日野地区であまり減らなかった昆虫の代表が蝉で、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシなど健在です、96年は8月にはいってやっと鳴き出しました。
蝶は、モンキアゲハやカラスアゲハやアオスジアゲハなどを「横浜自然観察の森」近くの尾根道で、よく見かけます。冬に、道に襟巻きが落ちている様に見えた台湾栗鼠も、木々の茂みに隠れ、その姿をあまり見かけません、しかしけたたましい声で鳴くので気をつけてそこらの木の枝や幹を探すと見つけることが出来ます。
ひょうたん池にいるカルガモは人が多く訪れる休日などは、瀬上池の上流の小川あたりに引っ越していることがおおいです。シジュウカラ、目白など沢山いても、薄暗く又逆光になるので発見しにくいです。6月頃から横浜自然観察の森あたりで、不如帰が沢山鳴いています。サシバ(鷹)が大丸山の上空を輪をかいて飛んでいるのを見かけることもできます。
横浜栄高校あたりから海上保安庁の通信所にかけての尾根道は、夏でも比較的明るく、眺望も開けていて日差しが強くない時は気持ちのよい道です、小鳥など比較的多く、鎌倉の天園へかけての山並みが弧状に連なり、眼下に瀬上池がみえるあたりでいろいろいい声で啼く小鳥を何種類か見たり聞いたりることが出来ます。
9月上旬の森はミンミン蝉、つくつくボウシ、ヒグラシが喧しく、シジウカラ、キジバト、ヒヨドリ等の鳴き声は完全に蝉に圧倒されます。モンキアゲハや蜥蜴それに蛇もよく姿を見せています。クマノミズキやアカメガシワの実が熟れきました、キブシの実は十分大きくなっていますが未だ青いです。ドングリ類は未だ落ちるに至りません。 「ヘイケボタルの湿地」のコガマの穂が見事です。赤いくずの花が今は盛りと咲いています。(主として1999/9/27頃迄の記録)
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