3.付録
- 複合オブジェクト
- オブジェクト指向とGUI★
- ハイパーテキスト
- オブジェクト指向とマルチメディア
オブジェクト指向とGUI
UNIX上ではOPENLOOKやMotif、パソコンではMacOSやMS-Windowsなどが
GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)としてよく使われているが、
このGUIこそオブジェクト指向の性格をよく表わしているといえる。
「デスクトップ」は、卓上で仕事をするイメージをそのまま表現したものである。
ユーザはデスクトップ上に並べられたマルチウィンドウ・ボタン・メニュー・
スライダー・アイコン・そしてごみ箱といったオブジェクトに対し、マウス操作に
よってメッセージを送ればよいのである。
(例:OPENLOOKの操作)
内部に存在するデータや手続きが抽象化されたオブジェクトとなっているわけだが、
ユーザにとってみれば見えているのは実環境のシミュレーションなので、直感や
慣れによって操作をすることができるのである。
これと対照的に、UNIXのキャラクタ端末やMS-DOSは典型的な手続き型であるといえる。
まずユーザはコマンドを覚える必要があり、そしてデータ構造を把握した上で、
ひとつひとつコマンドをキーボード入力してデータ処理を進めてゆかねばならない。
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