日日@実家
06/02/2003〜06/08/2003




06/02/2003 02:55am
「トラウマ」って便利だにゃあ。安易に大文字でしゃべる人って始末悪いよね。分かってる風で、ぜーんぜん本質を掴まえてない。
くたくたなのだが、妙に頭がさえて眠れない。
だからといって駄文を書きつらねる気力はナッチング。
寝て起きたら書こうかに。


06/02/2003 04:57pm
1日は実家へ帰った最大の理由である、「不登校を考える」といった趣旨の会合に経験者として参加した。
なんつーか、不登校パネラーみたいなもんか。(登校拒否といった方がぼくにとってリアリティがあるが、まあ、そういう運動のコアメンバーでもないんで厳密な言葉使いは分かんないし、大文字の論議はどうでもいいっす)
またもや、母親関係で参加したのだが、お客さんから難しい質問ばかりされて頭を使った。

「どうして不登校になったのか?」
「ひきこもっているときはどのような気持ちだったか?」
「当時なにを親にして欲しかったか? またはして欲しくなかったか?」
「ひきこもりの状態から突然東京に行ったそうだが、家を出るきっかけはなにかあったのか?」

はっきり言うとそこらへんは整理がまだまだついてないし、「あなたの体験について書いてくれ」と二年前に依頼された文章は去年からほったらかしだ。
しかし、だからといって答えないわけにはいかず、「あうあう」と嘘でない範囲で嘘をついた。


以下は考えがまとまらないんで、メモ。
ひとはどうしてひとつの立場に固執するのか? それを否定されるとまるっきり人生がなくなるようだ。
自分の存在理由が「母親」としての立場しかないと思っている母親のなんと多いことか。子供が母親を少しでも必要としない事態が起こると、母親は身震いしあわてふためく。母親という立場にしか自分の人生に居場所がなく、それを保証するには子供がどうしても必要だと言わんばかりに。
彼女の「安心」のために利用される子供は不幸だ。
彼女には母親以外の顔がないのか? 妻の顔は? 趣味の顔は? 哲学の顔は? 女の顔は? ひとの顔は?
確かに彼女は子供を苦労して産んだかもしれないが、子供は彼女の所有物ではない。いつか離れてゆく。
彼女は彼女の一生をせいいっぱい生きるべきだ。
それを気づかせられない、そして彼女のすべてを受け止められない父親の人生の、なんと貧相なことか。猫より劣る。


06/04/2003 04:08pm
昨日は、ちょこっとずつ調子が悪くなっていたパソコンがとうとう起動しなくなった。
今、目の前にいる日立プリウスだ。

予感はあった。
何時間か使用してると、フォルダさえなかなか開かなくなり、そうこうしてるうちにビジー状態になる。かたまってしまい動きもすごきもしないんで強制終了も出来ず、しょうがなく電源をカットオフ!
そうかと思えば、正規の手続きどおり「スタート」→「Windowsの終了」→「電源を切れる状態にする」→「OK」とやっているにもかかわらず、電源が落ちない! またまた、しょうがなく電源強制カットオフ!
「プチュン」と鳴りつつ消える画面にえもいわれぬ不安を感じていたのだが……
やっぱりね!
祈るような気持ちで(じっさい拝みつつ)、何度電源をいれても、「Windows98」と表示されるばかりで、それ以降のシステムが立ち上がらない。

OSをインストールしなおしました。
ソフトの再インストール、各種設定でいちんち潰れました。ばか。

Windowsのことはよく分かんないんで、なーんもいじらずメールとインターネットにしか使用してないのに、これはないんじゃなかろうか。
これはマイクロさんが悪いの? 日立の設計が悪いの? いったいどっちなの?
マイクロさんについては、ぼくがとやかく言わなくても色色とお聞きおよびでしょうが、デフォルトで56メガしかメモリを積んでないことに問題はないのか日立さん。
だいたい日立産パソコンて誰が買うの? ユーザー層は社員?


06/04/2003 11:02pm
こんばんは! BS大好き! 藤原勝也です!
って誰だ、ちみは。

我が家では空前の「おしん」ブームです。
みなさんちではどう?

▼チヌの刺身、チヌのあらを煮たの、もずく酢、ひじき、枝豆、さばを焼いたの、シイタケを煮たのでした。
おやしゅみ!


06/06/2003 01:41am
5日の昼は、母や妹とイタリア料理店に行きランチを食べた。ピッツァ・マルゲリータがうまく舌鼓。
その後、そこらへんをブラブラしてみた。
書店で小説などを立ち読みしていると、年のころ40くらいの女性が声をかけてきた。
「あの… 小畑さん?
人違いを装ったナンパだった。ほいほいとついて行き、喫茶店へ。その後、ホテルへしけこんで…
「あ、いけません奥さん… そこはそこ… んなこたーない。
そんなことはないかとブラブラしたって、選ばれる人間じゃないんで期待したってムダだ。
期待? なにを? 妄想を? 白昼夢を?
なにを考えて故郷の街を歩いてるの、オレ。と、にが笑い。


夕方から、「人間の盾」としてイラクに行った牧師の講演を近所へ聴きに行った。

んー。
主張されてることはことごとく同感の(ような)気がするんだが、理想が空回りしてて、ぼくの心にはなにも響いてこなかった。
なんか、カッコつけすぎっつうか。イラクの人人と「連帯」とか「よりそう」とか言われても、カンジンのイラクの人の顔が見えてこないっつうか。

牧師がイラクへ「人間の盾」として行った理由は
  1. 今度の戦争にはアメリカのキリスト教原理主義者が荷担しており、同じキリスト教徒として抗議したかった。
  2. 平和憲法を持っているにもかかわらず、戦争を支持する日本へ抗議したかった。

とゆうようなことらしい。

そんなことで死ねるのか?(死ななかったが)
牧師には奥さんや娘さんがいるそうだが、そんな理由で「私は死ぬかもしれないところへ行く」と言えるんだね。「ふ〜ん」てなもんだ。ぼくにはまるでリアリティがない。
分からないから「宗教」とからめてしまいたい誘惑にかられるが、たぶんそれは違うのだろう。

自身の主義主張や思想に押され、牧師がイラクに行っても、それは牧師のナルシシズムを満たす行為とどこがどう違うのか、ぼくにはさっぱり分からない。
命をかける場所が違うような気がする。
自身のエゴ(? アイデンティティ? 信条? 心情? まあ、なんでもいいが)を満たすために利用されるイラクの人人も迷惑じゃないかなあ。

あなたはどうっすか?
「人間の盾」の人のことどう思いました?

▼コーンスープ、あじの刺身、大豆を煮たの、ひじき、もずく酢でした。



06/06/2003 05:49pm
力が入んないのは戦争のせいで、もう「にくいあんちくしょう」どころの騒ぎではない。そして、そういったことにグラグラしてるのはぼくの心で、全てにおいてやる気は出ないが飯はちゃんと食ってクソをひりだす。
驚きなのは、人の命には重さがあり、どうやらぼくやあなたの命よりイラクの人たちの命の方が軽いのだ!
だって、オレが今こうして生きてるもの! んで「人間の盾」ってそれを逆手にとった戦術でしょ? アメリカの同盟国や「文明世界」の人間は、中東の人たちより命が重いと自ら宣言しているようだよ!

式で書けば
日本人>イラク人

これ、わかりる? 納得できる? 「命に重さがある」ってことは、「ムダな命」や「死んでもいい命」や「尊い命」が存在するってことだよ。
「小学校で習ったことと違う」とか言いたいんじゃないよ。でも、じゃあどうすればいいのか。


戦争についてぼくやあなたが無力だということはハッキリした。
力を持っている人間が、いったん「やる。」と言えばそれは滞りなく粛粛と行われる。
ぼくやあなたが、デモをしたって、ハンガーストライキをしたって、座りこみをしたって、歌を唄ったって、不買運動をしたって、人間の鎖を作ったって、ロウソクに炎をともして集まったって、人間の盾になったって、ビラをまいたって、こんなクソサイトでうだうだ書いたって、戦争は止められない。
人は殺される。


んで、全身是脱力。

脱力。

だつりき。

やる気ゼロ。

やる気ナッシングですよ!


じゃあどうすればいいのか。
なにか少しでも有効な手段はないのか?

「体制側に影響をあたえられるのは、体制内の人間だけだ。体制の中に入ってこそ、その弱点や盲点が分かるのではないか?」とSF作家の眉村卓は、その著作の中で書いている。
なるほどな、と今更ながらその言葉をかみしめている。「アンチ」ではダメだ。「彼らのフトコロに入り、彼らの意見をこちらに誘導する」ぐらいの気概がないとダメか?
いや、「彼らと私たち」とか、「アイツとオレ」とか、「奴らと我我」とか、二項を対立させる構造自体がもうダメなのではないか。それは戦争の構造と相似だ。

じゃあどうすればいいのか。
じゃあどうすればいいのか? そこで立ち止まっている。


06/08/2003 01:31am
昨日は、何度か他動書記に書きこんでくれたconさんがやっている店、「狐拍子」へ母と妹と行った。
元元、ジャズバー的なこじゃれた店で「コンテンポ」という名前だったのだが、現在は料理のうまい居酒屋(? 小料理屋?)に宗旨変えして、名前も「狐(=コン)拍子(=テンポ)」となった。「きつねびょうし」って読むんだけどね。もちろん、かわいいお嫁さんのビッキちゃんも一緒だ。

もう、文句なく料理はうまく、生ビールはエビスだ。ぼくは粋人じゃないんで日本酒はあまりやらないが、いい日本酒も揃ってるし、泡盛なんかもある。
下関に来ることがある人は一度どうだろう。絶対ソンはない。
行かれる方は地図書くんでメールくだされ。 …って、いねぇか!! もったいねぇ!

店は文句ないんだけど、母がね…
母は全てのテンポが早く、せっかちだ。そして、酒は病気もあり飲めない。
っつうことはアレですわ。
酒飲みの気持ちはいっさい分からない。んー!!
「食ったらすぐ出る」って牛丼屋じゃねんだから!

「スローフード運動」つうのもどうかと思うんですよ、一応。
なんか、早食いの人が悪いことしてるみたいだし、ぼくは元元かなり食べるのが遅いんで、「これ以上、もっと遅く食わなくちゃなんないの?」てな気分になるし。まあ、「マイペース運動」ぐらいにしといて欲しいっつうか。
「効率一辺倒」から「遅いこと賛歌」へ極端に動きすぎてんじゃないかなあと思いまして。
「遅いことが人間的なこと」と定義すると、netやメールは非人間的なことになっちゃうし。なにごとも中庸が肝心っつうか、一番むつかしいっつうか。

広い店でもないんで、ながっ尻も迷惑だけど、6時に入って7時半に去るってことはねぇだろ! 腹ごなしもできゃしない。つうことが言いたいのでした。


06/08/2003 06:00pm
今日は父も仕事先から帰ってきて、最後の宴になるのではないか。
これで1年くらい実家へ帰ってこなくていいと考えると、気が休まる。
なんつうか、全てがめんどくさいのだ。人間関係がめんどくさいとか行事がめんどくさいとかではなく、原因はぼくの気質にある。
全てのことがらについて、あらかじめ(ある程度)シュミレーションしておかないと、動き出せないのだ。
10日の帰りの新幹線のことを、もう今シュミレーションしてる。なんつうか、そうしないとやれない。つうか。
クヨクヨクドクド考えてばかりいるのだ。
「いきあたりばったり」が出来ない。そういう状態におかれると不安になるんでイライラする。「いきあたりばったりになるなら前もって言っといて! 覚悟するから!」てな感じだ。
まあ、予言者でもないと無理な話だ。

つまり、動きたくないのだ。「動かざること山の如し」じゃないが、「山の如く動かないですんだら、どれだけ楽かなぁ」が、ぼくの人生の正直な感想だ。
※「人間の時間の尺度で」だけどね。山は山で、山の主観になったら、造山活動とかワリといそがしいかもしれないし。


OSを再インストールしたにもかかわらず、実家のパソコンの調子はよくない。
なぜだろう。

デフォルトで56メガしかメモリを積んでない

と、前書いたが、さすがにそんなことはなく、64メガのメモリが積んであった。
だいたい56メガのメモリなんて作られてないよなあ。ばかオレ。
しかし、64メガでも少ないとは思うが。



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