・
まぁ、そうでもしてくれないと完全に暗躍になってしまって
物語が身近に感じられなくなってしまいますけど。

ウルトラマンの方はもっと単純です。
なぜなら「近未来」の物語なのですから。
つまり現実では無いと始めから分かっているので
独特の世界観になる訳ですね。
(実際、初代ウルトラマンのタイトルの下には
 「空想科学特撮」と書かれてますしね・・・)
これはSF物を描く上では普及している方法ですが・・・

さて、上記した彼らと違って我らが戦隊ヒーローの世界観は
実に身近なモノです。
敵の組織は「世界制服」が目標の筈ですが
実際に暴れまくってるのは結構ご近所だったりします。
それも下っ端をゾロゾロ連れて悪事を堂々と行ってる始末。
あまつさえ大声で作戦内容を偉そうにのたまわってくれるし・・・
実に分かり易いですね。
更に世界制服の作戦といって只の近所迷惑な事を平然と
やってのけてる始末・・・・

なんで?って思ってしまいますが
これはあくまで視聴者の子供に分かりやすくて
身近に感じられる様に、との配慮からです。
ここで戦隊と他の作品との区別が出てきているのです。

特に近年は東映サイドも視聴者の区別化を図っていて
戦隊シリーズはあくまで「就学する前の幼児にも分かりやすく」と
心がけて製作されているそうです。
ちなみに仮面ライダーやウルトラマンは小学生位の子供が
メインターゲットとされている様です。

ファンタジーの基本は童話にあると言ってもいいのですが
戦隊ヒーローは分かり易い童話的な作りをしていると言えます。
「子供向けのファンタジー」と言っていいでしょう。
・・・ここなのでしょうね、戦隊ヒーローの評価が
一段低く扱われるのは・・・
個人的に思うのですが日本では「ファンタジー」というものは
低い扱いを受けて来ていると思いますよ。
映画「ハリーポッター」が上映されたりして
徐々に大人もファンタジーというジャンルに触れる
機会が増えてきている感じではありますけど
みんな西洋物のファンタジーばっかりですね。

でもね、日本には「時代劇」がありますよね。
立派な日本のファンタジーじゃありませんか。
(そういう意味で黒澤映画は素晴らしい和製ファンタジーだと
 思ってます。小汚い日本人がとても美しく見える場面が結構
 ありますし・・・海外ではそう評価を受けている筈です・・・)
TVの放送欄を見てみると一週間に1回は時代劇が放送して
ますよね。何故に日本人は時代劇に心ひかれるのでしょうか?
・・・多分、民族性でしょうね。
しかし今のTVの時代劇は空気みたいなものでしょうね。
誰か必ず見てはいるけれど別に話題にのぼることも無いし・・・

ム・・・?これは現在の戦隊ヒーローにも当てはまるコト・・??
・・・そうか、そう考えれば別に扱いが低くても
気にする事は無いのか・・・
そうだ!年配の方に時代劇がある様に子供に戦隊ヒーローがある。
それでいいじゃ無いか!それに決定!!(出来たぞ〜〜!!)←盗作

・・・ハッ!我を忘れてしまっていた・・・(落ち込む)
いかんいかん、散々能書きを書いて置いてオチがコレでは・・・
(慌てて体裁を繕う為に考える・・・)

・・・失礼しました、続けましょう。
錯乱してましたが、時代劇と戦隊ヒーローの関係は
結構似ている所も多いのは事実だと思いますよ。

原則的に両方とも勧善懲悪が基本です。
これは見ていて爽快感を感じると言うスタンスがあるからでしょう。
それと殺陣が必要以上に大げさな所でしょうか。
これは見栄えの良さもあるのですが、やはり悪人をバッタバッタ
なぎ倒すのを見るのは気持ちのいいモノですしね。
それ故に両者とも「見た時には気持ちいいが物語は覚えてない」と
いう弊害を生んでしまっているのでしょう。
しかし、要所は覚えているモノですからいわゆる
「水戸黄門の印籠」的に覚えている所が
「キレンジャーのカレー好き」とか言うモノでしょうね。

・・・何とかそれっぽくした所でそろそろオチを・・・

連載第1回にも書きましたが、たまに時代劇を見るような
軽い気持ちで戦隊ヒーローも見てみるのも悪くないと思いますよ。
いや、むしろ気軽に見てみた方が面白いと思います。
評価なんて後から付いてくるものですし・・・
でも、もし機会があったら昔見ていた懐かしの戦隊ヒーローを
見直して見て下さい。
当時の印象とはまた違った何かが見えてくるかも・・・

さて、乱文になってしまいました、つまらない前振りは
今回で終了です。
いよいよ次回からそれぞれの戦隊ヒーローのお話を
時代順に沿ってお送りします。
前振りで細かく触れなかったコトは以後の連載の中で
書いて行きますので・・・
(コレ故に詳しく書けなかったのです・・私の文才の無さが悪いのですが)
と、言うわけで次回から記念すべき第1作
「秘密戦隊ゴレンジャー」について触れてみましょう。

では、また次回・・・

追記
サブタイトルの「コロッケ」の意味とは・・・
単純に私個人の持つ戦隊シリーズの印象なのです。
中身や味は変化に富んでいても見た目はまんま「コロッケ」
日本人に好まれている食べ物にも係わらず
高い評価を受けることが殆ど無い。
食べると美味しく何故か懐かしい。
しかしグルメなんて言葉には無縁・・・

私にとっての「戦隊シリーズ」とはそんなモノなのです。

あ、そうそう。
2002年の新ヒーローは・・・
戦隊シリーズ26作目「忍空戦隊ハリケンジャー」
仮面ライダー17作目「仮面ライダー龍騎(リュウキ)」
・・・と、いうコトです。






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