□□ 緊急連載コラム第2弾! □□
「白線流し」大激論!?
〜ロビー田中+タニタの往復書簡〜

「白線流し」というドラマ、見てました?
…まあ見てなくてもかまわないんですが、
ドラマに関する連載コラムを予定している
ロビー田中さんからの1通のメールを
引き金に、ロビーさんと僕の間で、
「白線流し」について、ここしばらく
ちょっとした議論(?)をしています。

一緒に飲みに行くと激しい議論になりがちな(笑)
二人なんですが、今回はメールのやりとりで。

で、それがやがては企画会議っぽく
変化したりもして、つなげて読んでいくと、
ある企画ができるまでのやりとりや過程が
わかるような内容になっていたりもします。

なので「とあるウェブマガジン準備号」らしく
その過程をしばらく連載してみようかと思います。
ちなみにこのやりとりは
現在進行系で続いているので、
どう決着がつくのかわかりません。

行方のわからぬ、この連載
さてどうなるんだろう…!?



<01>頭の中が「白線流し」で占領されている

<02>
大人の視点で過去を懐かしがっているだけ?

なぞそこまでロビーさんは「白線流し」のことが
気になっているのか?それはこういう理由のようです。

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ロビー田中 → タニタ (01.11.11 13:32)

*****

何気ない問いかけに返事をくれてありがとう。

確かに老けましたな。
ただ、酒井美紀はそれでも年齢を重ねた
「園子」をちゃんと演じていたような…
長瀬智也は少し「渉」に
なりきれてなかった気がするけどね。

なぜオレが「白線流し」にこだわってしまったかというと、
ネットで「白線流し」に関する
いろいろな人の発言を読んでる時に

“最初からこのドラマは
 大人の視点で過去を懐かしがっている
 だけのようで好きになれなかった”

みたいな感想を見かけたのがキッカケ。

そうか、オレは過去を懐かしんでいただけなのか、
って最初はうっかり納得してしまったんだけど、
このドラマは決してそういうドラマじゃないよね。
事実、主人公たちと同世代の支持者は大勢いるわけだし…。

で、このドラマの本来の意味、とか
その意味がきちんと視聴者に伝わっているのか、とか
オレは正しく「白線流し」を見ているのか、とか
そんなことを考えてしまったわけよ。
(もちろん、ドラマをどう見ようと個人の勝手なんだけどさ)

谷田さんはやっぱり、
“等身大の若者像をリアルに描いている”と感じたんだよね。

オレもそう思う。
ただ、96年に連ドラ版が始まった当初、
“今どきこんな純粋な高校生がいるかよ!”
という反発を感じた視聴者がいたのも事実。

オレは松本が舞台だったからそこはクリアできたんだよね。
東京や大阪だったらやっぱり反発したかも。
博多もダメかな。仙台ならいいけど(笑)。

そんなこともあって、
長野出身の谷田さんにちょっと聞いてみたかったわけ。
でも逆に長野出身だからこそ、
ノスタルジーを強く感じてしまうのかな。

主人公と同世代の視聴者にも支持者が多いってことは、
あの連ドラ版もリアリティがあったと信じているんだけど、
もしかして、
若者も本当はどこか憧れに近いものは感じていたのだろうか。

いや、でもネットでの感想を見たりしてると、
“園子たちと同じように自分も悩んでいた”
みたいな発言も多いから、
やっぱり表面的な部分で憧れを感じた
同世代なんてほとんどいないんだろうな。

連ドラ版はよくできた作品だった。
そこで「白線流し」にハマった視聴者のうち、
大人の中にはノスタルジーをことさら強く感じた人もいたけど、
同世代はかなり感情移入して見ていた。

というここまでの分析はどうだろう。

なんか全部書くと、話がとっちらかってしまいそうなので、
今回はここまでにしときます。

ではまた。

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タニタ → ロビー田中 (01.11.12 21:57)

*****

メールありがとうございます。

「白線流し」がリアルかどうか?
僕なりに思うことをまた送ってみます。

うーん、それは
微妙なとこだと思うんですよ。
いや、リアルでないとは思いませんが、
連ドラ放映時から
僕もやっぱりノスタルジーを
感じながら見てました。

故郷・松本が舞台だったから、
それはやっぱり大きな理由です。

懐かしい風景に
スピッツの音楽

そういうセンチメンタルな
気持ちよさに
ひたっていたのは確かです。

でも、僕はあの主人公たちより
年上なので(変な言い方ですけど)
彼らより昔に松本で
高校時代を過ごしていたわけですが、
彼らの方が「昔の高校生」の
ようには見えました。

それはなんというか風俗的に。
80年代というより
70年代的な印象があったというか…
いくら松本でも
そこまで地味じゃねえぞ!
というか(笑)

そういう意味じゃ
もっと前に作られた、同じ松本を舞台にした映画
「ロックよ静かに流れよ」の方が
同世代的シンパシーはありましたね
僕がまさに高校生だった時の映画ですが。

…ってこの映画、知ってます?
男闘呼組の主演映画なんですけど
僕も1秒ほど出演してます。

まあ、それはさておき、
だから「リアルタイム」
という意味ではリアリティはなかった
ような気はします。

だからって別に
あのドラマを否定しようとかって
気持ちは全然ないですよ。

同世代がどう感情移入して
見ていたかは僕にはわかりませんが、
青春の悩みというものは
たぶん普遍的なものだと思うんですよ。
だからそういう心情面の描写では
リアリティがあったんじゃないでしょうか。
やっぱ似たようなことで
僕も悩んでいたような気もするし。

…白熱した議論に
持ち込みたかったんですけど(笑)
田中さんの見解と
あまり変わらないですかね?


(つづきます)

色・ホワイトブレンドに
ただ、なんとなく



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