」」」 長い前書き<O1> 」」」
そもそもなんでこんなことを始めたのか?

もうすぐ、
とあるウェブマガジンが
誕生する予定です。

何かを作りたい、
だけど機会や場がない。
プロとしてメディアで
仕事もしているけれど、
もっと自由に面白いことをしたい。
誰かに何か伝えたいことがある。
とにかく祭りだワッショイワッショイ!
…etc

そんな人達と一緒に
何かしようというものです。

いまインターネットのお腹の中で
この新しい子供はスクスク育っています。
そして早く生まれたがってウズウズしています。

…と言いたいところですが、
ちょっと難産ぽいんです。
秋には出産予定でしたが、もう11月です。
さらにまだ少し時間がかかりそうです。
むむむむむむ…

そこで、生まれる前の話から
みなさんにお伝えすることにしました。

しました。なんて軽く書いたものの、
よく考えると、少し奇妙ではある。
よく考えなくても奇妙か。

なにしろこのウェブサイト
というか、この文章は、
まだ出来てもいないウェブマガジンの
編集後記ならぬ、編集前記なのだ。
メイキングなのだ。
単なる過程なのだ。
それだけなのだ。
なんじゃそりゃ?
そんなもん本体ができてからやれやっ!
と思う人もいるだろう。

なにしろそのウェブマガジンとやらが
どんなものかを知ってる人はいないのだ。
主宰者たる僕でさえ、
実際にどんなものになっていくのかは
正直まだわからなかったりもする。

ところで文体がいつまにか変わっているけど、
気にせず進めよう。

いまに始まったことじゃないが、
テレビの人気番組は
「過程」を公開したものばかりだ。
「アサヤン」にしても
「あいのり」にしても
「ガチンコ」にしても
みんなそうでしょ?

スターが誕生する過程
カップルが成立する過程
不良が更正するまでの過程
お店がオープンするまでの過程
宣伝コピーのプレゼンをする過程
24人の加藤あいができる過程…

ね?
で、過程公開ものは面白い。
考えてみると、
ニュースやワイドショーも
全部そうかもね。

でも別に不思議なことじゃない。
完成体をいきなり見せられるよりも
その過程から見始めた方が、
ものごとができていく様子、
進んでいく様子を
知ることができて面白いものだ。
というか、僕は好きだ。

また、過程を知っていると
自分もそれに参加しているような気がして、
ぐっと親しみを感じることができる。
毎週見れば見るほど
親しみは増していってしまう。
親しみ、そう、読んで字の通り
親のような気持ちになってしまうのである。

「ダイスケとなっちゃんが
 カップルになったのはめでたいが、
 あの繊細すぎる二人は
 今後うまくやっていけるのだろうか?」

とかね。
感情移入してしまうと、
赤の他人同士のカップルにさえ
余計なお世話をしたくなる。

少し前に「モーニング娘。」の
新メンバーを決めるオーディション番組を見た。
いきなり自慢になるけど、
大勢のオーディション参加者の中から、
僕は今回選ばれた4人をズバリ当てた。

自慢ついでに、もうひとつ。
その前に加入した4人も
僕はパーフェクトで的中させた。ウフフ。
おれって、実はつんく…?
と錯覚するほど得意げな気持ちだった
ことを告白しておこう。

このオーディションの過程を
公開した番組は、大正解だ。
ファンでもないのに、
メンバーが決まる過程を偶然見てしまった僕は、
もー「モー娘。」の親のように
ほおっておけない心境になってしまったのだから。
いろんな見知らぬ人達の親になってしまい
なかなか気が休まらない毎日である。

…少し誇張しすぎたか?
毎日というのはウソです。
ごくたまに思い出す程度です。

えーと何の話だっけ?

……そうだ。

過程を公開してるものはおもしろい。
だから、このウェブマガジンができるまでの
過程も公開して、みなさんにも
見守ってもらうことにしよう!
いきなり完成したものを公開するより、
どんな風にして出来ていったのかわかる方が、
手作り感が伝えられて、いいかもしれない。
よし、やろう。すぐやろう。

というわけで、
こんなことを始めてしまったわけです。

「そんなヒマがあったら
 そのウェブマガジンの準備とやらを
 とっととやりやがれ!」

…そんな声も聞こえてくるような気もしますが、
もう始めてしまいました。

これからしばらくの間、
ウェブマガジンを始めるにあたっての動機や
これまでの経過を報告する個人的ダラダラ文
「長い前書き」と
リアルタイムの「現在の進行状況」、
この2本立てで、
このウェブマガジンに
どんな人が、どんな気持ちで、
どんな風にして参加することになったのか?
どんな様子で創刊準備は進んでいるのか?
ってゆーか、どんな内容のウエブマガジン?
…などなどを伝えていくつもりです。

またこれを読んでいて
もしも興味を持った人がいましたら
御一報ください。
一緒に何かできるかもしれません。

あーあ、すっかり
ダラダラと長くなってしまった。
過程の、そのまた過程を
書いただけだったのになぁ。
ただ文量を気にせず書けるのが
インターネットのステキなところだ。
紙媒体だと、まずできないもんなー。
ハッキリいって、これは快感。

今回はここまでにします。
次回は「そもそもなんでウェブマガジン?」
そんなテーマでお届けしてみるつもり。
ではまた近いうち。
             (つづく)


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