タイトル■特集:∀〜新しい夜明ケ〜
書き手 ■中村孝太郎

1999年春から2000年にかけての約1年間、
「∀ガンダム」というアニメーション作品が
ひっそりと放送された。それは「まったくガ
ンダムらしくない、まったく新しいガンダム」
だった。我々はかつてない感動を味わった。

そして今年2002年、待望の映画化!2月9日
から劇場版∀ガンダム「地球光」「月光蝶」と
いう2本の映画が同時公開される。

だが一般的にはあまり知られていないこの作品。
正直、観客動員が非常に心配…。ということも
あり、我々は勝手に立ち上がったのだった!
「一人でもいい!この機会に多くの人に見てほ
しい!」そんな願いを込めて。

ちなみに「∀」は「ターンエー」と読みます。

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■ ∀ガンダムの予備知識:その3 ■

<09>
∀ガンダム学習帳 (基礎世界編 パート2)

・・・さて、本日も参りましょうか。
では前回の引きに使ったキーワードのお話をしましょう。

∀ガンダムの舞台となる「アメリア大陸」(アメリカではないですよ)の
世界観は前回書いた通りですが・・・
前回書いた内容から考えてどーやったらモビルスーツなんて
出てくるのだろうか?と思った方もいると思います。

確かに今まで書いてきた世界でそんな大層なシロモノを
ポンと作れる訳がないですよね。
このままではモビルスーツなんて登場させるスキもヘッタクレも
あったモノではない。

しかし、この世界では一つの伝説があったのです。
「黒歴史」と呼ばれる伝説です。
黒歴史によれば太古の昔に現在より遥かに進んだ文明が存在していて
世界のどこかに文明の遺産が眠っている、というのです。

現在における「ムー大陸」や「アトランティス大陸」の
伝説みたいなものですね。

それは人々の中では単なるおとぎ話程度にしか思われていませんでした。
まぁ、ムー大陸やアトランティス大陸のお話ですら信じていない人が
多いのですから無理も無い話ですが・・・。

それでもその存在を信じて太古の遺産を発見する事に
人生を賭ける人はいつの時代にもいるものです。
現在においては考古学者に当たる人が「山師」と呼ばれる人です。
こーゆう道楽に命をささげる人がいるお陰で人類の歴史が
語られて行くのですね。

(偏見だと思われるかも知れないですが学者なんてみんな道楽者だと
 思っていますので・・・変に偉そうにしている学者に限って
 ロクな輩がいないですし・・・・)

アメリア大陸の領土の一つである「イングレッサ」に
鉱山を収入源とする「ビシニティ」という街があります。
∀ガンダムの物語はこのビシニティの街から始まるのですが
この地には「マウンテン・サイクル」と呼ばれる山が存在しています。

マウンテン・サイクルは黒歴史の遺産が埋められた場所という
言い伝えが残っていて、他の土地にも何ヵ所か存在している様なのです。

山師と呼ばれる人々は各地に点在するマウンテン・サイクルを調査して
回っているのでしたが、決定的な発見というものにはたどり着けて
いなかったのでした。

そう簡単に遺跡とかは見つからないモノですしね・・・

ここまでは物語が始まる前の時代背景でした。

そして物語が始まってから偶然(?)に黒歴史の遺産が出現するのです。
それは人型をした巨大な機械だったのです。
・・・ここまで書けばピン!と来て頂けると思いますが
これがモビルスーツだったと言う訳ですね。

え?そんな化石みたいなモノが使えるのかって?
普通に考えたらそうですよね、いきなり掘り出したアンモナイトが
うじゅるうじゅると動いたら不気味ですよね、怖いですねぇ・・・

ところが不思議なコトに埋まっていた筈のモノにも関わらず
何故かほぼ新品の状態で出土されたのです。
これはなぜ故に?と思いますよね・・・
まぁ、これは本編を見て頂ければ分かるコトですので
これ以上は触れないで置きますね。

こうやって興味を持って貰うのも一つのテですね。(ベタだけど・・・)

こんな風に化石を掘り出した感じで出てきたモビルスーツですが
コレだけが黒歴史の伝説だったのでしょうか・・・?
まだまだ裏があると思いますけどね・・・

さて、次回のネタですが・・・何にしましょうか?
あくまで事前情報程度に留めておきたいので・・・
相方(主催者)と相談してから・・・といった感じですね。
では・・・・







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