山荘日記 (2013年3月5日〜3月7日) 今年4回目、累計272回目

山岳展望ドライブ 財布忘れ 薪割り 日向山スノーハイク 異常な暖かさ(雪解けによりドロンコ)

山荘日記に掲載しなかった写真や、写真の拡大は 山岳展望 日向山スノーハイク を御覧下さい。

1日目:3月5日(火) 快晴


南アルプス白根三山
左から 農鳥岳、間ノ岳、北岳
中央道の甲府盆地にて

七里岩自然保護地区

釜無川橋の公園にて
  • 自宅(8:20)→八王子IC(8:42)→(9:15)初狩PA→須玉IC(10:00 \1500)→七里岩展望台(10:15)→買物→着荘(11:10)
    所要時間 2:50 走行時間 1:56 走行距離 127.2km
    前回離荘時からの最高気温 10℃  最低気温 -12℃、 着荘時の外気温 7℃ 室温 2℃
  • 笹子トンネル被災者への献花台中央道を走っていると富士山がクッキリ見えたので初狩PAで休憩をとる。富士山が良く見える位置に人工物が建っていた。何と、笹子トンネル事故で亡くなった方への献花台が出来ていたのだ。(右の写真)
  • 笹子トンネルを越え、甲府盆地に入ると雪に包まれた純白の南アルプスが素晴らしいので運転しながら写真を撮る。(^_^;
  • 久しぶりに須玉ICで降りた。日野春トンネルを越えると眼前に甲斐駒がドーンと姿を現す。七里岩展望台(駐車場)で写真を撮る。さらに、釜無川橋にある公園でも停めて展望を楽しむ。
  • 今回も着荘前に買物を済ませることにして、「はくしゅう道の駅」&「エブリ」へ直行した。ところが、道の駅のレジで財布が無いことに気付き、キャンセルして商品を棚に戻す。 
    ウエストポーチに予備の千円札を入れていたので、エブリで必要最低限の食品を買う。250円余ったので道の駅でネギと葉物野菜を買う。これで持参金はゼロ。寂しい!
    なお、牛乳とパン、晩酌用のツマミは自宅から持参したし、冷蔵庫には数泊分の食糧が入っているので問題はない!
  •  着荘時の光景着荘時の庭の雪は前回より少なかったが全面の雪景色だったし、屋根から落ちた雪が高く積もっている。(左の写真)
     なお、前回離荘時以降の最低気温は-12℃と今冬の最低気温を記録していた。
     気象庁「過去の気象データ検索」の大泉を参照すると2月17日に記録したのだと思う。
  •  午後は前回の訪荘時に積上げた玉切りの薪割りを行う。
     割った薪を一輪車で別館の薪棚へ収納するのだが、雪解けでドロンコになった道を運ぶのは大変だった。
     何回も往復するうちに轍が深くなり、腕力が必要だし、腰が痛くなった。
     さらに、根元近くの太い幹は、山藤の太い蔓が巻き付いていたため皮が非常に硬くて薪割りの刃が食い込まない。
     明日以降に持ち越した。

2日目:3月6日(水) 快晴


登山口の竹宇駒ヶ岳神社へ向かう道
「べるが通り」にて

(8:27)

日向山スノーハイク

 


炭焼き窯 (9:13)

落葉の絨毯 (9:30)

林道に合流 (9:38)

ミニアイゼン装着 (10:26)

樹間の富士山 (10:46)

鹿による食害 (11:34)

一面の雪 (11:54)

雁ヶ原(背景は甲斐駒) 12:19

奇岩と八ヶ岳 (12:38)

昼食はキングサイズのカップ麺 (12:46)
  • 気温は-4℃と寒い朝だったが無風快晴の登山日和。とは言っても八ヶ岳や茅ヶ岳へ登りに行く気力は湧かず、今回も裏庭?の日向山に決めた。昨年11月以来になるが今回で18回目だ。先月買ったミニアイゼン(4本爪)を試したかったこともある。
  • 日向山の一般的な登山口である矢立石への林道は凍結していると思われるので、今回は竹宇駒ヶ岳神社から登ることにした。
  • 山荘8:23発→駐車場8:32着 走行距離は4.3km。 準備体操をして8:45に出発。意外だったのは登山道に雪がないのだ。日当たりの良い落葉雑木林だからか? 落葉の絨毯を踏みながら登る。急斜面が続くので汗が噴き出した。防寒着、セーターの順に脱ぐ。
  • 炭焼場の写真を撮り、直進したら徐々に踏み跡が薄くなってしまった? 周囲を見渡すが他に道はない。そこに猿の大群がやってきてギャーギャーと騒いでいる。
    とりあえず炭焼場まで引き返すと正しい道があることに気付いた。写真を撮りながら直進してしまったので右上に道があるのを見逃してしまったのだ。
  • (9:55着)矢立石登山口(10:05発)から先は雪道となる。足の速い単独の男性に追い越される。なお、この日に出会ったのは彼のみだった。
    2合目の先でミニアイゼンを装着。しかし、爪が浅いので油断して登ると滑った。従って、滑りやすい場所では蹴り込みを強くしながら登る。
  • 8合目付近から鹿の食害が目に付く。カラマツやモミなどの幹を齧って皮を食べているのだ。おかげで立枯れの木も多い。登山道にも糞が落ちている。日向山に山野草が少ないのは鹿の食害かも知れない。放置すると地表が剥き出しになるので土砂が流され、自然破壊につながる。可哀そうだが頭数調整が必要だと感じる。
  • 慣れない雪山歩きに疲れてバテバテになってしまった。何と3時間半も掛かって山頂(雁ヶ原)に到着。(12:20)
    展望は良かったが風が強く寒い。いつもの岩陰に向かおうとしたが、砂地の登山道が雪解け水に流され、クレバス状の深い割れ目が出来ていたので雑木林へ戻って迂回した。風化された奇岩を前景に八ヶ岳の写真を撮っていると突風に飛ばされそうになった。
    さらに、湿った砂も飛ばされてきて顔に叩きつける。岩陰へ逃げるのは止めて山影の雑木林へ駆け込んだ。
  • 雁ヶ原は北西方面が大きく開けているので強風が吹き付ける場所なのだ。このような厳しい自然環境のお陰で花崗岩が風化して奇岩の景勝地が生まれたのだ。
  • 山影で遅い昼食を取るが風で飛ばされた砂が舞い落ちるので気が休めない。ガスカートリッジの火も風に流され、お湯の沸く時間が長かった。今回の昼食はキングサイズのカップヌードルだ。
  • (13:25発) 帰りは走るように下り、登りの半分以下の約1時間半で駐車場に着いた。(15:00) 雪のお陰で段差が少なく、滑りながらでも危険なく降りられるのだ。
  • 下山したら気温が高いのに驚く。熱風が吹いているように感じるのだ。汗をかいたので尾白の湯に入りたかったが、3月10日まで、源泉ポンプ取替工事のため休館だった。
  • 山荘へ戻り、シャワーを浴びた。なお、16時の外気温は13℃と異常に暖かい。夜11時でも3℃なので凍結防止ヒータは切って寝た。

3日目:3月7日(木) 晴

  • 屋根から落ちた雪の厚みを測ったら40cmも積もっていた未明の3時半頃、トイレに起きた際に外気温を測ると0℃だったので、念の為に凍結防止ヒータのブレーカを上げた。
    7時過ぎに起床したら最低気温は-1℃。この時期にしては暖かい方だ。その後、気温はグングン上昇。8時半で既に5℃になった。
  • 一昨日、やり残した薪割りを再開した。太い幹を割ることが出来ないのでチェーンソーを使ったが、生憎、ガソリンが無くなってしまい、結局は次回に持ち越しになった。ガソリンを買うお金が無かったのだ。(^_^;
  • 暖かい日が続き、雪解けが進んだが、屋根から落ちた雪の量を測ったら、40cmを超していた。(右の写真)
  • 離荘(15:45)→韮崎IC(16:10)→八王子IC(17:09 \1350)→帰宅(17:22)
    所要&走行時間(1:37) 道路が空いていたし、信号待ちが殆ど無かったので、記録的な短時間走行となった。走行距離(124.2km)

 

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