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電撃決定! ターザン山本さん参戦!!


10.19(ジュッ・テン・イチキューとお読みください)

この日は、記念すべき日になりました。
あえてプロレス風に表現するなら、
「10.19 無限大記念日」です。

この日は、「自画自賛のススメ」
という特集記事の取材で、
ターザン山本さんにお会いしたんです。
場所は、水道橋のルノワール。

ターザン山本さんという人をご存じですか?

プロレスファンなら知らない人はいない、
カリスマ的な存在の人なんですが、
知らない人のために説明することにします。

彼は「週刊プロレス」という雑誌の編集長だった人で、
この雑誌を「公称40万部」という
バケモノ的な売り上げにしてしまった凄腕編集者です。
この頃、勢いのあった雑誌は
「東京ウォーカー」か「週刊プロレス」か?
そんな状況でさえ、あったような記憶があります。

ファンに対して良くも悪くも
絶対的な影響力を持ち、
そのシンパの多さたるや、
レスラー以上だったはずです。

ところが、
「出る杭は打たれる」という言葉通り、
影響力を持ち過ぎてしまった山本さんは、
業界一のメジャー団体・新日本プロレスから
取材拒否を受けてしまいます。
そして、その責任を取って、
96年に週刊プロレスの編集長を辞任。

事実上のプロレス界追放です。

「敗れしものは敗れざるなり。
 さよならだけが人生だ!」

この言葉を残して、
山本さんは「週刊プロレス」を去ります。
しかも、この時期に山本さんは
奥さんと飼っていた猫にも逃げられてしまい、
人生最大の絶対絶命に追い込まれます。

ところが、
山本さんは消えませんでした。

フリーのライター&編集者として
別の媒体を足掛かりに徐々に復活を遂げ、
さらには山本さんのファンでもあった
浅草キッドさんの応援もあって、
芸人としてもテレビに出演するようになります。

99年には、なんとあのビートたけしさんから
「ビートたかし」なる名前まで授かってしまいます。

現在では、インターネットでも大活躍。
“最強の有料ウェブマガジン”
「マイナーパワー」を始めとして、
自ら主宰するライター&編集者の養成塾
「一揆塾」のホームページ、
映画批評のウェブコラム「映画を語ろう」などで
八面六臂の大活躍。

「人生はギャグだ!」

そう宣言した山本さんは、
自らの負の部分さえも
すべて「自画自賛」してしまうことで、
以前よりも数十倍、
パワフル&クレイジーな怪物に
なってしまいました。

最高最強(最狂?)の55才、
今、僕はそう思ってます。

僕は小学生の頃から、当時は月刊だった、
後の週刊プロレスを欠かさず読んでいた人間なので
山本さんにはかなりの影響を受けています。

すごく入れこんだ時期もあれば、
激しく憎んだ時期もありますが、
今の山本さんが一番好きです。

そんな山本さんを初めて取材することになり、
僕の胸は踊りました。
ダンス!ダンス!ダンス!

で、ナマの山本さんは
やっぱりスゴかった!

この人の批評眼の鋭さは
知っていたつもりなんですが、
次から次へと質問に対して、
鋭く、独断的で、
しかも自画自賛にあふれた回答を
ビシバシ返してくれるのです。

シビれましたね。
笑いましたね。
そして、頭を使いました。

取材、雑談を含め、
2時間くらいだったんですが
僕の小さな脳の中に
強烈な山本さんのエネルギーが
膨大に注入され
フラフラになりました。

で、聞いた話は
どれもとんでもなく面白く、
多くの人に読んでほしい内容
だったんですが、
いかんせん予定されてる誌面は
わずか2ページ。

とてもじゃないけど、
全部入れられません。
そこで聞いてみました。

「僕はこれからウェブマガジンを
 作ろうと思っているんですが、
 今日聞いた話をノーカット版で
 載せさせてもらえませんか?」

すると…「いいよぉ!」

しかも
「ウェブマガジン、やるんだ?
 じゃあ、ボクを入れた方がいいよ!」

とおっしゃるじゃありませんか!
1、2、3、ダァー!ですよぉ!!

このウェブマガジンに
ビッグネームが加わることも
もちろん嬉しかったのですが、
プロレスファン専門じゃない媒体だからこそ、
もっと多くの人に
山本さんの魅力を伝えられるかもしれない!
いや、伝えたい!
という編集者的な喜びも
デカかったんです。
アンドレ・ザ・ジャイアント級のデカさですよぉ!!

その後も電話で話したり、
山本さんが主宰する「一揆塾」を
見学に行ったりしてるんですが、
この人の話はやっぱり魅力的!

生きていく上で重要なキーワード、
世の中をもっと面白く見られる視点、
そんなことを山本さんに
語ってもらう連載にしよう、
そう考えました。

なにしろ山本さんの言葉は
元気が出てきます!
勇気が出てきます!
そして、笑えます!
非常に勉強になります!
きっと面白い連載になるはずです。

そんなわけで
本格創刊に先がけて、
この日、聞いたお話を読める連載を
始めることにします。
近日中にアップしますので
どうか御期待ください!

さて、万事快調!
に思えてきた、
このウェブマガジンですが、
思わぬ、いや、ある悲しい
事態が待っていました。

次回はその話を書きます。

            (つづく)



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