山荘日記 (2011年9月27日〜9月29日) 今年16回目、累計242回目

単独 富士山初冠雪 沢の護岸工事 薪ストーブ試運転 ニンニク植付け 地デジ対策

大きい写真は 秋本番(山荘日記) を御覧下さい。

前回離荘後の主な出来事

  • 9月21日に台風15号が首都圏を直撃。夕方の交通機関が全て止まり、帰宅出来ない通勤客が街に溢れる。(帰宅難民) 各地で大木が倒れるなどの被害も続出。
  • 日本相撲協会は、琴奨菊(佐渡ヶ嶽部屋)の大関昇進を発表した。日本人では07年名古屋場所後で同じ佐渡ケ嶽部屋の琴光喜以来、4年ぶり。
  • 我家では秋のお彼岸を迎え、中日には親族が揃ってお墓参りを行った。

1日目:9月27日(火) 晴れ


冠雪した富士山

双葉SA展望台にて

農鳥岳

甲斐駒ケ岳(武川町にて)

彼岸花(白州「道の駅」の隣にて)

日向山と鞍掛山
  • 自宅(8:10)→八王子IC(8:35)→双葉SA→韮崎IC(9:55 \1300)→(10:30)着荘
    前回離荘時からの最高気温25℃、最低気温9℃。着荘時の外気温15℃、室温15℃
    9月に最低気温が10℃を下回るのは珍しい。
  • 自宅を出た時は曇天だったが、山梨県に入ると青空が広がって来た。初狩PAからは冠雪した富士山が見えたが、気付くのが遅れて素通り。
    笹子トンネルを抜けると南アルプスが良く見えたので、双葉SAに立ち寄り、展望台に上がって山岳展望を楽しむ。
    韮崎の先で甲斐駒広域農道へ入り、八ヶ岳や甲斐駒の写真を撮りながら山荘へ向かう。
  • 懸念していた山荘周辺の倒木も無く、難なく着荘できた。前回は台風12号の後遺症で庭には小枝が散乱していたが、今回は何事も無かったみたいだ。
    但し、裏庭の沢を見下ろすと大きな石が散乱し、未だ水が濁っていた。農業用水は放水を止めていたが、上流から流れてくる水量が多い。敷地の土手も大きく削られ無残な状態だった。
    そこで、昼食後は沢に降りて流れを元に戻す作業を開始した。大きな石を動かしたり、堰き止めているガレキ(流木など)を取り除いたりで大汗をかいた。
    前回までは裏庭東端の沢に島があり、流れが二手に分かれていたのだが、敷地側の流れが土砂に埋まり、雑草に覆われていた島は植物が根こそぎ流され、石が積み上がっていた。

    台風前(9/8)

    台風後(9/28)


  • 天日干し(背景の山は八ヶ岳)15時前になって、道の駅&エブリへ買物へ出掛けたが、この時間では品薄になり、欲しい野菜(椎茸など)が売り切れていた。
    帰路、稲刈りが終わった田圃で「はぜ掛け(*注釈参照)」の写真を取る。
    *稲木(いなぎ、いなき、いのき)は、イネなどの穀物や野菜を刈り取った後に束ねて天日に干せるように木材や竹などで柱を作り地上から干す材料が地面につかない程度の高さに横木を何本か掛けて作ったもの。地方によって稲掛け(いねかけ、いなかけ)、稲機(いなばた)、稲架(はさ、はざ、はせ、はぜ、はで)など異称も多い。【ウイキペディアより転載】
  • 夕方、畑に出てニンニクを植える畝を何処にしようか迷う。頑丈なネットで覆った畝にしたかったが、未だピーマンが大量に成っていて抜き取るのはモッタイナイ。
    他の畝も何か(大葉、カボチャ、アスパラ)が植えてあるのだ。
    そこで、現在は雑草が生い茂っている畝に決め、日が暮れるまで雑草の抜き取りに汗を流した。
  • 日が暮れると急激に気温が下がって来た。そこで、今年初めて薪ストーブに火を熾した。
    例年は10月に入ってから暖房をするのだが、今年は例外だ。
    使い始めは鋳物の焼ける臭いが嫌なので窓を全開にする。それでも、充分に暖かくなった。
  • 夜空には満天の星が輝いている。明日は確実に晴れ、登山日和になりそうだ。
    未だ登っていない白州の雨乞岳に行きたかった。しかし、台風による倒木などの障害が心配だ。
    結局、寝る前になって気力が湧かないため、登山は止めた。(^_^;

2日目:28日(水) 晴れ


ピーマン大収穫

カボチャ

蝶と柚香菊(ユウガギク)

赤トンボ

同左

女郎蜘蛛
  • 薪ストーブ試運転外気温は9℃と寒いので薪ストーブを使う。濃い青空が広がる登山日和だったが、結局、出掛けるのを止め、山荘で過ごすことにした。
  • 雑木林からの木漏れ日が心地良い庭で、山栗の茶色い落葉を掃き集めたり、別館の軒下に伸びた雑草を毟り取る。
  • 今年は山栗の実が全く落ちていないし、コナラやクヌギのドングリも非常に少ない。
  • 薪棚からピチパチと音がする。雨に濡れた薪が乾いて罅割れる際に発生する音なのか?
  • 家庭菜園は猿害が酷いので止めようと思っていたが、今年はピーマンを無事に収穫出来たので気を良くし、ニンニクを栽培することに決め、昨日は畝換えを決めて雑草を抜き取った。しかし、この畝は土の質が悪いので入れ替えることにしたのだ。
  • 先ず、ブルーシートを広げ、掘った土を積み上げる。次に、二つのコンポストの腐葉土を全て畝に入れる。ブルーシートの土を半分ほど畝に戻し、苦土石灰と草木灰を撒いて鋤で耕す。整地後、植える場所に紐を張り、一定間隔に穴を掘る。化成肥料を穴に撒き、ニンニク片を一つづつ植える。
    本来は、苦土石灰を撒いた後の2〜3週間後に植えるべきだが、次回は、いつ来荘出来るか分からないので止むを得ない。
    なお、昨年に買った法蓮草と春菊の余った種をダメモトで撒いておいた。
    最後に、水やりを行い、霜対策に寒冷紗を掛けた。以上のように、家庭菜園と言っても根気のいる作業だ。
    ※畑の畝(うね)とは、作物を生育させるために土を盛り上げた所。通常、作物を作り終え次の作物を生育するとき、畝を立て直す。これを畝換えと言う。
  • 山荘のテレビは地デジが映らない。しかし、スクランブル解除をしてくれれば、BSでも地デジ番組を見ることが出来るのだ。以前も依頼したのだが、その際は『難視聴地域ではないので、電気業者に依頼して、アンテナの高さや方向を調整してみて下さい。』と却下された。
    私は昔、アンテナ設置のアルバイトをしていたので、余っているアンテナを設置して電波の強い方向を確かめたが、結局、映らなかった。
    その後は、ネットで山梨の地デジ難視聴に関する話題を検索してみた。そこで、ある業者のブログが見つかった。
    『山間地へ出向いて行って調整しても映らない場合は料金を取れないので、BSのスクランブル解除申請を教えている。』と書いてあった。
    私の山荘は、周囲が背の高い雑木林なので、アンテナの位置を多少高くしても電波状態が改善するとは思えない。
    やはり、スクランブル解除を依頼しようと決め、デジサポ山梨へ電話した。
    『アンテナ調整に努力していますが駄目でした。』と強く訴えたら、今回は、少しは対応してくれた。『伺って、電波の状態を確認させて下さい。』と言うのだ。私は快く受け入れた。もしも、本当にアンテナの調整で映るならば、多少の金を掛けてでも業者に依頼する気はあるからだ。
    なお、確認作業は10月10日以降になるそうだ。
  • 夕方、前回積み上げた小枝と落葉を焼いたが、湿っていたので白煙がもうもうと舞い上がり空を覆ってしまった。この時期は窓を閉めていているので問題ないと思うが、迷惑になるなと反省!

3日目:29日(木) 晴れ


待宵草

サフラン

野生椎茸
  • 目覚時計は携帯電話のアラーム機能を使っているのだが、今朝は設定を誤り、大寝坊をしてしまった。
    天窓から入る朝日が眩しいなと感じ、時間を見たら、何と8時半になっていた。
    寒い(9℃)ので薪ストーブを使う。
  • 稲刈り直前の稲穂と甲斐駒ケ岳9時半に散歩へ出掛けた。畑の畦道に待宵草が綺麗に咲いていた。民家の庭にサフランが咲いていた。
    Dさんの姿が見えたので『御無沙汰しています!』と声を掛けたら、Dさんは驚いた顔をしたが、私だと気付くと『お元気ですか!』と返答してくれた。
  • Tさんの山荘が見える農道で、甲斐駒を背景に稲刈り直前の田圃を撮る。
    農業用水監視道を歩いて帰ったが、途中で廃ホダ木の捨て場へ寄り道したら、椎茸の赤ちゃんが生えていた。
  • 10時半に帰荘。薪棚から中小サイズの薪を抽出し、デッキへ移動して井桁に組み直す。
  • 腐りかけていた廃材を手斧で割ったが腐食が酷い。庭で焼くことにしたが異臭がするので止めた。
  • 近隣の雑木林に入ると、結構太い枝が落ちていた。台風の影響らしい。
    庭に散乱する葉付きの小枝を集めて焼く。白い煙が激しく舞い上がるので、土日は避けるべきだと思った。
  • 昨日、ニンニク畝を覆った寒冷紗は、昨年、猿に破られてしまい、大きな穴が開いていたので糸で縫い合わせた。
  • ピーマンとカボチャを収穫して御土産にする。(今回収穫したピーマンは約100個と大豊作。帰宅後に近所へ配った。)
  • 離荘(15:45)→韮崎IC(16:11)→八王子IC(17:17)→帰宅(17:40) \1350


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