■■「狼はガガーリン空港へ行く」参加者の自己紹介 ■■12月17日(月)創刊予定のウェブマガジン
「狼はガガーリン空港へ行く」にはこんな人達が参加します。
こんな内容のコラムを書きます。ということがわかる、
一人づつの自己紹介文をまずはお届けします。
<02>
フリーライター/大岡まさひ(40)の場合
企画名■哀愁のバーチャファイター4は覇王パイの夢を見るか?
内 容■「バーチャファイター4」を通じて語る現代ニッポン論(?)
●自分はこんな人間です40歳、男です。
職業はフリーライター。
得意分野はとくにナシ。…と、書き出してみて思ったけど、
40歳って我ながらちょっとすごい。
こんなにトシ食ったのかオレわ、
と思います。
精神年齢的には全然オトナに
なっちゃいない感じです。
ダメダメな感じです。
ふにゃふにゃな感じです。大体見た目もアレです、
トシを言うと
「見えないですねー」
って具合な反応をされることが多いです。
そう言われると半分嬉しいのですが、
半分情けない気もする。
もうちょいシブい40歳になりたかったよ。
●こんな経緯でこのウェブマガジンに参加することになりました
あれは秋だったか。
タニタさんと
それからフリーライターのさこさんと、
3人でお酒を飲んだんですけど、
そのときに初めて
ウェブマガジンの話を聞いたように記憶しています。
(しかしタニタさんっていろんな人とよくお酒飲んでるね)かくかくしかじかでウェブサイトを
作ろうと思ってるんですよ、
とタニタ氏が言って、
へーそりゃいいですねと答えた気がします。で、何か書いてくださいよと言われたのかな。
え、書くの? オレも書いてイイんすか!?
と一瞬、戸惑ったのもつかの間、
「バーチャのことならいくらでも書くよ!」
というセリフが口をついて出てしまった、
と記憶しています。(思います、気がします、記憶しています、が多いぞ)
タニタ氏は、ニヤリとしていた(と思います)。
そうです。
2001年、夏。
『バーチャファイター4』がついにこの世に降臨し、
個人的に、
つーか世のバーチャ好きな人々と共に、ですけど、
ロケテ(ロケーションテスト)に通いまくることから始まり、
とにかく時間があれば(いや、なくても)
繰り返し繰り返し対戦台にコインを注ぎ込んで
ハマりまくっていた頃だったのです。バーチャのことなら何でも書けるぜ、
フフフフッ、書いてやる書いてやる、
書きまくってやるぜー(仕事の原稿は書きたくないです)!!!!
という勢いだったので、
ほぼ二つ返事でOKしました。
というか、願ったり叶ったりでした。
っていうか、お願いします書かせてください
何でもやりますから
ボクに書かせてちょー? PPPKッ!!!! 状態でした。とまあ、そんな経緯です。
今はバーチャ熱、あの頃よりはちょっとさめかけています。
世間的にもわりかし一段落してる雰囲気だしなあ。でも、クールに、ひそやかに、秘めやかに、燃えてもいます。
まだまだ闘いは終わらないぜ!
って感じで。
だからたぶん、マターリと書かせていただくことになるでしょう。
と思います。
●こういう内容のものを書きます
『バーチャファイター4』って何?
という方も、もちろんいらっしゃるでしょう。そのへんのことは、連載が始まったら追々、
説明させていただく方向で。いや、まあ、ゲームなんですけどね。
つーか、ですます調って疲れるな。
なんかインチキな偽善者(って何?)に
なったような気がするぞ。なので、連載が始まったらこんな丁寧な
文体じゃなくなるかも。とりあえず、
・バーチャって何? その1
・バーチャって何? その2
・バーチャって何? その3
・バーチャの何がそんなにおもろいの?
・バーチャの歴史とハマった人(オレ)の歴史
・知らない人と対戦するということについて
・キャラを選ぶということ
・こんな面白い人と対戦しちゃった
・こんな変な人と遭遇しちゃった
・一般プレーヤー分類図鑑(イラストなし)
・有名プレーヤーという存在
・バーチャ日記、つけてます
・バーチャで「得られること」はあるのか?
・有名店(ゲーセン)という空間
・いろんな街のいろんなバーチャ
・40歳からのバーチャ
・バーチャ貧乏という落とし穴
・ネット情報とバーチャ
・バーチャにおける「強さ」「弱さ」
・チキン、逃げ、ワンパという戦法
・特選! バーチャ用語
・バーチャと格闘本能
・バーチャに捧げる愛の詩くらいは書けると思うので、書いていきたいと思います。
攻略系のことはたぶん、書きません。
書こうかなと思っていた時期もあったんですけど、
バーチャに興味ない人にはわけがわからないだろうし
(どっちみち、わけわかんないかもしれませんが)、
弱っちい僕が攻略やるのもなんだかなーなので
やめました。雰囲気からすると、僕が書こうとしていることは、
「バーチャ論」になるんじゃないでしょうか。いや、そうでしょう、論です論。
バーチャファイターというゲームを通じて、
現代ニッポンの一側面が透けて見えるようなものに
なればこれ幸いです。
マジで、透けて見えると思ってます。バーチャとバーチャ現象は
さまざまなものを内包しています。
悲喜こもごもな人間ドラマもあります。
現代社会の抱える矛盾や、ストレスや、欲望を
映し出す鏡でもあります。
テクノロジーの進化や、
それがもたらす新たな問題や、新たな愉しみも
集約されています。そして、「ハマる」ということの意味、
その超消費行動の謎を解くサンプルとしても
興味深い商品であると言えるでしょう。まあそんな感じなんですけど。
思いつきで書いてみたら、
そういうディープな部分までうまく
書けるかどうか心配になってきた。
いや、適当に頑張ります。またこの場所でお会いできたら嬉しいです。
とくにシメというかオチも思い浮かばないので、
何となくそんな具合で。
何卒ひとつヨロシクお願いします。ほいじゃ、ばいちゃ!(←バーチャをもじったあいさつ)。