タイトル■とるしえの実験室
     
〜怒濤のワールドウイニングイレブン6はW杯の夢を見る、のか?〜
書き手 ■
ロビー田中

サッカーのコンテンツです。このコラムでは
「ワールドウィニングイレブン6」というゲ
ームを使ってシミュレーションしながら日本
代表の戦い方を占ってみたりします。またサ
ッカーに関するいろいろな投稿も募集してい
ます。いろいろの人の参加、お待ちしてます!


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第8回「今日は日本VSベルギー戦!」

W杯、見てますか?
開幕戦では前回優勝のフランスが
初出場のセネガルに負けてしまいました。

このコラムでも現代サッカーにおける
フィジカルの重要性を何度か書いてますが、
セネガルのフィジカルもスゴかったですね。

フランスのアンリという選手は
本当にスピードもテクニックもある
すばらしい選手なんですが、
彼が目立たないくらい
セネガルの選手はスピードがありました。

カメルーンやナイジェリアの試合を
見た人は分かると思いますが、
アフリカの選手のフィジカルは
いくら日本人が目指そうと思っても追いつけない
独特のバネとスピードがあります。

こうした選手に立ち向かうには…、
ということも考えながら
トルシエは作戦を練っているんですね。

● ● ● ● ●

ところで、W杯は
こうした世界中の大陸予選を勝ち抜いてきた
強豪がぶつかり合う大会なんですが、
必ずしも世界最高の大会ではない、
という人もいます。

もちろん、イベントとしては間違いなく世界一です。
前回のフランス大会をテレビで見た人は
全世界で延べ334億人。
今大会は420億人に達すると見込まれています。

アトランタ五輪が196億人、
シドニー五輪が226億人と言われていますから、
世界において、サッカーのW杯は
オリンピックの比ではない大イベントなんですね。

それなのになぜ世界最高の大会ではない、
などと言う人がいるのかというと、
それは各大陸から出場国が選ばれているからです。

現代において、
高いレベルのサッカーをしているのは
やはりヨーロッパなんですね。
ですから本当にレベルの高いサッカーの試合を見たければ
各大陸に出場枠を割り振ったりせず、
ヨーロッパを中心に行うべきだ、
という考えの人もいるわけです。

ヨーロッパにはW杯の間を縫うように
やはり4年に1度、ヨーロッパ選手権という
大きな大会を開いているのですが、
この大会にブラジルとアルゼンチンを招待すれば
それが世界最高のサッカー大会である、
とまで言われているんですね。

まあ、これは主にヨーロッパの人が
言っているわけですが(笑)

ただ、1990年のイタリア大会で
カメルーンがベスト8に進出したあたりから、
アフリカ勢の力は全世界が認めるようになりました。
今大会開幕戦のセネガルを見ても
それはもう揺るぎないものでしょう。

問題はアジア勢です。
アジアの代表としてW杯に出場した国が
W杯で勝ち星を挙げたのは、
過去にたった4勝しかありません。

1966年イングランド大会で
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が1勝、
1994年アメリカ大会でサウジアラビアが2勝、
1998年フランス大会でイランが1勝、
これがすべてです。
今回で6回目の出場となる韓国も
まだ1勝もできていません。

いつまでもこんな状態が続くと、
W杯のレベルを下げているのは
アジアの責任と言われかねません。
いや、もう言われているんですが…。

そんな中、今大会2日目にサウジアラビアが登場し、
ドイツに8対0という信じられないスコアで
負けてしまいました。

いくら相手が過去3度の優勝を誇るドイツでも
世界大会でこんな無様な試合をしてはいけません。

確かにアジア勢がW杯で勝ち星を挙げるというのは
困難を極めます。
でも、もう2度とこんな大敗を喫するわけにはいきません。

…というような状況で、今日、
韓国、中国、そして日本が揃って登場します。
アジア5勝目を挙げることができるのか?
もしかして、いきなりアジア7勝目、
なんて奇跡が起こるのか?

日本の試合はもちろん、
韓国、中国の試合も注目してみましょう。

● ● ● ● ●

では、ついにやります。
ていうか、このためにWWE6でシミュレーション
なんて企画を始めたんですが…。
日本VSベルギー戦です。

【WWE6 シミュレーション 8】

先発メンバーは…、分かりません(笑)
小野の虫垂炎、宮本の鼻骨骨折がありましたからね。
とくに小野が使えるのかどうかは重要です。
とりあえずシミュレーションは
オーソドックスにこれでいきましょう。

    鈴木     柳沢

      中田(英)

小野            市川

     稲本   戸田

  中田(浩) 森岡  松田

        川口

小野がダメなら左は服部でしょう。
三都主の先発はないと思います。

攻撃陣は
ワントップで中田と森島をその後ろに
という可能性も高いんですが、
個人的にはやめた方がいいような気がしてます。

立ち上がりは一進一退の攻防。
ベルギーに決定的な場面も作られますが、
ディフェンスが頑張って何とか失点は免れます。

しかし、日本も攻め手がない。
中田が時折、ミドルレンジからシュートを放ちますが、
苦しい体勢からではいいコースにボールが飛びません。

そんな状況を打破したのが、前半38分。
左コーナーキックを小野が蹴って、
鈴木がヘディングシュート!
日本、先制です!

やはり、こういう試合はリスタートです。
つまり、コーナーキックやフリーキックですね。
こういうセットプレーで点を取るしかなさそうです。

前半はこのまま終了。
スタジアムも沸きます。

後半、攻めてきたベルギーに対し、
日本は防戦一方。
そして後半10分、ついにヴィルモッツに
ゴールをこじ開けられます。

あれ、この人、ケガしてるんじゃなかったっけ?
とにかく日本のディフェンス陣が
スピードで負けて1対1の同点です。

同点直後の混乱を何とか乗り切った日本は
残り20分で三都主(登録名アレックス)を投入。
市川を下げて、小野を右にまわします。

引き分けでも御の字、のW杯初戦ですが、
ここは勝ち点3を取りにいきます。

後半40分に三都主が左サイドを抜け出して
決定的なセンタリングを上げますが、
キーパーのナイスセーブで得点成らず。
結局、このまま1対1で終了しました。

ふ〜う、本当にありそうな展開だなあ。
ボール支配率は日本が51%、ベルギー49%。
もう少し中盤を支配して、
ボールをつなぎたいところ。

でも最低でも勝ち点1、
これは絶対に死守したいところですね。

では、私は埼玉スタジアムに
直接、応援しにいきます!

(今日の名言)

  フットボールでは
  絶対という言葉を絶対に使ってはいけない。
  何が起こるか絶対に分からないのだから。

           フランク・クラーク

(オマケの名言)

  セネガルの選手は
  フランスのゴールまで
  盗んでしまいました。

      明石家さんま






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