タイトル■とるしえの実験室
〜怒濤のワールドウイニングイレブン６はＷ杯の夢を見る、のか？〜
書き手 ■ロビー田中
サッカーのコンテンツです。このコラムでは
「ワールドウィニングイレブン６」というゲ
ームを使ってシミュレーションしながら日本
代表の戦い方を占ってみたりします。またサ
ッカーに関するいろいろな投稿も募集してい
ます。いろいろの人の参加、お待ちしてます！
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第７回「いよいよ開幕！」
ワールドカップも
いよいよ今日、31日に開幕します。
出場国は全部で32ヶ国。
４チームずつ８つのグループに分かれ、
それぞれのグループで総当たり戦をします。
つまり、どのチームも最低３試合は戦うわけですね。
勝ったチームには勝ち点３、
負けたチームには０、
引き分けの場合は両チームに勝ち点１が与えられ、
勝ち点が多い上位２チームが決勝トーナメントに進みます。
みんな３試合ずつ戦うわけですから
全部勝てば勝ち点９ということです。
当たり前ですが、これならグループ１位で
トーナメントに進出です。
勝ち点が並んでしまう場合もありますが、
その時は得失点差の多い方が上です。
Ａチームの３試合の総得点が６、総失点が２、
Ｂチームの３試合の総得点が７、総失点が４なら、
Ａチームの得失点差は＋４、
Ｂチームの得失点差は＋３なので
Ａチームの方が上位ということです。
これでも並んでしまった場合は総得点の多い方が上、
それでも並んでしまった場合は当該チーム間の試合の勝ち点、
なおかつ並んでしまった場合は当該チーム間の試合の得失点差、
やっぱり並んでしまった場合は当該チーム間の試合の総得点、
で順位を決めます。
もう全部同じ！
という場合は抽選で決めます。
決勝トーナメントになると引き分けはありませんので、
90分間で同点の場合は15分ハーフの延長を行い、
ゴールデンゴール（Ｖゴール、サドンデス）で勝敗を決めます。
要するに先に点を取った方が勝ちということです。
それでも決着がつかない場合はＰＫ戦です。
ほとんど人はＴＶでの観戦でしょうし、
全試合放送するスカパーに加入してる人も少ないでしょうから
地上波での放送予定を書いておきます。
決勝トーナメントはすべて地上波で放送され、
１回戦が６月15、16、17、18日、
準々決勝が６月21、22日、
準決勝が６月25、26日、
３位決定戦が６月29日、
決勝戦が６月30日です。
※あくまでも予定なので変更の場合あり。（ ）内は試合開始時間。
絶対に見た方がいいのは、
因縁の対決と言われる
６月７日のアルゼンチンVSイングランド戦でしょう。
ベッカムやオーウェンなどがいる
サッカーの母国・イングランドと、
かつてマラドーナという天才を生みだした
南米の強豪・アルゼンチンの試合なら
普通に見ても面白いんですが、
両国の因縁は1982年のフォークランド紛争にさかのぼります。
アルゼンチン沖の大西洋南西部に浮かぶ
フォークランドは英国の領土でしたが、
1982年４月２日、アルゼンチンが自国の領土だと主張して
軍隊が上陸、島を占領しました。
これに怒った英国も軍隊を出動させ、
多数の死者を出したフォークランド紛争が勃発します。
最終的には６月中旬にアルゼンチンが降伏して
この紛争は集結しますが、その年に行われたのがＷ杯スペイン大会です。
この大会に両国は出場していたんですが、
悪名高きイングランドのフーリガンが
侵略者アルゼンチンに復讐を宣言したため
両チームの選手が乗ったバスには
常に装甲車のガードがつくという
物々しい事態になってしまいました。
結局、この大会で両国の直接対決はありませんでしたが
その４年後、1986年のメキシコ大会の準々決勝でついに激突します。
そこで歴史的なプレーを披露したのが
当時25歳だったマラドーナです。
後半６分、ＧＫと競り合ったマラドーナが
ヘディングでゴール！ かと思われたんですが、
イングランド側がハンドと主張。
この抗議は認められませんでしたが、
映像にはしっかりと手でボールをはじいているところが
映し出されていました。
試合後、マラドーナ自らが“神の手”と発言したことから
これはサッカー史に残る公然の反則ゴールとなっています。
これで負けたのではイングランドも収まりませんが、
この“神の手ゴール”の３分後、
マラドーナはＷ杯史上、最も偉大なゴール
“60ｍ独走、５人抜きゴール”を決めてしまいます。
その後、日本でもプレーしていた
リネカーがファインゴールを決めて
イングランドも一矢を報いますが、
２対１でアルゼンチンが勝利。
フォークランドの借りをメキシコで返したのでした。
このキナ臭い戦いは一時終息したかに思いましたが、
前回のフランス大会、
決勝トーナメント１回戦でまたしても両国が対戦。
この時、接触プレーで大袈裟な転び方をした
アルゼンチンのシメオネに対してベッカムが怒り、
足で蹴るという報復をしてしまいます。
ベッカムはレッドカードで一発退場となり、
試合はＰＫ戦の末、アルゼンチンが勝利。
またしてもイングランドが涙をのむ結果となります。
そして今回、同じグループに両国が入ったことで
イングランドにとっても、
ベッカムにとっても最高の雪辱戦となるはずでしたが、
今年の４月、欧州のクラブ世界一を決める
チャンピオンズリーグ準々決勝で
ベッカムが骨折してしまいました。
そのベッカムに対して殺人タックルにいった選手が
アルゼンチン国籍だったのです。
この選手はすぐに故意ではなかったとベッカムに謝罪し、
両者のわだかまりは消えましたが、
まわりはなかなかそうは見てくれません。
ベッカムは驚異的な回復をみせ、
日本に来ています。
初戦のスウェーデン戦から出場も可能、
とイングランドの監督も発言しています。
前回ベッカムを退場に追いやった
アルゼンチンのシメオネも代表に選ばれています。
こんな面白い試合、見ないわけにはいきません。
ベッカムの背番号は７番、シメオネは14番です。
何をおいてもこれだけは見ましょう（笑）
他には、
ドイツVSアイルランド、
フランスVSウルグアイ、
イタリアVSクロアチア、
ポルトガルVSポーランド、
カメルーンVSドイツ、
ナイジェリアVSイングランド、
メキシコVSイタリア、
ポルトガルVS韓国
あたりがオススメ。
あ、あと日本戦ね（笑）
それから今日の開幕戦も。
では記念に、開幕戦のフランスVSセネガルを
ＷＷＥ６でシミュレーションしてみましょう。
もちろん、フランスを操作して（笑）
【ＷＷＥ６ シミュレーション ７】
予想先発メンバーはこんな感じ。
ジダンは肉離れのため、出られません。
アンリ トレゼゲ
ヴィルトール ジョルカエフ
プティ ヴィエラ
リザラズ テュラム
デサイー ルブーフ
バルテズ
結果は３ー０でフランスの完勝。
アンリ、早過ぎ（笑）
ジダンが見られないのは残念ですが、
ジダン抜きでもフランスがセネガルに負けることは
まずないでしょう。
今夜８時半、韓国のソウルでキックオフです。
（今日の名言）
テレビの音量は控えめに。
すばらしいゴールが決まっても
気持ちをしっかり抑えよう。
大きな声で叫んではいけない。
睡眠不足になると
思わぬ事故につながりかねないから注意しよう。
Ｗ杯アメリカ大会期間中の
中国共産党機関紙・人民日報の論説