タイトル■もう鳥しか愛せない
書き手 ■タッキー

鳥大好き人間(♀)による、とり日記。
本人いわく「鳥に対する熱すぎて
誰にも理解できないような想い」
を綴ってくれます。

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第3羽「うちの庭の餌付け日記(その2)〜ついに目撃!〜」

庭のミカンの食べ跡は、ほんとに鳥なのか?
鳥でなければ何なのか?

そんな不安は、ある日キレイに解消されました。
ついに見たのです!
まずメジロを!

それは突然やってきました。
なにげにトイレにはいったとき、
トイレの窓から庭をのぞきこむと…

そこにはミカン以外の何かが!

ビックリ!
メジロでした!
急にいるなんてずるい!
ああ、メジロ!
緑色で小さくて、目の周りだけ白いメジロ!
ビューティ・メジロ!

わたしとメジロは目が合ったまま、
そのまま数秒、時が止まったようでした。
メジロも上を見上げてビックリしていました。
あの目の周りの白い輪が
そんな顔に見えるだけかもしれません。
数秒間、お互い固まったあと、
メジロは一目散に逃げていってしまいました。

至福の数秒間!
わたしとメジロの距離は約1.5メートル。
私は鼻がツンとしていました。
嬉しくて。
ああ、メジロ!
なぜ君は「メジロ」というの?
白いのは目の周りなのに。
それじゃシロ目みたいだよ。

●豆知識●----------------------------------------
「うぐいす色」という色があるけど
実際のうぐいすは、「うぐいす色」ではありません。
茶色というかベージュというか、そんな地味な色です。
そして実際「うぐいす色」なのは「メジロ」なのです!
じゃあなぜ「あの色」を「メジロ色」って付けなかったんでしょう?
最初に見た人が見まちがえたのでしょうか?
だとしたらメジロだって気分が悪いでしょう。
そんな間違いさえなければ
「うぐいすパン」だって「メジロパン」だったのに。
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そしてある日、
ヒヨドリにもめでたく遭遇!
メジロとちがって図体がでかいので
見ごたえがあります。
食いっぷりも息を飲むものがありました。
バラしたミカンはもちろん丸のみ。
半分に切ったミカンは
くちばしではさんでブンブン振り回していました。
野蛮な鳥…。
そして飛び去りぎわには必ず
バラしたミカンをひとつくわえていきます。
お土産です。
もちろん、うちにもお土産を残してくれます。
植物の種たっぷりのフンです。
ありがとう。

●豆知識●----------------------------------------
鳥は空を飛ぶために、
なるべく体が軽いほうがいいそうで、
飛びたつ前にフンをする鳥がおおいのは
その為なのだそうです。
でもフンひとつ分くらい軽くなったところで
どうだと言うのでしょう。
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ちなみに我が家の
ベストバードウォッチングポイントはトイレです。
トイレの窓から顔を上半分出し、
息を殺して鳥をみる日々です。
我ながら、最高のウォッチングポイントだと思います。
誰にも邪魔されずに1人の世界になれますから。
トイレは私のアルファ波で
毎日満たされています。

神様、明日も鳥が来ますように!
   

(2002.1.8)  




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