」現在の進行状況<29>
スタンスはアートで?


12月07日(金)

今日の更新分は
数も多かったし
全体でかなりの文字量
だった気がする。

そのため山本さんの連載は
お休みにした。

1回更新する時の
適度な量というのを
まだ計りかねている。

少なすぎると
活気をアピールできないし
多すぎると
最初から敬遠されてしまう
かもしれない。

そんなことを
考えていると偶然
田舎の友人・市川からメールが…

「『前書き』はあまりにも長すぎて
 読まずにいたことが多かったのですが
 その15は思わず読み耽ってしまいました。
 谷田くんがやろうとしていたことが
 端的に分かった文章でした」

そうかぁ…

「長い前書き」は
自分でもいつも
「ホントに長いなぁ…」
と思ってたもんな。

たしかに自分が
他のサイトを覗くときも
あまり長い文だと
途中で読むのに
疲れてくるしな。

適度に短いのに
こしたことはない。

どうせなら
多くの人に読んでほしいし。

その方が読む人の数が
増えていくだろう。

人気サイトにしていくには
全体的に文章短めにした方が
いいんだろうか?

しかし、また考え直すのだった。

「でも、俺は長い文を書きたかったんだ」

日頃から、商業誌で字数の決まった、
短い原稿しか書けないジレンマがあったから
字数制限のないインターネットで
思うがままに、長い文を書きたくなったんだ。

ピカソに
「写実的に描いた方が売れますよ」
とアドバイスした人もいたんだろうが
彼が描きたかったのは、
あの抽象的な絵だったんだろう。

だから、ああいう絵になった。

そして最初は評価されなかったが、
やがては世界的評価を得るようになった。

…まあ、実際そうだったかはわからんが
きっとそうだと見た。

あまり仕事もなく、
会う人もいないので、
だらだらインターネットを
読んでいた時期、
俺は読みごたえのある文に
けっこう励まされた。

それはかなりの長文だったことが多い。

むしろ、そういうものを求めていた。

だから、そういう人にとっては
長い文でも、かまわないのだ。

要は中身だ。

現に市川に伝わった回も
あったわけだし。

だから、気にしないでおこう。

なにしろこれは商業誌ではない。

まず第一に重要なのは、
やりたいことをやることなのだ。

長く書きたかったら、長く書く。
短く書きたかったら、短く書く。

伝え方の効率性や
有効な方法論も考えたいが、
あくまでも、それは
最優先事項ではない。

読者ニーズ主体、
マーケティング至上主義という
商業誌とは違うスタンスで
いいんだ。

「イラストレーション」か
「アート」か、でいったら
これは「アート」なんだ。

中身が芸術的かはともかくとしても。

…と思うがままに
書いていたら、
また結構、長くなっていた。

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