Title(横浜の自然・市民の森から)
kaeru
button to my interest 前のページへ

冬の円海山(2002年2月の記録)

          2019/3/7改訂

 12月中旬、何回か木枯らしが吹いた後、森はすっかり明るくなっています。あんなに赤く目立っていたシロダモの赤い実や鈴なりになっていたマユミの実もすっかり減り、かわりにアオキの実が赤く色づき始め目立つようになってきました。

  山道の吹き溜まりになったところに落ち葉がたまり、踏み後が見えない道は歩くとかさかさと心地よい音がします。晴れた日のお昼頃にも関わらず、まだ日陰に霜が残っています。庄戸住宅の近くの尾根道でキジをみました(97)、前年の冬リスをみたところもこの辺でした、大丸山に近いところです。

  台湾リスは曇った日や晴れた日の日陰で多く見かけます、冬は地面へ餌を取りに降りているのを見かけることが多いです。ここの大きなドングリの木の下でよく見かけるところを見ると近くに巣があるのでしょう。往きも帰りもそこに3匹居ました、親子でしょうか。(2000年2月)

  1月に入り晴れた日が続く頃になると、程良く冠雪した富士山がよく見えるようになります。右手に少し白く雪を頂いた丹沢の山々が、左手に箱根の山々が延々と連らなってみえます、これらを一望するには海上保安庁の通信所の前がよいです。しかし風の弱い日に、振り返って横浜の中心を見ると、ランドマーク・タワーの高さ位から水平に下層の空気の薄汚れた様子がはっきり見えます。ずーっとビルの続く一帯を東京・千葉方面のどこまでもそれが覆っていて、昭和30年代から始まった公害が黒い煙が薄められただけで依然として減っていないのが確認できるようです。

  98年1月下旬、庄戸住宅側から大丸山を登り関谷を瓢箪池迄下り、そこから庄戸側の尾根道をとおり港南環境センターの裏山にいたる1時間位の間にタイワンリスを7カ所で合計15匹見ることができました、そうとう数が増えている感じです。この日は日野峰から海上保安庁の通信所への途中の畑でキジ(雄)にも出会うことが出来ました。

アカガエルの産卵

  2000年2月7日午後3時半頃横浜自然観察の森の「ヘイケボタルの湿地」でアカガエルの集団産卵を見ました。この日は日中の気温が15度に上がり風も無い暖かな日でした。池の近くに来ると湿地の至る所でささやくような蛙の声が聞こえました、未だ声帯が未発達です。近づくと鳴きやみ泥の中に隠れてしまいますが静かにしていると再び姿を現し一斉に鳴きだしました。未だ例年のような池いっぱいに広がるほど卵は多くありません、これからもっと増えるのでしょう。

以上

hiyoko

button to home page (円海山周辺の森の樹木)

上記で触れた樹木写真のページへ

hiyoko
button to my interest 横浜の自然・最初のページへ戻る

homeホームページへ戻る