- 気温は-4℃と寒い朝だったが無風快晴の登山日和。とは言っても八ヶ岳や茅ヶ岳へ登りに行く気力は湧かず、今回も裏庭?の日向山に決めた。昨年11月以来になるが今回で18回目だ。先月買ったミニアイゼン(4本爪)を試したかったこともある。
- 日向山の一般的な登山口である矢立石への林道は凍結していると思われるので、今回は竹宇駒ヶ岳神社から登ることにした。
- 山荘8:23発→駐車場8:32着 走行距離は4.3km。 準備体操をして8:45に出発。意外だったのは登山道に雪がないのだ。日当たりの良い落葉雑木林だからか? 落葉の絨毯を踏みながら登る。急斜面が続くので汗が噴き出した。防寒着、セーターの順に脱ぐ。
- 炭焼場の写真を撮り、直進したら徐々に踏み跡が薄くなってしまった? 周囲を見渡すが他に道はない。そこに猿の大群がやってきてギャーギャーと騒いでいる。
とりあえず炭焼場まで引き返すと正しい道があることに気付いた。写真を撮りながら直進してしまったので右上に道があるのを見逃してしまったのだ。
- (9:55着)矢立石登山口(10:05発)から先は雪道となる。足の速い単独の男性に追い越される。なお、この日に出会ったのは彼のみだった。
2合目の先でミニアイゼンを装着。しかし、爪が浅いので油断して登ると滑った。従って、滑りやすい場所では蹴り込みを強くしながら登る。
- 8合目付近から鹿の食害が目に付く。カラマツやモミなどの幹を齧って皮を食べているのだ。おかげで立枯れの木も多い。登山道にも糞が落ちている。日向山に山野草が少ないのは鹿の食害かも知れない。放置すると地表が剥き出しになるので土砂が流され、自然破壊につながる。可哀そうだが頭数調整が必要だと感じる。
- 慣れない雪山歩きに疲れてバテバテになってしまった。何と3時間半も掛かって山頂(雁ヶ原)に到着。(12:20)
展望は良かったが風が強く寒い。いつもの岩陰に向かおうとしたが、砂地の登山道が雪解け水に流され、クレバス状の深い割れ目が出来ていたので雑木林へ戻って迂回した。風化された奇岩を前景に八ヶ岳の写真を撮っていると突風に飛ばされそうになった。
さらに、湿った砂も飛ばされてきて顔に叩きつける。岩陰へ逃げるのは止めて山影の雑木林へ駆け込んだ。
- 雁ヶ原は北西方面が大きく開けているので強風が吹き付ける場所なのだ。このような厳しい自然環境のお陰で花崗岩が風化して奇岩の景勝地が生まれたのだ。
- 山影で遅い昼食を取るが風で飛ばされた砂が舞い落ちるので気が休めない。ガスカートリッジの火も風に流され、お湯の沸く時間が長かった。今回の昼食はキングサイズのカップヌードルだ。
- (13:25発) 帰りは走るように下り、登りの半分以下の約1時間半で駐車場に着いた。(15:00) 雪のお陰で段差が少なく、滑りながらでも危険なく降りられるのだ。
- 下山したら気温が高いのに驚く。熱風が吹いているように感じるのだ。汗をかいたので尾白の湯に入りたかったが、3月10日まで、源泉ポンプ取替工事のため休館だった。
- 山荘へ戻り、シャワーを浴びた。なお、16時の外気温は13℃と異常に暖かい。夜11時でも3℃なので凍結防止ヒータは切って寝た。
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