タイトル■戦隊シリーズ学習帳
書き手 ■

「戦隊シリーズ」とは何かーー?
ゴレンジャーやらデンジマンやらガオレンジャー
などの、あのカラフルな一連のシリーズです。
26年前に始まり、今なお休むことなく作られ
続ける、この大長寿人気シリーズですが、
なぜか「ウルトラマン」や「仮面ライダー」など
に比べると、不当に低い社会評価しか与えられて
ないようです。なんで?もっと讃えましょうよ!
…と、お節介なメッセージも込めつつ、
この戦隊シリーズについて考察していく予定!

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前回の復習




第7回 秘密戦隊ゴレンジャー (その2・5人揃って!!素顔編)


関係ない話ですが、余計なコトを言ったばかりに
苦労を抱える事がありますね。
今回は私自らがそれを実践してしまいました。
お陰でこの原稿を書いている現在、とても疲れてます・・・。

「罪を憎んで人を憎まず」(訳・私を恨むな!!)

・・・さて、思いっきり脱線した所で今回のお話と行きましょう。

前回の予告に書いた様に今回はゴレンジャーに転換(変身)する戦士たちの
素顔について書いてみましょう。
ついでに演じている役者さんについての簡単な解説も付けますので
お茶請け程度に読んでくださいね。

まずはリーダーのこの人から。

●海城 剛(かいじょう つよし)24歳

秘密戦隊のリーダー、アカレンジャー。
黒十字軍の襲撃を受けたイーグル関東支部のただ1人の生き残り。
襲撃を受けた時にはトレーニングとしてサッカーをプレイ中だった。
襲撃された際に部隊長である兄を殺されている。
黒十字軍に対する怒りは誰よりも強いがその反面、情には厚い。
そこを日輪仮面につけ込まれ、チームを窮地に陥れてしまった事もあるが。
性格はスポーツマンらしい爽やかな熱血漢であるが
冷静な判断力と行動力を併せ持つ。
必殺技のゴレンジャーストームがサッカーボール型の爆弾なのは
恐らく海城の発案による所だと思われる。(サッカーやってたしね)
リーダーとしての資質は当初は未知数だったが
戦いを重ねるうちに目覚しい成長を遂げていった。

・・・リーダーの宿命なのか、彼のキャラクターは掴みにくいです。
やっぱり「堅物じゃない優等生」はおちょくれませんね。

演じたのは「誠 直也」氏。
他の特撮ヒーローでは円谷プロの「ファイヤーマン」の主役である
「岬 大介」を演じてました。
一般のドラマでは「特捜最前線」での「吉野刑事」役が有名でしょうね。

さて、お次はサブリーダーのこの人。

●新明 明(しんめい あきら)25歳

秘密戦隊のサブリーダー、アオレンジャー。
イーグル東北ブロックのただ1人の生き残り。
一部隊の分隊長を務めていて、雪原で戦闘訓練中に襲撃された。
単純な戦士としてのレベルは海城を上回ると思われる。
性格は冷静でクール。但しクールに徹し過ぎる故に
チームをまとめるリーダーの座は海城に与えられたのだろう。
新明自身もそれを分かっているらしくて海城を信頼している。
その性格ゆえに温情派の海城と衝突する事もあるが
基本的には「仲良しこよし」な関係にある。
戦士としての技量、特にメカを扱う技術はチームでも
トップクラスである為に大型飛行要塞「バリブルーン」の
操縦を担当、ほとんど彼の専用機となってしまった。
(アカが操縦した事はほとんど無い)

カウボーイスタイルのギザなお兄さん。
何気ない仕草までカッコ付けてるけどそこが魅力なお方。
当時の子供達の人気No.1なキャラでしたね。

演じたのは「宮内 洋」氏。
特撮ヒーローファンで知らない人はまずいないでしょう。
「仮面ライダーV3」の主役「風見 志郎」役で有名ですね。
一般のドラマでは「キイハンター」の「壇 俊介」役や
「助け人走る」の「島帰りの龍」役などが有名でしょうか。

さあ、どんどん行きましょう、お次はこの人。

●大岩 大太(おおいわ だいた)23歳

秘密戦隊随一の力持ち、キレンジャー。
イーグル九州ブロックの生き残り。
柔道の特訓中に襲撃される。確か首元を刺されていたはずなのに
しっかり生き残っているとはナレーションの通りに不死身の男である。
性格は九州男児らしく(?)大らかで人が良いのでみんなに愛されている。
九州弁(多分)で喋る。愛称は「大ちゃん」。
チームのムードメーカーであり、カレーと謎々が大好き。
類稀なる怪力の持ち主であり、石頭の持ち主でもある。
黒帯を持つ程の柔道の達人で戦いの際にも多様する事が多い。
「おどま阿蘇山たい。怒ればでっかい噴火山た〜〜い!!」と
叫びながら敵をぶん投げる姿が印象に残る。
また、見た目に寄らず手先が器用で妨害電波発生装置
「YTCコントローラー」を組み立てるなど、知的な側面も持っている。
しかしメカの扱いが苦手なのか自分ではほとんど操縦しない。
(私の記憶ではバイクとバリタンクを1回づつしか扱ってない)
何故か性格の正反対な新明と行動を共にする事が多く

新明 「よーし大ちゃん。出発しましょ。」
大岩 「はいな、新明どん。」
新明 「バリブルーン発進、GO!!」

こんなやり取りはバリブルーンのコクピット名物になっていた。

いやはや、この人のお陰で全国の子供達のカレーライス消費が
どれだけ進んだ事か。
とにかく美味そうにパクパク食べてくれるものだから
ついつられてしまうのですね。
私はカレーライスがあまり好きでは無いのですけど(普段あまり食べません)
さすがにゴレンジャーを見た後は「カレー食べたい!」と
母親に駄々こねてました。
今でもビデオを見ると食べたくなるから恐ろしい・・・。
ちなみにビデオで調べてみましたが、スナック・ゴンのメニューでは
カレーライスは300円、と言う事は大ちゃんの1日の食費って一体・・・?
ツケ溜めてるって話だから・・・・

演じたのは「畠山 麦」氏。
一般のドラマでのメジャーな役は無いと思われますが(多分)
名バイプレイヤーとして役者歴は長い方でした。(既に故人になられました)
特撮物での出演なのですが、円谷プロ製作、小松左京原作のSFドラマ
「猿の軍団」で「ゲバー署長」役を演じられてました。
これは最近ビデオで見直して気が付きました。
何せゲバー署長は猿だったので・・・(つまり猿のマスクを付けていた)
子供の時に気が付くわけありませんよね。

・・・いけませんね、大ちゃんの所で長くなってしまったヨ・・・
さてお次は紅一点のこの方です。

●ペギー松山(ぺぎー まつやま)18歳

秘密戦隊の紅一点、モモレンジャー。
イーグル北海道ブロックの生き残り。
乗馬訓練中に襲撃される。
爆発物のスペシャリストで、ゴレンジャーストームを始めとして
携帯型の爆弾はすべて彼女の製作による物。
変装術にも長けていて潜入、撹乱戦を受け持つ事も多い。
性格は気立てが優しいお姉さん。
しかし不屈の精神力を持っていて、洗脳催眠によって転換不能に
陥った時に意志と精神力でそれを克服している。
美人と言う訳では無いのだが(失礼!)チャーミングと言った方が
しっくりきますね。スタイルはいいのですよ。(フォロー)

この人のお陰で子供達の「ゴレンジャーごっこ」に女の子も
加われるようになりましたね。
(でも男子だけで「ごっこ」をする時には困った事に・・・)
ゴレンジャー以前にも「ヒロイン」はいたのですが
この作品で「ヒーローと対等のヒロイン」と言う図式が
初めて出来上がったと言ってもいいですね。
(しかし今みたいに「ヘタしたら女性のほうが男性より強い」って
 図式は当時には想像も出来ませんでしたね・・・)

演じてたのは「小牧 リサ」さん。
あまり他のドラマには出演なさっていないようです。(再び多分)
特撮物への出演もあまり無いのですが、数年後に・・・(意味ありげに)

さて、最後の1人です。

●明日香 健二(あすか けんじ)17歳

秘密戦隊の・・・期待の星?、ミドレンジャー。
イーグル関西ブロックの生き残り。
毒ガスで襲撃された時には・・・・
支部のビル屋上で伝書鳩の世話を世話をしていたので難を逃れている・・・。
他のメンバーと違って何かのスペシャリストと言う訳ではない。
ある程度のメカの知識を持ち、格闘戦を得意とはするのだが
いずれも他の4人には及ばない。
初期は大ちゃん相手に謎々をかけていたのが唯一の特技と言って
いいのではないだろうか?
まぁ、メンバー内で最年少なので経験不足なのが原因と思われるが。
性格は血気盛んな熱血漢だが、普段は結構おとなしめ。
その為に個性的なメンバーに囲まれると・・・。
若さ故の無鉄砲さで敵の術中に陥ることがしばしば。
しかしズバ抜けた行動力で困難を潜り抜けていった。
全編を通して1番成長していったのも彼である。
(あとの4人は完成したキャラであったのだが・・・)

うーむ、結構悪口を書いてしまった気もするなぁ。
だって1人だけ無傷で生き残った理由がねぇ・・・。
しかし、見ていた子供達に1番近い立場だったキャラだから
感情移入し易かったのも事実だけどね。

演じていたのは「伊藤 幸雄(現・正道 武)」氏。
この頃はデビューして間もなかったらしくあまり目立った役は演じて
無かったと思われます。
特撮作品での出演としては「ウルトラマンレオ」での「野村 猛」役で
出演していましたがゴレンジャーへの出演が急遽決まったので
途中降板をしたのは結構有名な話です。
(当初、明日香役は別の役者さんが演じていて第1話の撮影が
 途中まで行われたのですが事情によって降板してしまった
 のです。従って急遽配役が回ってきたらしいですね)

さて、メインの5人の素顔について長々と書いてきましたが
次回はいよいよ転換後の5人についてとその装備について
ふれてみましょう。
(結構長くなってしまったので今回はパスしました)

それでは次回・・・







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