山荘日記 (2015年1月7日~1月10日) 今年1回目、累計312回目  

山岳展望ドライブ 原油暴落 朝焼け 駒ヶ岳神社初詣 日向山登山カモシカに出会う

山荘日記に掲載しなかった写真や、写真の拡大は 山岳展望 朝焼けの甲斐駒 日向山 を御覧下さい。

1日目:1月7日(水) 晴れ


1.富士山(初狩PA)

2.白根三山(釈迦堂PA)

3.鳳凰三山と甲斐駒(釈迦堂PA)

4.八ヶ岳と七里岩
(甲斐駒広域農道 韮崎市穴山付近)

5.小武川と甲斐駒(甲斐駒広域農道)

6.夕焼けの八ヶ岳
(白州町横手) 16:40


  • 自宅(8:23)→八王子IC(8:44)→初狩PA→釈迦堂PA→甲府昭和IC(9:55 \2480)→GS(灯油)→(10:49)着荘 所要時間(2:26) 走行時間(2:04) 走行距離(124.0km)
    前回離荘時からの最高気温(9℃) 最低気温(-8℃)、着荘時の外気温(2℃) 室温(1℃)
  • 今年初の訪荘だが妻は都合が悪かったので 今回は独りで山荘へ向かった。中央道は相模湖付近で濃霧。ライトを点け スピードを控えめにして走った。
  • 上野原から晴れ、大月では真っ白な富士山が見えたので初狩PAで写真を撮る。(写真1)
    笹子トンネルを越えると冠雪した南アルプスの名峰が連なって見えるので釈迦堂PAでも遺跡博物館まで登って山岳展望。(写真2&3)
  • 韮崎のGSへ寄って灯油を給油。原油が暴落しているお蔭で単価が79円と下がっていた。ガソリンも130円台前半まで下がり 家計的には助かる。
  • 山荘へ向かう途中の甲斐駒広域農道では数ヶ所で車を停め 南アや八ヶ岳などの名峰を眺める。(写真4&5)
  • 着荘時の室温は1℃。別館から予備の石油ファンヒータを運び入れ ファンヒータ2台&石油ストーブ1台&薪ストーブで部屋を暖める。
  • 庭を見て回ると畑のネットが倒されていた。別館の裏庭ではネムノキなどの芽や皮が齧(かじ)られていた。表庭では野鳥用の餌台に乗せていた陶器製の皿が地面に落ち割れていた。
    ショックだったのはコシアブラの若い幹も齧られていたことだ。犯人は猿or鹿? コシアブラの皮が食べられると知れば、山荘周囲の雑木林に生えているコシアブラが全滅してしまうのでは?
  • 今回は自宅の寝室で父が使っていた小型の液晶テレビを持って来た。
    山荘の2階に設置したがBSは映らなかった。調べたら1階のテレビもBSが映らなくなっていたのだ。
    前回の訪荘時、中庭の山桜を伐採した際、太い枝が別館から本館へ引き込んでいるアンテナ線に倒れ掛かり、結んでいるパラボナアンテナのポールを曲げてしまったのだ。
    前回はポールを力任せに元に戻したが、その後の突風などで再び曲がってしまったようだ。
    今回はポールを針金で引っ張り、簡単には位置が ずれない様に補強したら 何とか1階2階ともBSが映るようになった。
  • 前回、農業用水監視道に垂れ下がるクヌギの枝を伐採したが玉切りしたまま放置していた。
    そこで 今回は薪割りをして薪棚に積上げるのだが その前に 薪棚を整理(乾いた薪を本館のデッキ下に移動)した。
    ついでに 朽ちかけていた端材を丸ノコで寸断し 焚付用としてデッキに積上げた。
  • 庭で休んでいたら八ヶ岳が赤く染まり出したので カメラを持参して田園地帯(約500m先)まで歩いて行った。(写真6)
    ところが 道が凍っていて危険極まりないので慎重に道路端などを歩いた。

2日目:1月8日(木) 晴れ


甲斐駒が染まり始める(6:55)

朝焼けの甲斐駒
(7:00)

山腹まで朝焼けに染まる
(7:05)

山荘裏庭の凍った沢上沢川

滑りやすい市道

横手駒ヶ岳神社へ初詣

  • 朝焼けの写真を撮るため6時に起床したが この時間は未だ暗く 上空には星が輝いている。外気温は-6℃。晴れているので放射冷却が厳しい。
    熱いコーヒーを煎れて体の芯を暖めてから車で大坊の定点観測地まで行った。
    徐々に甲斐駒やアサヨ峰が赤くなり 黒戸尾根の山腹まで染まるのを見届け満足したが 手が痛いほど冷たくなった。(パノラマ写真 右の丸い山は日向山)
  • 朝食後 歩いて横手駒ヶ岳神社へ初詣に向かうが 道が凍っているので恐い。
    神社の境内には誰の姿も見えず静か。寒々としているが凛としているとも言える。
    今年になって初詣は3ヶ所目だ。(元旦:地元の稲荷神社、3日:埼玉県加須市の不動岡不動尊)
    帰路は 甲斐駒登山口から南へ向かい 一級河川 沢上沢川(さわかみさわがわ)の護岸工事現場を眺め 雑木林を下って山荘へ戻った。
  • 道の駅&エブリで買物後、昨日に引き続き 薪棚とデッキ下の整理をしたのだが その際にミスをしていたのだ。(後術)
  • 風が弱かったので久しぶりに焚火を開始。周辺の雑木林から焚き木を集めて焼くが 太い倒木があったのでチェーンソーで玉切りにして庭へ運ぶ。
    すると 運搬用の一輪車のタイヤの空気が抜けてしまった。空気入れで充填したが しばらくすると再び抜けていた。
    調べると 画鋲が刺さっていたのだ。画鋲を抜くと空気の抜ける音がする。
    私は 薪を積み上げた日を紙に書いて画鋲で止めておくのだが 先ほどの整理中に画鋲が通路に飛んでしまったらしい。
    その後 一輪車が何回も通過した際に画鋲がタイヤに刺さってしまったようだ。
    修理をしようと思うが 道具を揃える必要があるので次回の宿題とする。

3日目:1月9日(金) 晴れ 日向山登山


カモシカ (竹宇駒ヶ岳神社へ向かう道にて)
(8:35)

炭焼き釜跡 (登山道を整備)

矢立石登山口から雪道となる

3合目手前の祠

カラマツ林で上空を見上げる

ブナの大木(5合目)

日向山三角点は雪に埋もれていた

日向山山頂(雁ヶ原)

雁ヶ原 北側からの展望

富士山が いつもより近くに見えた

岩陰でカップ麺の昼食

奇岩と八ヶ岳の展望を見ながら下山開始

林道下部の登山道は落葉に埋もれている

尾白川に無事下山

「尾白の湯」の露天風呂で疲れを癒す

来月から工事のため休業するそうだ

  • 今年の登り初めは何処にしようかと迷っていた。昨夜までは北アルプスの展望が良い塩尻市の霧訪山が第一候補だったが、登山口までの道路の状態が分からないので躊躇し、結局、山荘の裏山である日向山に決めた。昨年11月に引き続き、今回で21回目となる。
  • 一般的な登山口である矢立石までの林道は凍結必須だと思うので、尾白川駐車場から登ることにした。ここから山頂までの標高差は約900mもあるので 気合を入れて登山開始。(8:35)
  • 竹宇駒ヶ岳神社へ向けて歩き始めると、前方右上に動物の気配がするので身構えたら カモシカだったので一安心。
    静かに近づき すぐ目の前でカメラを構えたが逃げなかった。こんなに人間を怖がらないカモシカを見たのは初めてだ。
  • 神社手前の分岐を右に向かう。この登山道は歩く人が少ないため倒木も多いし、厚く積もった落葉が道を隠しているので 目印の赤テープを確認しながら登っていく。
    時間に余裕があるので 分かり難い分岐には倒木で塞いだりの登山道整備をしながら登る。
  • 約1時間で林道に合流した。案の定、林道には凍結した雪が残っていた。車で来なくて正解だった。
  • 矢立石登山口に着いたのは10時近くになっていた。いつもより30分も時間が掛かった。これでは正午までに山頂に着けそうにない。
    荷を降ろして休憩し始めたら携帯電話が鳴った。父が入院している病院からだった。ドキッ!
    『発熱したので調べたらインフルエンザに感染していました。食事は取れているので心配はありませんが、当分の間、面会はお断りします。』
    不謹慎だがホッとした。私は毎日 面会に行っていたので白州で過ごすには遠慮があったのだ。これで気兼ねなく山荘で過ごすことが出来る。m(_ _)m
  • 矢立石登山口を出発(10:05)して間もなく登山道が凍結していたので 軽アイゼン(4本爪)を装着。その後、30分も登ると一面の雪景色となった。
  • 登山道から外れた場所で密かに安置されている祠があるので、お賽銭を置いて登山安全を祈念する。(3合目の尾根に出る手前の急斜面)
  • 紺碧の空を見上げながらユックリと登って行く。登山道から逸れた場所にある三角点は雪に埋もれていた。(12:10)
  • まもなく雁ヶ原に到着したが 登山口を出発してから3時間半も要した。やはり、雪道歩きは時間が掛かる。(^^;
    なお、昼食時には賑わう場所なのだが、この日は誰も居なかった。
  • 空腹だったが 先ずは展望を楽しむことにする。雁ヶ原は風が強いので斜面の雪は飛ばされていて積もっていなかった。北側のサントリー工場が見える位置まで行ったが 表面が凍っているため 歩くと踏み抜いて足首まで埋まってしまう。
  • 風が強いので昼食場所は引き返して雑木林の中にしようかとも思ったが 展望の良い大明神の祠が祭られている岩峰へ行ったら岩陰は風が無かったので ここで大休止とする。
    正面に富士山と鳳凰三山を眺めながら お湯を沸かし カップ麺で昼食。その後はドリップコーヒーを煎れて寛ぐ。デザートはミカン。雁ヶ原の気温は0℃だと言うのに 何と 1時間も過ごしてしまった。
  • 八ヶ岳を背景にした奇岩の風景を見ながら下山を開始。(13:20) 帰路は雪の上を滑りながら快調に下ったが 林道より下部の雑木林では 足首まで埋まる落葉の下が凍っているので慎重に歩く。
  • 無事に尾白川まで下山し、川辺で休憩する。(15:00)  なお 下山に要した時間は1時間40分しか掛からなかった。
    出発から下山まで人には全く会わなかったが 雑木林では往復とも猿の群れに出会った。(^_^;
  • 山荘への帰路 「尾白の湯」で疲れた体を癒す。しかし 室内から露天風呂へ入るまでは身震いするほど寒かった。(^_^;
    なお 女性用の大風呂の天井を修理するため 下記の通り休業するそうだ。(HPより転載)
    ★2015年2月2日より、べるが内「尾白の湯」の施設改修工事を約1ヶ月行うこととなりました。
     よって、2月2日より約1ヶ月間、「尾白の湯」および「付帯施設」(白州庵・水の音)を休業させていただきます。
     営業再開日程については、また決まり次第、公式ホームページ、公式ブログ、公式facebookページにてご案内させていただきます。

4日目:1月10日(土) 晴れ

  • 今朝の最低気温は-3℃と寒波は退いたようだ。特に用事はないのでノンビリと過ごす。
  • 昨日まで餌台に来なかった野鳥だったが ようやく集まり出した。殆どがヤマガラだ。
  • 東電の検針員さんが来たので立ち話。『引き継いで初めての冬を迎えるので雪が心配です。』とのこと。
  • 離荘(12:34)→GS(灯油)→韮崎IC(13:09)→八王子IC(14:11 \1950)→帰宅(14:30) 走行時間(1:48) 走行距離(124.3km)
    灯油が安くなったので自宅用に18ℓを2缶給油して帰る。

前の日記 次の日記 山荘日記目次 悠歩の館 悠々山歩