続・赤毛のアン/アンの青春 完全版(カナダ:1988年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ケヴィン・サリヴァン
出演:ミーガン・フォローズ(アン・シャーリー)/コリーン・デューハースト(マニラ)/ジョナサン・クロンビー(ギルバート)/ウェンディ・ヒラー(ミセス ハリー)/フランク・コンヴァース(モーガン・ハリー)/ケイト・リンチ(ポーリーン・ハリー)/ジュヌヴィエーヴ・アップルトン(エメリー・ハリー)/他 |
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物 語 | あれから5年--。グリーンゲイブルズに引き取られたアンは、18才の美しい娘に成長した。アヴォンリー・ハイスクールの教師として働いているが、あの並はずれた想像力とおしゃべりは相変わらず。作家になりたいという夢を抱いていた。アンのかつてのライバル、ギルバート・ブライスは、アンを深く愛していたが、アンはどうしても彼を友人としか見られない。ギルバートの告白にも「親友のままでいましょう」と答えてしまう。ある日、アンに、キングスポートにある一流私立女子校での教師の話がもちあがる。マリラの応援を得て、一層多くのものを学ぶためにアンは旅立った。(goo映画より抜粋) |
感 想 | 名作赤毛のアンの実写映画化第2弾の完全版を観賞。時にアンのドジぶりに笑い、金八先生もビックリな学園ドラマでもあり、沢山の人たちの心をとかす暖かな演出、そしてギルバートとの恋は愛に変わってゆくのか?等、4時間近い長編ですが、飽きる事無く大満足で楽しめました。アン役のミーガン・フォローズは最初はあまり器量好しな方とは思えなかったのですが、観進めてゆく内にトテモ素敵な女性にしか見えなくなっていた。★5つでも良いくらいなのですが、4時間の長編なのに大胆カットされているのでは?と思うようなシーンもいくつかあり、ちょっと残念な所もあったため。 |
etc | 2009.3.11---スカパーch.312ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
赤毛のアン/アンの結婚(カナダ:2000年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ステファン・スケイニ 出演:ミーガン・フォローズ(アン・シャーリー)/ジョナサン・クロンビー(ギルバート・ブライス)/シュイラー・グラント(ダイアナ)/グレッグ・スポッティスウッド(Fred Wright)/ジャネット・レイン・グリーン(Maud Montrese)/他 |
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物 語 | プリンス・エドワード島、アボンリー。アンはマリラの死後、はじめて帰郷した。ニューヨークの病院で外科医として働くことになった婚約者のギルバートは、自分と一緒に行ってくれるようアンを説得する。そのために、ギルバートは大手出版社にアンの働き口を手配していた。しかし、そこで編集者として働くことになったアンは自分の原稿をやり手ライターのジャックに盗まれてしまう。一方、ギルバートも大都会の病院で横行する政治の渦に翻弄され打ちのめされる。夢破れた2人はプリンス・エドワード島へと戻り、結婚する。しかし、ほどなくしてギルバートは戦場へと発ち、そのまま行方不明になってしまう。アンはギルバートの足跡を辿ってフランスへ渡るが……。(goo映画より抜粋) |
感 想 | 赤毛のアンの原作は読んだ事が無く、名作劇場アニメーションの赤毛のアンを好きで観ていた程度の知識でしたが、本作は「アンの青春」までのイメージを壊すかのような、ものすごい展開をします。子供の頃から「個性的」で、今に思えば「将来、何者にかはなるタイプの存在」の人って何人か観た事があるけれど、主人公のアンも本作を観て、納得する部分が得られました。マニラやマシューが存在しない、赤毛のアンはいつか訪れる、時代の移り変わりを自分達にも置き換えて想像できるようで、少々しんみりします。 |
etc | 2009.3.12---スカパーch.312ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
アドルフの画集(ハンガリー・カナダ・イギリス:2002年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:メノ・メイエス 出演:ジョン・キューザック(マックス・ロスマン)/ノア・テイラー(アドルフ・ヒトラー)/リーリー・ソビエスキー(リセロア:マックスの愛人)/モリー・パーカー(ニーナ:マックスの妻)/ウルリク・トムセン(キャプテン・マイヤー:ヒトラーの上官)他 |
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物 語 | 1918年ドイツ・第一次大戦で片腕を失ったマックス・ロスマンは画商として新たな人生を順風満帆に迎えていた。そんな彼の元に画家志望のアドルフ・ヒトラーが作品を売込みにやってくる。マックスとアドルフは友人ともビジネスパートナーとも違うが次第にお互い気になる存在になってゆく。しかし、皮肉なすれ違いから2人が握手を交わすような時代は....。 |
感 想 | 独裁者ヒトラーはどのようにして出現したのか、すでに歴史に刻まれてしまった彼の存在は今更、変えることなど出来ないが、もしも「あの時に....」という展開を目撃してしまうと史実を変えられる可能性もあったのかも知れないなどと考えてしまう....地味ながらも見応えのある作品でした。 |
etc | 2004.11.21--DVD |
アメリ (フランス:2001年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ジャン・ピエール・ジュネ 出演:オドレイ・トトゥ(アメリ)/マチュー・カソヴィッツ(ニノ青年)/リュフュ()/ヨランド・モロー()/アルチュス・ド・バンゲルン()/ウルバン・カンセリエ()/ドミニク・ピノン/モーリス・ペロン(エヴァ)/ミシェル・ロバン()/イゼベル・ナンティ()/クレール・モーリエ(スザンヌ)/クロチルド・モレ(ジーナ)/セルジュ・メリン()/ジャメル・ドゥブーズ(ルシエン)/ロレーラ・クラヴォッタ()/アルメレ()/フローラ・ギエ()/アモーリー・バブー()/ジャン・ダリー()/ティッキー・オルガド(フォトブースマン)/アンドレ・デュソリエ(ナレーション)/他 |
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物 語 | 少女の頃から空想の世界で遊ぶのが好きだった22歳のアメリ。古いアパートで一人暮らししながらモンマルトルのカフェで働く彼女は、他人を少しだけ幸せにするお節介を焼くのが楽しみ。そんなある日、遊園地のお化け屋敷とセックスショップで働く不思議な青年ニノに出会う....。(goo映画より) |
感 想 | 純粋で、ちょっと悪戯好き...ちょっと風変わりな女の子 アメリが彼女の視線で人々を観察し、ちょっとした「作戦」でまわりの人々を幸せにしたり、幸せのきっかけを作ったり、時には懲らしめたり...。自分が一歩踏み出せばまわりの人々までも知らず知らずに変えてゆく...。現実にいたらちょと不思議チャンなアメリを個性的で楽しい映像と、ストーリーで魅せてくれます。 |
etc | 2006.4.5---スカパーch.312 ムービーブラス 好奇心のゆくえ→ |
アラビアのロレンス オリジナル復元版(英国:1962年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:デイヴィッド・リーン
出演:ピーター・オトゥール(ロレンス)/アレック・ギネス(フェイサル王子)/アンソニー・クイン(auda abu tayi)/ジャック・ホーキンス(Allenby将軍)/ホセ・フェラー(Turkish Bey)/他 |
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物 語 | 1916年、英国陸軍カイロ司令部に勤務中のロレンス少尉は、三ヵ月の欠勤許可をもらった。理由は、現在トルコに対して反乱を起しつつあるアラブ民族の情勢を確かめることにあった。早速ロレンスは灼熱の砂漠の中を反乱軍の指揮者フェイサル王子の陣営に旅立ったが、途中、同じ民族が血を流しあうのを見て愛想をつかし、ハリス族首長アリの案内申し出を断った。陣営近くで英軍の連絡将校ブライトン大佐に逢ったが、陣営につくや突如トルコ空軍の爆撃を受けた。そこでロレンスは近代武力の前に暴露されたアラブ反乱軍の無力さをまざまざと見せつけられた。ブライトン大佐は彼らに英軍の武器による指導と訓練を提案したが、ロレンスはゲリラ戦を主張した。つまり、トルコ軍の重要地点アカバの反対側にいるアウダを首長とするホウエイタット族と手を結び、背後から敵連絡網などを叩いて撹乱させるという作戦だった...。(goo映画より抜粋) |
感 想 | この名作を遠ざけていた理由はロレンス=ロマンスと勘違いしていたからでした。長編ロマンスなど観ていられるかぁ〜と......(恥)。今回、観賞してハッキリと言えること!それは本作にはロマンスなんてひとっかけらも有りません(恥2)。政治が生み出す大きなうねりには立ち向かうすべがなかった古代ローマ帝国時代の英雄の如く、理想と現実の狭間、人種の壁に打ちのめされながら前進することしか、できなかったロレンスの生き様が映し出されます。見応えありました! |
etc | 2009.3.17---スカパーch.312ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
アンジェラの灰(アイルランド、アメリカ:1999年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:アラン・パーカー 出演:エミリー・ワトソン(アンジェラ:母)/ロバート・カーライル(マラキ:父)/マイケル・レッグ(15〜16歳のフランク)/キアラン・オーウェンズ(10代前半のフランク)/ジョー・ブリーン(10歳以前のフランク)/ロニー・マスターソン(祖母)/ポーリーヌ・マクリーン(アギー叔母)/リーアム・カーニー()/イーナ・マクリアム()/他 |
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物 語 | アイルランドの貧しい家族の姿を長男フランクの成長と彼の視線で描いた物語。世界大恐慌の1930年代にアメリカで出会い結婚したマラキとアンジェラは5人目にして待望の娘が生まれるが生活が貧しくスグに娘を失うことになる。その悲惨な生活を立て直すためなのか夫婦はアイルランドに帰郷し小さな部屋を借りて新たな生活を始めるが、父のプライドの高さが邪魔をするのか仕事は長続きしなかった。父のプライド・母の苦闘・悲しくも去る兄弟達。苦しい生活の中でいつしかアメリカに旅立つことを夢見るフランクは....。 |
感 想 |
この映画は前半は観ている側まで辛くなる事が怒濤のようにやって来て、誰が主役なのかもボヤけて忘れてしまうような展開でしたが、フランク少年の「1分後の懺悔」のエピソードあたりから、フランク少年が最悪の環境の中でもスクスク育っている様子が感じ取れ好感が持てる作品になっていきました。 注)アメリカ資本の映画のようですがあえてヨーロッパに分類 |
etc | 2005.4.22---DVD |
イン・ディス・ワールド (イギリス:2002年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:マイケル・ウィンター・ボトム 出演:ジャマール・ウディン・トラビ/エナヤトゥーラ・ジュマディン |
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物 語 | アフガン難民の青年が親の願いでロンドンへ向け亡命の旅をする、しかし英語が喋れない青年エナヤットには通訳として年下の少年ジャマールが一緒に旅をする事になる。時に優しく、時に厳しい亡命の旅の現実(問題)を描いたロードムービ。 | ||
感 想 | すごくリアル、なるほど主役の2人は実際の難民から配役されたのですね。なんとも複雑なのは主役の少年は撮影終了後イギリスに亡命申請をしたそうです、しかしイギリスは亡命申請を退け特例として18歳まではイギリスに留まることを許されたそうです。亡命で人生をかえる・映画で人生が変わる。チャンスを与えられたジャマール少年の必死な姿は演技ではないのです。ジャンルは一応イギリスに.. | ||
etc |
2004.5.21---DVD 好奇心のゆくえ→「ジャーニー・オブ・ホープ」 |
ウェイクアップ!ネッド (イギリス:1998年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:カーク・ジョーンズ 出演:イアン・バネン(ジャッキー)/デヴィッド・ケリー(マイケル)/フィニュラ・フラナガン()/スーザン・リンチ()/ジェームズ・ネスビット(ピッグ・フィン)/ジミー・キーオ(ネッド)/アイリーン・ドロメイ(リジー)/他 |
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物 語 | 南アイルランドの小さな村タリーモア。新聞で村の誰かが宝くじに当たったことを知ったジャッキーは、長年の友マイケルを誘って当選者を探す。ところがなんとその当人ネッドは歓喜のあまりショックでベッドで昇天していた。(goo映画より抜粋) |
感 想 | もし、52人しかいない小さな村の誰かに宝くじに当たったら.....みんな顔見知りの村だけにその情報を知った主人公は誰が当たったのか?あの手この手で調べ始めるが。次から次へと難関が...そんな様子を真面目に可笑しく魅せてゆきます。いい年した老人がバイクに素っ裸で乗り奔走しているのは可笑しかった!最期はちょっと不思議な?まるで宝くじにでも当たるかのような偶然が起こり「へっ?これがオチ?」と呆然となるかもしれませんが.... |
etc | 2006.1.12---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→「あなたに降る夢」宝くじ映画の好奇心つながり |
ウェールズの山 (イギリス:1995年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:クリストファー・マンガー
出演:ヒュー・グラント(アンソン)/タラ・フィッツジェラルド(ベティ&エリザベス)/コルム・ミーニー(好色モーガン)/イアン・マクニース(ジェラルド)/イアン・ハート(ジョニー)/ケネス・グリフィス(リバーランド・ジョーンズ:牧師)/チュードル・ボーン(トーマス1)/ヒュー・ボーン(トーマス2)/ロバート・ビュー(ウィリアムズthe Petroleum)/ロバート・ブライス(Ivor the Grocer)/ガーフィールド・モーガン(デーヴィス:教師)/リサ・パルフリー(Blod)/ダフィッド・ウィン・ロバーツ(Tommy Twostrokes)/ユアン・ライス(Sergeant)/アンウェン・ウィリアムス(Mavis)/デヴィッド・ロイド・メレディス(Jones the JP)/フレイジャー・ケインス(Evans the End of the World)/ジャック・ウォルターズ(Grandfather)/ハリー・クレッチマー(Young Boy)/ハウエル・エヴァンス(Thomas the Trains)/メイジー・マックニース(Girl in Classroom)/他 |
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物 語 | 1917年〜第一次大戦後の英国・ウェールズの小さな村の住人達が、村自慢の「丘」を地図に載せるべく「山」に変えようと団結し奮闘するちょっと可笑しくもある、ハートウォーミングな物語。(スカパーTVガイド本を参考に) |
感 想 | 一体どんな映画なのか?「丘」を「山」にするって?こんなにワクワクしながら観ることが出来たのは久しぶりっ!内容は305m無いと「山」ではなく「丘」と記録され地図に載らない「我らの山」の足りない6mをナントカしようとする村人達の姿が描かれていきます。「山」にしてもう一度測量をしてもらおうと次の地へ向かおうとする測量士の2人をあの手・この手で引き留めようとする可笑しい村人達を描き、いつしか親しくなる測量士とのロマンスもあり...ラストに向かう展開はどこか神聖で、予想の上をゆく可笑しさと、感動がありました。作品の締めくくりで語られる真実に暖かくなれる一作。 |
etc | 2005.12.24---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→「」 |
運命を分けたザイル (イギリス:2003年) | ★★★★★ |
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スタッフ |
監督:ケヴィン・マクドナルド 出演:ブレンダン・マッキー(ジョー・シンプソン)/ジョー・シンプソン(本人)/ニコラス・アーロン(サイモン・イェーツ)/サイモン・イェーツ(本人)/オリー・ライアル/リチャード・ホーキング/他 |
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物 語 | 1985年、野心溢れる英国の若きクライマーのジョー・シンプソンとサイモン・イェーツは、世界のトップクライマーさえ近づこうとさえしないペルーのアンデス山脈・標高6600mの難関シウラ・グランデ峰に挑んだ。前人未踏の西壁はほぼ垂直に立ちはだかり、目指す頂上は遙か上空で姿を見せない。想像を超えたスケールの壁に挑む2人に自然の驚異・友情・決断と裏切り・痛み・死への恐怖・生還。そして新たな友情の物語である。 |
感 想 | 時に冷徹に決断をしなければならない救いようのない自然の驚異と孤独との闘いが映し出される真実の物語なのですが、本人登場のインタビューシーンが差し込まれるので「助かる」事は分かってしまっています。でもどうやったら助かるんだ!とドキドキ・ハラハラしながら観賞でき、僕の判断では「そっちには行かない・そうはしない」方向に進む彼等の勇気に鳥肌が立ちました。お薦めします。 |
etc | 2005.9.1---DVD http://unmei-zairu.com/ 好奇心のゆくえ→ |
エニグマ (イギリス: 年) | ★★ |
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スタッフ |
監督:マイケル・アブテッド 出演:ケイト・ウィンスレット/ダグレイ・スコット/ジェノミー・ノーザム/サフロン・バロウズ |
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物 語 | 第二次世界大戦が激化する中、イギリス軍の暗号解読センターに衝撃が走る! ナチスの暗号化装置エニグマ機の暗号コードが突然、変更されたのだ。ロンドンに集められた、数学者や言語学者など様々な分野の専門家たちがようやく解読に成功したというのに。しかもそれは連合側にとって最悪のタイミングであった。 | ||
感 想 | 暗号解析を柱に展開する恋愛&謎解き映画でした見る前はもっと戦争的なテーマの映画だと思っていたが、サスペンス色とラブ?がちょっと強い内容でした。 | ||
etc | 2004.5---DVD |
オール・アバウト・マイ・マザー(スペイン:1999年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ペドロ・アルモドバル 出演:セシリア・ロス(マヌエラ)/マリサ・パレデス(ウマ・ロッホ)/カンデラ・ペニャ(ニナ)/アントニア・サン・ファン(アグラード:マヌエラの旧友)/ペネロペ・クルス(ロサ)/他 |
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物 語 | マヌエラは17年前に息子の父の元から逃げるように去った。そして今、最愛の息子の死に直面し、父親を捜そうとあの時と同じ電車に乗っていた。17年ぶりのバルセロナ、そこで旧友のアグラードと出会い、部屋を借り、仕事を探し生活をはじめるとそこにも様々な人生を生きる女たちがいた。 |
感 想 | う〜む、数々の受賞歴から期待していたのだが、絶えず距離を感じながら観賞していました。いいなと思えたのは、ロサ(ペネロペ・クルス)の可愛さと、アグラード(アントニア・サン・ファン)の前説のシーンでした。映画紹介のコメントで「この映画に感動出来なかった方は、医者に診てもらった方が良い(というような)」ことが書いてありました....診てもらうか(笑).... |
etc | 2005.1.22---DVD |
過去のない男 (フィンランド:2002年) | ★★ |
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スタッフ |
監督:アキ・カウリスマキ 出演:マルク・ペルトラ/カティ・オウティネン/ユハニ・ニエミラ/カイヤ・パカリネン |
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物 語 | 男はヘルシンキに流れ着いく。夜泊まる所も無くベンチで休んでいると突如暴漢に襲われたが一命は助けられた。過去の記憶を失い家もない男はコンテナハウスを借り救世軍に仕事の世話をしてもらい、少しずつ人として生活してゆくようになる、それと同時に救世軍の女性イルマに恋心が芽生え生活もだんだんと行動的になってゆく... | ||
感 想 | 基本的な性格・本来の人間性は失わずに記憶を失ったとしたら再スタートができるのか!淡々と進むストーリーの中で自分の過去を探すのではなく、今どうやって生きるかが描かれています。「アバウトシュミット」にも言えそうですが、見る方の年齢等によって捉え方や感じ方が変わる映画(だと思われます...) | ||
etc | 2004.4---DVD |
カレンダー・ガールズ(イギリス:2003年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ナイジェル・コール 出演:ヘレン・ミレン(クリス)/ジュリー・ウォルターズ(アニー)/シアラン・ハインズ(ロッド:クリスの夫)/ペネローブ・ウィルトン(ルース)/シーリア・イムリー(シーリア)/リンダ・パセット(コーラ)/ジェラルディン・ジェームズ(マリー:支部長)/他 |
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物 語 | 平凡な主婦のクリスは、“何も起こらない毎日”にうんざりしていた。最愛の夫に先立たれたアニーは、心の傷を癒せずにいた。二人の女性に必要だったのは、人生をちょっとだけ輝かせてくれるハプニング。だが、平凡な日常から抜け出そうとする彼女たちの勇気は、英国ヨークシャーの小さな田舎町に思わぬ嵐を巻き起こす…。
1999年に発売され30万部ものセールスを記録した、世界初の《婦人会ヌード・カレンダー》──この驚くべき実話を基に、勇敢にしてキュートな主婦たちの《心の冒険》を描く感動のドラマが誕生した。あまりに突飛な主婦たちの“暴走”に、家族は戸惑い、町の人たちは眉をひそめる。だが、彼女たちは決して諦めなかった。一生に一度だけ、自分の人生の主役になることを…。(公式HPより) |
感 想 | このオバさんだらけの映画になんでこんなに感動してしまうのだろうか?それは実話が元になっているから?彼女達一人ひとりが個性的で勇敢で!常識までをも覆す前向きな映画に仕上がっているからでしょうか?今の僕でもまだまだ変われる!そんなチャンスはまだまだあるんだなんて気持ちにもなれる好作品で元気になれる映画です!! |
etc | 2005.5.24---DVD http://www.movies.co.jp/calendargirls/index.html 好奇心のゆくえ→ |
気球の8人(イギリス:1982年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:デルバート・マン
出演:ジョン・ハート(ピーター)/ジェーン・アレクサンダー(ドリス)/G.オコナー(ペトラ:群ターの妻)/ダグ・マッケオン(フランク:ピーターの長男)/ボー・ブリッジス(グンター)/イアン・バネン(ヨゼフ)/クラウス・レーヴィッチュ()/ギュンター・マイスナー(コーナー:軍人)/Kウォルシュ(ドリスの母)他 |
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物 語 | 東西に分断されていた時代のドイツを舞台に、熱気球で西側に亡命した2家族(8人)の実話を描いた作品。(スカイパーフェクトTVガイドより抜粋) |
感 想 | 東西が分断されている状況下で東側の彼等の必死さは伝わるのだが....この手の作品こそハリウッド的な演出が似合うのでは?と思えてしまうほど、逃げるモノと追うモノのドキドキ感がなかった.....。 邦題からは、何となく楽しげな映画にも思えたが....。 |
etc | 2006.2.10---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
9000マイルの約束(ドイツ:2001年ドイツ) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ハーディ・マーティンス 出演:ベルンハルト・ベターマン(クレメンス・フォレル中尉)/ミハエル・メンドル(シュタウファー:ドイツ人ドクター)/アナトリー・コテニョフ(カメリアフ中尉:ソ連)/イリーナ・パンタエヴァ(イリーナ:ユピック族の娘)/Hans Peter Hallwachs (Onkel Baudrexel)/イリス・ベーム (Kathrin)/他 |
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物 語 | 第2次大戦後、シベリアの収容所を脱走したドイツ兵が9000マイル(約1万4200キロ)を孤独や自然と闘いながら、時に心ある人達・訳ありの人達の助けを得ながらも家族の元へ生還を目差す!実話を元にした物語。(TVガイド誌を参考に) |
感 想 | 厳しい自然と、時に暖かな人々に「命」をわけてもらうかのような展開の脱走ロードムービー。158分と長い作品で、ハデな展開もないのに、惹きつけられる内容でした。ドイツ人医師の願いは叶ったのか....待つ家族・娘の想いはもっと時間をかけて映しだして欲しい気もしたが158分に1945年〜1952年が詰まっている(端折ってもいるけど)のだから仕方ないのかな。 |
etc | 2006.6.10---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
鯨の中のジョナ (イタリア:1990年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ロベルト・ファエンツァ 出演:ジャン・ユーグ・アングラード(マックス:父)/ジュリエット・オーブリー(アンナ:母)/ルーク・ペーターソン(ジョナ)/フランチェスカ・デ・サピオ(ミセス・ダニエル)/ジョコ・ロシック(ミスター・ロシック)/他 |
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物 語 | 1942年アムステルダム。4歳になるジョナは父と母の愛に包まれ幸せに暮らしていた。だがナチスの台頭とホロコースト渦は、ユダヤ人である彼等の運命を不幸へと追い込んでゆく。 |
感 想 | 世の中で大人達が何をやっているのか、何が起こっているのかが理解できない少年が、徐々に世の中の事を知っていく事になった時は既に強制収容所の中だった。そんな人間扱いされない環境で母親のアンナがジョナに何度も言う教え「空を見上げて、人を憎んではだめ。」これこそが人間の証明といいましょうか、「人としてのプライド」と「戦争の愚かさ」を訴えていますね。 |
etc | 2005.8.8---ビデオ 好奇心のゆくえ→ |
グッバイ,レーニン!(ドイツ:2003年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ヴォルフガング・ベッカー 出演:ダニエル・ブリュール(アレックス)/カトリーン・ザース(クリスティアーネ:母)/チュルパン・ハマートヴァ(ララ:看護婦)/マリア・シモン(アリアネ)/フロリアン・ルーカス(デニス:映画監督志望)///他 |
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物 語 | アレックスの父は10年前に西ドイツに亡命、以降母クリスティアーネは社会主義である東ドイツへの愛国心を強めていった。青年となったアレックスはそんな母に愛情を持ちつつも「若さ」から反社会主義デモに参加し警察隊と衝突、逮捕されてしまう、その瞬間を母親はまのあたりにしたことからショックで心臓発作で倒れ昏睡状態になってしまう。母親が奇跡的に意識を取り戻した8ヶ月の間にベルリンの壁は崩壊し資本主義が凄い勢いで流れ込んできていた。医師は今度強いショックを与えたら母親には命取りになるとアレックスに忠告し、アレックスは母親に東ドイツの崩壊を様々な手を使って隠そうと決意する! |
感 想 | 抜群の素材にすこ〜しコミカル、かな〜り純粋な作りの良い作品ですね。アレックスの母親への愛情の強さがマザコンにも見えずイヤミな感じがないのは役者の力・脚本のパワーなのだろう!などと思いつつも彼女役のチュルパン・ハマートヴァの可愛らしさに目を奪われていました。ラストの締めくくりの台詞がドイツ語で聞いていると心地良い響きで映画みたなぁ〜って気持ちになれた。(ドイツ語は理解しませんが...) |
etc | 2004.10.20--DVD http://www.gaga.ne.jp/lenin/ 好奇心のゆくえ→「ベルリン,僕らの革命」 |
皇帝ペンギン (フランス:2005年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督・脚本:リュック・ジャケ 音楽:エミリー・シモン 出演:母:皇帝ペンギン(声:石田ひかり&ロマーヌ・ボーッランジェ)/父:皇帝ペンギン(声:大沢たかお&シャルル・ベルリング)/子:皇帝ペンギンの雛(声:神木隆之介)/アザラシ/他 |
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物 語 | 100万年前の氷で覆われた南極大陸。胸を黄金色に輝かせ、ペタッ、ペタッと2本足で数千の皇帝ペンギンが行進してくる。身長120センチと最大のペンギンで、どこか人間にも似た、ユーモラスな皇帝ペンギン。ある日、一組の皇帝ペンギンの夫妻が一つの卵を産んだ。卵をあたためる父ペンギンは、寒さの中、仲間と円陣を組んで暖め合い、120日間も何も食べずに必死に卵を守る。一方母ペンギンは産卵で体重の1/5を減らしてまでも、もうじき生まれてくるヒナのため命がけでエサをとりに100km先の海へと旅立つ。再び家族と会えることを信じて・・・。(公式HPより) |
感 想 | 南極の厳しい自然の中ででも力強く生きている皇帝ペンギンの不思議であり暖かくもある生態を物語調にして、単なるドキュメンタリーにしない見せ方がとても良かった。カワイイペンギンの行動やリアクションに自然と笑顔になれたり、ツッコミをいれてしまいました。宣伝でディープブルーよりも...なんて書かれますがこれはディープブルーを観た観客層を取り入れたいということで、比較する意味が無い程に違う作風です。生き物の生態映像好きには両作ともおすすめできますよ。小さいお子さん向けには圧倒的に本作でしょうね。 |
etc | 2006.2.25---DVD http://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/index2.html 好奇心のゆくえ→「ディープ・ブルー」 |
CODE 46 (イギリス:2003年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:ティム・ロビンス(ウィリアム)/サマンサ・モートン(マリア)/オム・プリ()/ジャンヌ・バリバール()/他 |
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物 語 | 環境破壊の進んだ近未来。高度に情報管理された都市部と砂漠化した無法地帯に分けられ、往き来するにはパペルと呼ばれる許可証が必要とされている。上海の印刷会社で発生したパペル偽造事件の捜査で派遣された調査員ウィリアムは関係者と接触する中で、マリアという女性が犯人である事をつきとめるが、ウィリアムはマリアの魅力に惹かれお互いに触れ合うようになってゆくが「生殖を管理する法律”コード46”」によって引き裂かれてゆく |
感 想 | 「生殖に関する法律”コード46”」や様々な「ウィルス」の発達によって近未来である設定をカメラは無理なく映しだす。それを鑑賞者が未来と認めればこの映画はSFになる。しかし内容的には近未来の「法律」「ウィルス」という設定を活かしたラブストーリー(不倫物語)で。SF見たさで観賞開始するとかなり物足りなく...単純にラブストーリーと捉えるとSFが邪魔をしているようにも思える。微妙なバランス関係の作品なのでハマる人にはハマるんだろうなぁ〜。僕は何度も寝てしまい2日がかりで観賞しました。 |
etc | 2005.8.19---DVD 好奇心のゆくえ→ |
ゴッド・ディーバ(フランス:2004年) | ★★★ |
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幸せになるためのイタリア語講座(デンマーク:2000年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ロネ・シェルフィグ 出演:アンダース・W・ベアテルセン(アンドレアス:牧師)/ピーター・ガンツェラー(ヨーゲン:ホテル受付)/ラース・コールンド(フィン:元サッカー選手)/アン・エレオノーラ・ヨーゲンセン(カーレン:美容師)/アネッテ・ストゥーベルベック(オリンピア:パン屋)/サラ・インドリオ・イェンセン(ジュリア:イタリア娘)/他 |
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物 語 | コペンハーゲン近郊のある街で、仕事・恋愛・家族の様々なトラブルや悩みを抱え、うつむき加減な日々を生きている6人の男女。現実に傷つきながらも、それぞれの思いを抱え週に一度のイタリア語の初級講座へ通うことに。いくつもの出来事や偶然の中で、講座に集まる人との触れ合いを通じて何かが変わり始める彼等達...。(公式HPより抜粋) |
感 想 | 物語が始まってスグの印象カメラのカット割り・字幕が早くて忙しい!しかし何とか展開にクライつく!そして次なる問題!美容師とパン屋の違いに気がつくまでに暫くかかってしまった!はたまた!めまぐるしく次々と人が●●する展開が押し寄せ!登場人物の意外な秘密が暴かれ....ム......?アレ....そして最後「幸せになりやがってぇ〜ウラヤマシイゾォ〜」あぁ〜面白かった。満足だ。手作り風なエンドロールにでてくる「ドルビーデジタル」の手書きロゴが可笑しかった。 |
etc | 2004.9.5---DVD http://www.zaziefilms.com/italian/ |
静かの海 (オランダ=ベルギー:2003年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ステイン・コニンクス 出演:ヒューブ・スタペル()/ヨハナ・テル・ステーゲ()/ネールチェ・デ・フレー()/他 |
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物 語 | アポロ11号の月面着陸に沸く1969年。オランダの片田舎に暮らす9才の少女カロは敬虔な心の持ち主で人が月に降り立つ事は天国を汚す行為と感じ、そんな事を神がお許しになるのは信じられないと考えていた。家族の中の問題・酒に溺れる父との葛藤の中で「子供」から大人の準備に入るカロの中に生まれる科学と家族と宗教と....。矛盾を感じながら理解をしようとしてゆく姿が描かれる。 |
感 想 | スカパー!のシネフィル・イマジカが独自に買い付けて放送する「シネフィル直輸入映画」の作品で日本劇場未公開作品。外見的にはイイ家族にも見えるのに実情は酒を絶てないダメな父親に翻弄される家族の問題。そんな中で成長をはじめた少女が感じる様々な矛盾と好奇心は大人になる準備をはじめる時期の子供ならみんなが似たような思いを抱えて行くのではないでしょうか? |
etc | 2006.4.8---スカパーch.260 洋画★シネフィル・イマジカ 好奇心のゆくえ→ |
死ぬまでにしたい10のこと:My Life Without Me(スペイン=カナダ:2002年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:イザベル・コヘット 出演:サラ・ポーリー(アン)/マーク・ルファロ(リー:恋人)/スコット・スピードマン(ドン:夫)/レオノール・ワトリング(隣のアン)/デボラ・ハリー(アンの母)/アマンダ・プラマー(ローリー)/マリア・デ・メディロス(美容師)/アルフレッド・モリーナ(アンの父)/ジュリアン・リッチングス(トンプソン医師)/ジェシカ・アムリー(ペニー)/ケーニャ・ジョー・ケネディ(パッツィー)/他 |
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物 語 | 23歳アンは夫と2人の娘とで、母親の家の裏庭でトレーラーハウスで暮らしている。アンの父親は刑務所に...アンもドンも母も生活のために働いていた。しかしある日アンは突然の腹痛に倒れ病院で検査を受けると担当医から余命2〜3ヶ月だと宣告される。家族や知人には貧血だと説明しながら残された人生を考える。そしてアンはノートに「死ぬまでにしたい10のこと」を書き出した.....。 |
感 想 | ここ数ヶ月レンタルビデオ屋に行った時には必ずチェックしていた作品がある、それが本作なのですがやっとレンタルできました。ココ最近、人(親)の死に対して考える作品を立て続けに観ているので多少感情が麻痺してしまっていましたが、この作品は逆に自分の死期を知った女性が、夫・娘達・両親・友人達の為に何ができるのか、そして自分は自分のために何がしてみたいのかを考え行動する物語でした。最期のシーンに映し出される人が「あの人」と言うことは「最期まで自分のために生きられた」と言うことなのか.....。 |
etc | 2004.11.3---DVD |
ジャーニー・オブ・ホープ (スイス:1990年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:クサヴァー・コラー 出演:ネグメットゥン・シバノグル(ハイダール:父)/ヌル・シュレール(メリエム:母)/エミン・シヴァス(メフメット・アリ:息子)/マチアス・グネディンガー(ラムゼル:トラック運転手)/他 |
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物 語 | トルコ東南の小さな町マラシュ。35歳のハイダールは妻メリエム、7人の子供達と年老いた両親達と荒廃した土地で貧しく暮らしていた。そんな時にスイスへ亡命した伯父から「仕事もある・ここは天国だ」と1通の絵はがきが届いた事からハイダールはこの土地を捨て希望を抱いてスイスへ向かうと妻に打ち明ける。妻や、両親は反対したが、結局ハイダールと妻と7歳のアリが旅立つ事になる。イスタンブール〜イタリアと道中では彼等を乗せてスイスへ向かってくれたラムゼルというトラック運転手と打ち解けあいながら...しかし順風満帆に思えた彼等の旅もそう長くは続かなかった。 |
感 想 | この作品のお父さんハイダールは35歳、なんと僕とそう変わらない年齢なのに苦労が伺える老け顔に軽いショックを覚えながらも「希望」だけを頼りに旅にでるハイダール達。でも「希望」に近づく事は、「現実」を知るという事とでもいうように世の中も、ハイダール達の経験した事のない自然までもが驚異となって彼等を呑み込んでゆきます。ラスト・現実を知ったハイダールの何かを学んだかのような表情からでてくる一言一言が心に突き刺さってきました。 |
etc | 2005.8.1---ビデオ 好奇心のゆくえ→「イン・ディス・ワールド」 |
10億分の1の男(スペイン:2001年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ 出演:レオナルド・スバラグリア(トマス)/ユウセビオ・ポンセラ(フェデリコ)/モニカ・ロペス(サラ)/アントニオ・デチェント(アレハンドロ)/マックス・フォン・シドー(サミュエル=サム) |
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物 語 | 自らの強運で財を築いた男サミュエル。跡継ぎとして育て期待されていたフェデリコはサミュエルの元を黙って去ろうとする。そんなフェデリコへサミュエルは「黙って行ってしまうのか?抱擁もせずに?」といいフェデリコを抱きしめる。しかしそうやって強運の男に触れられたフェデリコは「運」を奪う能力を奪われてしまう。そしてサミュエルの元を去り能力も無くしたフェデリコは7年後、強運を持つ男を捜していた。----飛行機墜落事故/乗員237人の中1人生き残った男トマスと出会い。ある目的のため彼の運を試す。 |
感 想 | うひゃ〜どひゃ〜という面白さとは種類が違う?が面白かった!真面目にカッコよく運試しをしているのだがそのルールがマヌケなルールでそれを知るまでドキドキしていたのが、ルールを知った時にププッと笑えてしまうそんな感じでした。勿論そんな笑いだけでも無く、各登場人物の運の強さのエピソードやラストへ向け生き残る為の運の強さには「ぞわぞわ」来ます! |
etc | 2004.8.2---DVD |
首相暗殺〜IL CASO MORO〜(イタリア:1986年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ジョゼッペ・フェラーラ 出演:ジャン・マリア・ヴォロンテ(アルド・モロ)/マッティア・スプラジア()/マルガリータ・ロッツァーノ()/ダニエレ・ドゥプリーノ()/エンリカ・マリア・モドゥーニョ()/他 |
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物 語 | 5度の首相を経験したイタリア政界のドン。アルド・モロが都市ゲリラ「赤い旅団」に誘拐され。政府との取引・駆け引きも虚しく「人民の法廷」にて裁かれ処刑されるまでの54日間を映し出す。彼は一人で闘い・家族を想い・自らがその一員であった政党権力からも見放され......。原作/ローバート・カッツのノンフィックション。(ネットより抜粋) |
感 想 | 最初「首相」はインパクトを付けさせるための演出からくるタイトルかとおもいました。なぜなら劇中の字幕では「議員」とされていましたから...映画タイトル「議員暗殺」ではナカナカ手は出ないですからね〜。と情報の少ないネットで探していたら彼は首相を5回も着任するなどの実力者だったのですね。映画の最後を飾るモロ議員の遺志の言葉がこの作品のやるせなさ・怒りを語っています。 |
etc | 2005.7.28---ビデオ 好奇心のゆくえ→ |
人生は、時々晴れ (イギリス・フランス:2002年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:マイク・リー
出演:ティモシー・スポール(フィル)/レスリー・マンヴィル(ペニー:妻)/アリソン・ガーランド(レイチェル:娘)/ジェームズ・コーデン(ローリー:息子)/ルース・シーン(モーリン)/ポール・ジェッソン(ロン:フィルの同僚)/マリオン・ペイリー(ロンの妻:アルコール中毒の女性)/サリー・ホーキンス(サマンサ:黒髪の方..)/ルーズ・シーン(モーリン:ペニーの同僚)/ヘレン・コーカー(ドナ:モーリンの娘:金髪の方..)/ダニエル・メイス(ジェイソン:ドナの男)/他 |
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物 語 | それぞれ問題を抱え、心から語り合うことの無い3つの家族に起こるエピソード。次第に本音を語り合い、失いかけていた絆を取り戻す物語。 |
感 想 | 2003年ロンドン批評家協会賞英国映画賞受賞作品。主人公のタクシー運転手フィルをはじめ、地味〜な世界にしっかりとした演技で展開。それぞれが「そ〜いう人」に見えてくるのでエンターテインメントな要素無しですが、気がついたら最後まで観てしまいました〜という作品。ラストシーンまでは下降してゆく物語なので観賞のタイミングは選んだ方がイイカモ。 |
etc | 2005.12.23---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→「」 |
人生は長く静かな河 (フランス:1988年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:エティエンヌ・シャティリエ 出演:ダニエル・ジュラン(マヴィアル医師)/カトリーヌ・イジェル(ジョセット看護婦)/エレーヌ・ヴァンサン(ルケノワ家:妻)/アンドレ・ウィルムス(ルケノワ家:夫)/カトリーヌ・ジャコブ()/パトリック・プシテー()/プノワ・マジメル(モモ:息子)/ヴァレリー・ラランド(ベルナデット:娘)/他 |
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物 語 | 15年に及ぶマヴィアル医師と看護婦ジョセットの関係は、マヴィアル医師の妻の死によってもそれ以上発展することは無かった。それに逆上したジョセットが12年前のクリスマスにあった「赤ん坊取り違え事件」を洗いざらい赤ん坊の両家にもぶちまける。 ブルジョワで信心深いルケノワ家ではカワイイ娘ベルナデットが他人の娘だったとひと騒動。一方、貧乏な上に抜け目なく生きているグロゼイユ家は自分の息子のモモが金持ちの血筋と知り目の色を変える.....。 |
感 想 | なんとも、人生とは長く静かな河ではないんだなぁ〜とそのまんまの作品ですね。主人公の少年とはかなり無関係?な医師が招いた災いは、貧しい一家に潤いを運び・豊かな一家は家族崩壊へと導いてゆきます。ラスト再び登場の医師と看護婦...この二人が巻き起こした火だねは、様々な人の人生を大きく狂わせている...そんな事さえ気づかずにいるのでしょうね。 |
etc | 2005.8.2---ビデオ 好奇心のゆくえ→ |
人類創世 (フランス・カナダ:1981年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ジャン=ジャク・アノー 出演:エヴァレット・マッギル(おそらく主人公w)/レイ・ドーン・チョン(おそらく誰?)他 |
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物 語 | 紀元前8万年の地球。ネアンデルタール人の襲撃を受け、先祖代々の火種を失った部族は大ピンチ!?誰も火のおこし方を知らないため、代表の若者3人が火を求めて旅に出る物語。大自然の厳しさを思い知る若者達だが、時にマンモスと心を通わすなど暖かみのある体験も。やがて、火を持つ人喰い族から火を奪い逃走するが...そこに囚われていた女が後をつけてきて...それは彼等が大人になる第一歩でもあり、結果彼等の部族が大いなる一歩を踏み出す結果にもつながる。(シネフィル・イマジカ作品紹介を参考に) |
感 想 | 人が火を手に入れても、まだ火のおこし方を知らなければ、それを失った時の失望感は想像を絶するもの、彼等3人の旅もそんな動機で始まります。この映画、今現在存在しない原始人語?でしゃべっていて字幕も無し、それなのに100%理解出来てしまう展開はそうとう練りに練られた演出なんでしょう。火のおこし方を知らない部族の若者が知ってゆく「人」になるためのステップアップが数々映し出され面白かった。 |
etc | 2007.3.16---スカパーch.260 洋画★シネフィル・イマジカ 好奇心のゆくえ→ |
スイミング・プール (フランス=イギリス:2003年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:フランソワ・オゾン
シャーロット・ランブリング(サラ:女流作家)/リュディヴィーヌ・サニエ(ジュリー)/チャールズ・ダンス他 |
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物 語 | ミステリー作家サラは、出版社の社長の別荘に招かれる。南仏の美しい自然に囲まれたプール付きの別荘に着くと、次々とインスピレーションが湧き、サラはすぐ執筆を始めた。そこに社長の娘ジュリーが現れ、2人の奇妙な共同生活が始まる。毎夜違う男を連れ込んでは騒ぎ回るジュリー。最初は苛立つが、瑞々しい肢体で男を誘惑するジュリーに、サラは興味を持つようになる。やがてサラは自らがミステリーの主人公になり、現実との区別が曖昧になっていった。そんなある日、サラはプールサイドに残った血痕を見つけ...。(goo映画より抜粋) |
感 想 | なにやら、理解できたような?でも導き出した僕なりの答えは、他の方が観た時に思う「答え」にはなっていないような....。ネットでのレビューを読んでみてもみなさん感じ方が違うので、結局自分の思ったとおりの事が正解です!(いいのか??)全てがサラの仕組んだ....?ジュリーという娘の存在の真意....?もう少し他の方のレビューを読んでみようかな〜。(逃) |
etc | 2006.3.27---スカパーch.260 洋画★シネフィル・イマジカ 好奇心のゆくえ→ |
スターリングラード (米・独・英・アイルランド:2001年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ジャンジャック・アノー 出演:ジュード・ロウ/ジョセフ・ファインズ/レイチェル・ワイズ/ボブ・ホスキンス/エド・ハリス |
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物 語 | 第二次世界大戦で最も熾烈な戦いとも言われた独とソ連のスターリングラード戦で活躍した実在のスナイパー「ヴァシリ・ザイツェフ」を題材に愛や友情を描きながら戦争を伝える。 | ||
感 想 | ジュードロウが主演。最初の戦闘シーンは圧倒されます。 | ||
etc | 2003---dvd www.stalingrad-movie.com/ |
Strumpet/ストランペット(イギリス:2001年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ダニー・ボイル 出演:クリストファー・エクルストン(ストレイマン)/ジェンナ・ジー(ストランペット)/スティーヴン・ウォーターズ(ノックオフ)/他 |
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物 語 | 部屋の壁全面に日々自らの叫びを書き綴る男ストレイマン、ある時孤独な少女と出会い家に招く。彼女がギターを弾けるコトを知るとストレイマンは自らの叫びをパンクロックにのせ彼女と夜通し歌った。隣の住人ノックオフはその様子を壁越しに聴き彼等の才能をマネージメントしたいと申し出る! |
感 想 |
約70分の短い映画なので展開が早くTVドラマを観たような印象でした。 あまりにもテンポが良いのでこの作品がサクセスストーリとラブストーリーの側面があることを見逃しそうにもなりそうに!?〜自分たちの曲を売り込みに行くためロンドンへ旅立つ前、ストレイマンが壁に書いた彼女と出逢ったコトを詞にしていたのを見つけたストランペットの心模様などしっかりと刻み込んでおくと物語が膨らみます。 |
etc | 2004.9.12---DVD |
草原とボタン〜War of the Buttons〜 (イギリス:1995年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ジョン・ロバーツ 出演:グレッグ・フィッツジェラルド(ファーガス)/エヴィーナ・ライアン(マリー)/GERARD KEARNEY(ビッグ・コン)/Anthony・Cunningham(リトル・コン)/Brendan McNamara(ティム)/ジョン・コフィー(ジェロニモ)/ポール・バッド(ゴリラ)/Liam Cunningham(先生)/Johnny Murphy(郵便屋)/Jim Bartley(ファーガスの父)/Ger Ryan(ファーガスの母)/他 |
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物 語 | アイルランド南西部の小さな町バリーの子供達は、隣町のキャリックの子等との戦争(喧嘩)が耐えなかった。バリー側が仕掛ければ次はキャリックが仕返しに....闘いの勝利は捕らえた子供の服のボタンや靴ひも、ネクタイをはぎ取ることで決着がつくのだが次第に作戦がエスカレートしてゆき、大人達も黙認するわけにはいかない程の事態に発展してしまう。美しい風景をバックに。 少年達のユーモラスな対決と爽やかな友情を描く物語。 |
感 想 | 隣町との子供達の喧嘩は暗黙のルールがあり、それをギリギリの所で制するリーダーがいて、負けて悔しい思いをしても捻くれずに次なるアイデアで次の闘いに向かう!でもなんか笑えてしまうような展開になっているので安心して観ていました「馬」までは.....。「馬」の次は、流石に大人達もだまっちゃいない!のどかな風景の中にヘリコプターは飛ぶは、大人達も群れでやってくるしで急に現実に引き戻されますがそこで主人公達は大切なものに気がつくのですね。映画の最初と最後はマリーによって語られるのですが綺麗に終わらせてくれます....それは観た人だけのヒミツ! |
etc | 2005.7.29---ビデオ 好奇心のゆくえ→ |
第3逃亡者 (イギリス:1937年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ノヴァ・ピルビーム(エリカ)/デリック・ド・マーニー(ロバート:第3逃亡者)/パーシー・マーモント()/エドワード・リグビー(ウィル)/メアリー・クレア(エリカの伯父)/P・カーム(女優クリスティン)/ジョージ・カーゾン(クリスティンの夫)//他 |
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物 語 | 映画女優クリスティンは、嫉妬深い夫ガイに男出入りをなじられた翌朝、死体で浜に打ち上げられた。発見者は被害者と顔見知りのロバート。通報しようとした彼は来あわせた女達にとがめられ、逆に逮捕されてしまった。凶器として使われたのは、彼のレインコートのベルトだったのだ。無実を主張するロバートは徹夜のとり調べに失神し、入って来た警察署長の娘エリカに介抱された。やがて正気づいた彼は濡れ衣をはらすため、彼女の車に隠れて脱出する。(goo映画より抜粋) |
感 想 | ヒッチコック監督作品。初観賞(記憶にある限り、子供の頃に知らずに観ているモノもあるかもしれませんが..)。「追われ型サスペンス」というヒッチコックお得意の展開だそうです。最近の、2転3転するサスペンスは絶えず疑いの目で物語りを追っかけますが、とにかく素直な作りで、なんかスッキリ爽やかなサスペンスだった。 |
etc | 2007.3.21---スカパーch.706 ザ・シネマ 好奇心のゆくえ→ |
ダスト (英・独・伊・マケドニア:2001年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ミルチョ・マンチェフスキー 出演:ジョセフ・ファインズ/デヴィッド・ウェンハム/エイドリアン・レスター |
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物 語 | ある古いアパートに盗みに入ったエッジは住人である老婆に逆に銃で脅されながら、彼女の話を聴く事を強要される。それは100年前のルークとイライジャの物語り..次第にその物語の虜になるエッジ、だが老婆は話しの途中で発作を起こし... | ||
感 想 | 一つの物語がある、語り継いでおきたい老婆がいる。興味をもってくれた青年がいる。語られる物語りが終わるころに老婆にも最後の時がくる?こういう感じの映画は観た事無かったのでちょっと感動しました。情報なしで偶然レンタルした作品で結構好きですね。 | ||
etc | 2003---DVD |
ダニー ザ・ドッグ (フランス=アメリカ:2004年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ルイ・レテリエ 脚本:リュック・ベッソン 出演:ジェット・リー(ダニー)/モーガン・フリーマン(サム)/ケリー・コンドン(ヴィクトリア)/ボブ・ホスキンス(バート:飼い主?)/他 |
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物 語 | 幸せになるだけではダメな事もある。不幸だった頃のことに決着をつけなければならない時も...。
5歳の時に誘拐され、闘犬として育てられたダニーは、高利貸しのバートに連れられ、取り立てと闘いに明け暮れていた。首輪を付けられ、感情さえも忘れていたダニーは、ある日、事故で視力を失ったピアノ調律師、サムと出会う。数日後、バートとダニーが乗る車にトレーラーが突っ込み、なんとか車を這い出したダニーは、サムの元へ辿りつく。回復したダニーは、サムと、サムの娘ヴィクトリアの元、次第に人間らしさを取り戻していくのだが…。(goo映画&公式サイトより抜粋) |
感 想 | アクション映画のストーリー構成としては単純でありきたりなのに惹きつけられる魅力があります。それはジェット・リーがアクションにプラスし演技で魅せてくれたからでしょうし、脇を固めるモーガン・フリーマンやボブ・ホスキンス等が土台をしっかり固めてくれているからなんでしょうね。ジャッキー・チェンが目差し手に入れられなかったモノをジェット・リーは持っていると、認めたくなる一作です。※goo映画ではアメリカ映画のように書かれていますが、公式サイトではフランスが最初にクレジットされているためヨーロッパに分類しました。 |
etc | 2006.2.4---DVD http://www.dannythedog.jp/ 好奇心のゆくえ→「」 |
DEEP BLUE/ディープ・ブルー(イギリス・ドイツ:2003年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット 製作:BBCワールドワイド、グリーンライト・メディア ナレーション:マイケル・ガンホン 出演:シャチ、クジラ、イルカ、鮫、アザラシ、ペンギン、シロクマ、カニ、カメ、マンタ、マンボウ、アホウドリ、クラゲ、深海の生物達、そして多くの生き物の命を支えてくれているイワシ/他 |
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物 語 | 地球の表面積の70%を占め、様々な生命を育む海。美しく青く広がる海には壮絶な生きるための毎日が繰り広げられていた。製作7年、ロケ地200ヶ所、撮影7000時間。奇跡と執念の海洋ドキュメンタリー |
感 想 | 映画館の巨大スクリーンの中で見られる「生きる」ための闘いに驚きと感動とに食い入るように観賞していました。カサゴ?の様な魚が夜、鮫に食われないため岩場に隠れるが、鮫が接近そして鮫が目の前を去った時、思わず岩場から逃げ出すように行動を起こすと!そこには数十匹の鮫の群れ!鮫の方もその1匹を食うために一斉に飛びかかる!!!じっと見ていると数々のドラマがあります。鳥に!マグロに!イルカに!クジラに!(人間にも...)食われ続ける鰯に凄く感情移入してしまいました。鰯の生き甲斐ってなんなんだろう? |
etc | 2004.9.11---劇場 http://www.deep-blue.jp/ 好奇心のゆくえ→「皇帝ペンギン」 |
天国の青い蝶 (カナダ・米国・英国:2004年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:レア・プール 出演:ウィリアム・ハート(アラン・オズボーン:昆虫博士)/パスカル・ブシェール(テレサ:母)/マーク・ドナート(ピート・カールトン少年)/ラウル・トルイロ(アレホ:案内役)/マリアネッラ(ヤナ:娘)/他 |
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物 語 | 10歳の少年、ピート・カールトンは末期の脳腫瘍に侵され、もはや余命いくばくもない体だった。「どうして、僕だけが…」。外で遊ぶ他の少年たちを見ながら、彼は自分の不運を嘆く。しかし、そんな彼にも、かなえたい夢があった。それはこの世でもっとも美しい青い蝶、ブルーモルフォに、自分自身の手で触れること。蝶が大好きなピートは中南米の熱帯雨林にしか生息しないその幻の生き物を、命あるうちに見たいと願っていた。(goo映画より抜粋) |
感 想 | 昆虫好きや野鳥好きにはたまらない映像が満載で普通に楽しく観ていくのだが、何となくトントン拍子にコトが進んで行き、意味深ながらも深みが無いように感じられる....あっさりした作品でした。最期に訪れる奇跡に結びつく伏線というのか、監督さんの解釈といったものが盛り込まれていれば強引にでも納得できたかも知れない。 |
etc | 2006.11.18---スカパーch.321 ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
遠すぎた橋 (イギリス:1977年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:リチャード・アッテンボロー 出演:ロバート・レッドフォード(クック少佐)/ジーン・ハックマン(ポーランドのソサボフスキー少将)/ショーン・コネリー(アーカート少将)/ライアン・オニール(アメリカ陸軍准将ギャビン)/ダーク・ボガード(ブラウニング中将)/エリオット・グールド(スタウト大佐)/マイケル・ケイン(バンドルール中佐)/ハーディ・クリューガー(ドイツ軍のルドウィック将軍)/マクシミリアン・シェル(ドイツ司令部はビットリッヒ中将)/アンソニー・ホプキンス(フロスト中佐)/エドワード・フォックス(イギリスのホロックス中将)/ローレンス・オリヴィエ(オランダ人医師スパンダー)/リブ・ウルマン(ホルスト夫人)/ジェームズ・カーン(ドーハン軍曹)/他 |
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物 語 | 1944年9月5日。連合軍のノルマンディ上陸作戦から3ヵ月後、ドイツ軍はオランダよりの撤退を開始した。9月10日、ロンドンのブラウニング中将の司令室に、連合軍司令官達が集まった。オランダのアーンエム付近に、空からのマーケット、陸からのガーデン両作戦を遂行し、ネーデル・ライン河からベルリンへ進撃路を開く。〜ノルマンディから3ヵ月後、オランダのアーンエム付近においてくりひろげられた連合軍最大の激戦を描く戦争巨篇。〜(goo映画を参考に) |
感 想 | この作品はタイトル「遠すぎた橋」を言わせるために、永遠と続くかのような戦闘シーンが映し出されます。豪華なキャスト陣もみなさん若く。えっどの人だった?と「?」マーク連発の人物の多さ!それは混乱というより情報の整理に困る内容でした。戦争史に興味をもてたり、詳しい方には楽しいのかな?そんな瞬間が僕にも訪れたならばその時もう一度観てみよう。今の僕にはちょっと「遠すぎた」かも。 |
etc | 2006.7.11---スカパーch.725 AXN 好奇心のゆくえ→ |
トレインスポッティング (イギリス:1996年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ダニー・ボイル 出演:ユアン・マクレガー/ユエン・ブレンナー/ジョニー・リー・ミラー/ケヴィン・マクキッド 他 |
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物 語 | 麻薬もセックスも暴力もすぐ隣にある、そんな環境が普通だと思って生きている若者達を描く |
感 想 | ドラマが次から次ぎへと起こりど〜なるんだこの映画!と思わせてくれた。ヤクの描写なのかアートな演出なのか?面白いシーンもありました。 |
etc | 2003---DVD |
ナインスゲート (スペイン・フランス:1999年) | 寝てしまい評価不能 |
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スタッフ |
監督:ロマン・ポランスキー 出演:ジョニーデップ/フランック・ランジェラ/レナ・オリン/エマニュエル・セニエ/バーバラ・ジェフォード |
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物 語 | 悪魔の書を探すうちに暗黒世界に呑まれていく探偵を描いたサスペンス |
感 想 | すみません。元気な時に見れば良かったのでしょうか?途中まで見た記憶はありますがウトウトと気がついた時はラストシーンでした。その後なぜか観る気になれなかったので評価できません。 |
etc | 2003---DVD |
28日後...(イギリス:2002年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ダニー・ボイル 脚本:アレックス・ガーランド 出演:キリアン・マーフィ(ジム)/ナオミ・ハリス(セリーナ)/ミーガン・バーンズ(ハナ)/ブレンダン・グリーソン(フランク)/クリストファー・エクルストン(ヘンリー少佐)/他 |
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物 語 | 動物実験を阻止するために研究所に侵入者が!彼らはそこで何が研究されているのかも知らずに実験されていたチンパンジーを檻から放した。逃げ出したチンパンジーは助け出してくれた侵入者達に抱きつくようにしがみつき、そして、彼らを襲った......。それから28日後、人の姿が見えなくなった街に交通事故により入院し意識を失っていた青年ジムは目覚め独り立っていた。何が起こったか理解できないままに。 |
感 想 | ウィルスに感染し凶暴化しゾンビと化した人々、しかしそれはゾンビだから凶暴になったのではなく、人間の凶暴な部分が表面に出てきてしまったかのような演出。ラストに向けて登場人物達の凶暴性・残忍性を観るとゾンビ化した人間よりも恐い人が出てきてしまいます。程よい緊張感の中でも大胆な行動力が刺激となって楽しめました。DVDレンタルにはエンディング違うVerがもう一つありますが、セル版は幾つもあるようですね??その辺興味持ってしまいました。 |
etc | 2004.8.17---DVD |
ニノの空(フランス:1997年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:マニュエル・ポワリエ 出演:セルジ・ロペス(パコ)/サッシャ・ブルド(ニノ)/エリザベート・ベタリ(マリネット)/マリー・マテロン(ナタリー)/バジリ・シエコワ(バチスト)/他 |
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物 語 | 多人種が住むフランス・ブルターニュ地方。靴のセールスマンのパコはある時、ヒッチハイカーの男に商売道具ごと車を乗り逃げされ、その時に助けてくれたマリネットという女性の部屋に泊めてもらう、翌朝パコは前日の車泥棒を見つけ、殴って入院送りにしてしまう。流石にやりすぎたと思ったパコは見舞いに行く....。そんな奇妙な再会をした男2人が3週間限定?の「本当の居場所」を探す旅に出て、行く街々で女性に出逢ったり、フラレたり、ゲーム(?)したり、アンケート(?)したりの物語。 |
感 想 | なんか不思議なロードムービー。パコの事情により3週間限定の旅が始まりますが、その理由・意味をパコ自身が真剣に想っている?とツッコミたくなる程イイコトばかりが彼に起こります。当然、旅の相棒ニノも嫉妬してしまい爆発!そこからゲームしたり、アンケートしたり??????←観ないと意味わからないでしょう。男同士の友情がじわ〜っと来て、いつの間にかフランスの曇り空の映像に引き込まれていました。 |
etc | 2005.4.10---DVD |
ニュー・シネマ・パラダイス (イタリア・フランス:1989年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:フィリップ・ノワレ(アルフレード:映写技師)/ジャック・ペラン(サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ:大人トト)/サルヴァトーレ・カシオ(トト:少年期)/マリオ・レオナルディ(トト:青年期)/アニャーゼ・ナーノ(エレナ:トト初恋の娘)/プペラ・マッジョ(母:老)/アントネラ・アッティーリ(母マリア)/レオナルド・トリエステ(司祭)/他 |
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物 語 | 現在のローマ。夜遅く帰宅した映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(トト)は、留守中に母から映写技師のアルフレードが死んだという電話がかかっていたことを知らされる。その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での大切な少年時代の思い出が甦るのだった--。戦後間もないシチリアの小さな村の映画館をめぐる人々の人生を描く。(goo映画より抜粋) |
感 想 | HDDレコーダーに録りダメしたあった中から年末に観るのに相応しそうな作品としてチョイス。「名作」と言われる作品はかえって観賞する決意が高まるまで時間がかかってしまうことが有り、始めての観賞でしたが。じんわりと心が暖かくなる良い映画ですね。 いろいろな洋画でもありますが、ヨーロッパの青少年?達は公共の場でのポルノ映画でホントウに鱒(アテジ)かくのだろうか?そんな下ネタ?も含め様々な映画観賞スタイルにクスクス笑えたり、軽いカルチャーショックを覚えたり....。(爆) |
etc | 2005.12.30---スカパーch.260 洋画★シネフィル・イマジカ 好奇心のゆくえ→「」 |
ノー・マンズ・ランド (仏・伊・英・ベルギー・スロヴァニア:2001年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ダニス・タノヴィッチ 出演:ブランコ・ジュリッチ/レネ・ビトラヤツ/フィリプ・ショヴァゴヴィチ/カトリン・カートリッジ/サイモン・カラウ |
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物 語 | ボスニアとセルビアの中間地帯の塹壕に取り残された敵と味方の駆け引き助け合うのか?敵対するのか?両陣営も手が出せない状態になった時、国連軍が動き出す! |
感 想 | 戦争膠着状態の塹壕に残された敵と味方、3人の駆け引き、緊張感の中にも笑いもあり、しかし真面目なテーマで語られる物語は最後見ているものに「現実」の悲しさを突き付けます。 |
etc | 2003---DVD |
バクダットカフェ (独:1987年) | ★★★★★ |
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スタッフ |
監督:パーシー・アドロン 出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト 他 |
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物 語 | ファットなママさんが、旅の途中旦那と喧嘩別れして寂れたドライブインのモーテルに居着く、最初は何となく怪しい存在と思われていたが徐々にモーテル兼Bar経営のそこの一家と心の交流が.... |
感 想 | 名曲「コーリングユー」が映画の雰囲気を盛り上げます。個人的には夜中〜明け方のモーテル前の道をコンボイが走り抜けてゆくシーンが大好きです。ファットママをみていて綺麗だな〜と思ってしまう瞬間があったり心暖まる物語です。お薦め! |
etc | 2003---DVD |
バッファロー・ソルジャーズ〜戦争のはじめかた (イギリス・ドイツ:2001年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:グレゴール・ジョーダン 出演:ホアキン・フェニックス(レイ・エルウッド)/アンナ・パキン(ロビン・リー)/エド・ハリス(バーマン大佐)/スコット・グレン(リー曹長)/エリザベス・マクガバン(バーマン夫人)/ディーン・ストックウェル(ランカスター将軍)/マイケル・ペーニャ(ガルシア)/レオン・ロビンソン(ストーニー)/ガブリエル・マン(ノール)/他 |
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物 語 | 時は、ベルリンの壁崩壊が間近に迫り、アメリカでは第41代大統領ブッシュ(父)が就任中の1989年。西ドイツ、シュツットガルトに駐屯する米陸軍基地では軍の規律が緩み放題で、平和ボケしかけた上級士官たちは昇進でアタマがいっぱい、戦うべき敵のいない兵士たちによる問題も後を絶たない。そんな中、エルウッドも退屈しのぎに物資の横流しからヘロインの密売と、闇取り引きに手を染めていた。ところが彼がこれまでで最大級の取り引きを目の前にした時、基地の浄化を公言するリー曹長が新たに着任する。それはまさに、これから起こる惨事の前触れだった!(公式HPより) |
感 想 | この映画は...01年9月カナダ・トロント国際映画祭で会場を騒然とさせその評判から全米配給権を獲得。が、その翌日は「9.11」だった!賞賛は非難へと変わり、全米公開を5度も延期させられる。なぜならこの映画で描かれていることは「創作」ではなく「真実(実在の人物の体験談にリサーチを加え書き上げられた脚本)」という驚きの作品であるから、それにアメリカの製作ではなくイギリス・ドイツの製作と聞くとなんとなく真実味も増しますね。このようなバッグボーンを知った上でなら〜戦争のはじめかた〜というサブタイトルの意味もなんとなくブラックユーモアなんだな、と理解しますが知らないで観ていると「いつ・どうやって戦争ははじめるんだ?」と待っていると....終わってしまう展開です。とにかく楽しい気持ちにはなれない映画、みんな悪党だし、公開延期の理由もいろいろ思惑がありそうでなんか素直になれません。 |
etc | 2005.7.31---DVD http://www.cqn.co.jp/sensou/ 好奇心のゆくえ→ |
パラダイス〜Paradise〜 (カナダ:1982年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:スチュアート・ギラード
出演:フィービー・ケイツ(サラ)/ウィリー・エイムス(デヴィッド)/リチャード・カーノック(ジェフリー:サラの従者)/ツービア・タビ(ジャッカル:アラブの族長)/他 |
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物 語 | 19世紀末、中東の町バグダット。15歳のサラは医師だった父が亡くなったため、従者ジェフリーを従えて故国のイギリスへ向かうことになる。途中サラたちの小さなキャラバン(隊商)はアラブの族長ジャッカルの一団に襲撃を受ける〜襲撃の目的は美しいサラを拉致することだった!〜 必死で逃げ隠れ、生き延びたのはサラとジェフリーとキャラバンに同行したアメリカ人デビッド(16歳)の3人だけ追っ手の恐怖と砂漠の恐怖から逃れながらオアシスを見つけては休息をとる。ある時、従者ジェフリーが近くにいたアラビア人のキャンプに助けを求めにいったまま戻らない.....。砂漠の逃避行は遂にサラとデヴィッドの2人だけになってしまう、どこまでも広がる砂漠に希望を失いそうになった時、2人の目の前に大きなパラダイス(オアシス)が広がっていた!逃げるのに疲れた2人はこの地で「生活」をはじめ互いを意識するようになる、追っ手が再び迫るとも知らずに....。 |
感 想 |
僕が小・中学校の頃、初めて外人の女優で好きになった人!フィービー・ケイツ。でもあの頃は、若すぎて彼女のちょっとエッチな映画を堂々と見られるチャンスはなかなか無かったのです。そして今、僕(等?)はフィービー・ケイツ主演作を堂々と観賞できることができるのです!(もの凄いイイワケ...笑)。大人になった僕(等?)には思っていた程、エッチな映画では無かったけれど。色褪せないカワイイさ・美しさのフィービー・ケイツを堪能できましたぁ〜う〜んパラダイス(爆) ※カナダ映画はヨーロッパとも違うと思いますがとりあえずコチラに。 |
etc | 2005.8.4---DVD 好奇心のゆくえ→ |
ヒトラー〜最期の12日間〜 (ドイツ:2004年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
ブルーノ・ガンツ(アドルフ・ヒトラー)/アレクサンドラ・マリア・ララ(トラウドゥル・ユンゲ:秘書)/コリンナ・ハルフォウフ()/ユリアーネ・ケーラー(エヴァ・ブラウン:ヒトラーの愛人)/ハイノ・フェルチ(アルベルト・シュペーア軍需大臣)/クリスチャン・ベルケル()/トーマス・クレッチマン()/Ulrich Matthes()/他 |
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物 語 | 1945年4月20日、ベルリン。迫りくるソ連軍から身を守るため、ナチス党総統アドルフ・ヒトラーは、ごく限られた身内や側近たちと共にドイツ首相官邸の地下にある要塞へ退却。ヒトラーの個人秘書であるトラウドゥル・ユンゲもその中にいた。側近たちはすでに敗戦を確信していたが、客観的な判断能力を失っていたヒトラーだけが、不可能な大逆転の作戦について熱く語り続けていた。(goo映画より抜粋) |
感 想 | 独裁者ヒトラーの最期の12日間の様子を描いた実話ドラマ。公開時の作品紹介などでは「ヒトラーの人間的側面」などと紹介されていましたが、そんな見方は決してできなかった。とにかく独裁者のまわりの人々の追い込まれてゆく心情や、「最期の選択」をする登場人物達の決意と...強烈に印象に残る作品。......それにしても、秘書役のアレクサンドラ・マリア・ララは美しい〜この重い作品も彼女一人だけでバランスがとれてしまうような存在感に納得。 |
etc | 2006.7.9---DVD 好奇心のゆくえ→ |
ブラインドサイト〜小さな登山者たち〜(イギリス:2006年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ルーシー・ウォーカー 出演:チベット盲学校の子供達、サブリエ・テンバーケン、エリック・ヴァイエンマイヤー/他 |
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物 語 | 世界的に有名な盲目の登山家エリック・ヴァイエンマイヤーは、チベットのラサで盲人学校を設立した盲目のドイツ人教育家サブリエ・テンバーケンから、一通の手紙を受け取る。それが発端となり、盲人学校の6人の子どもたちを連れ、ヒマラヤ登山に挑むプロジェクトが始まった。それぞれ過去を背負った6人の子どもたちだが、自分の可能性を信じて参加した。苦難の中、子どもたち、そしてそれをサポートする大人たちが得たもとのは?...盲目の登山家エリック・ヴァイエンマイヤーとサポートスタッフの協力を得て、ヒマラヤ登山に挑む盲目の子供達を移したドキュメンタリー作品。(goo映画より抜粋) |
感 想 | チャレンジと教育。目的と目標。ハンディキャップを背負いながら子供達は一生懸命に山に挑み、登山家達は達成する事の喜びは頂上にある!とでも言いたげ。挑戦させそのプロセスで何かを感じ取って欲しいと望む子供達の先生。少しずつ違うそれぞれの前向きなキモチは、ヒマラヤという厳しい環境に置かれることでぶつかり合う!そんな隠し事のない映像にひかれました。それぞれの子供達の生い立ちものほほんと生きている僕にはショックだった。 |
etc | 2009.4.21---スカパーch.321 ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
ベルリン,僕らの革命 (ドイツ=オーストリア:2004年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督・脚本:ハンス・ワインガルトナー 出演:ダニエル・ブリュール(ヤン)/ユリア・イェンチ(ユール:ピーターの彼女)/スタイプ・エルツェッグ(ピーター)/ブルクハルト・クラウスナー(ハーデンベルク:実業家)/他 |
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物 語 | 理想主義者のヤンは、親友のピーターと暮らしている。ピーターの恋人、ユールの引越しを手伝ったヤンは、彼女にある秘密を打ち明けた。実はヤンとピーターは、金持ちの留守宅へ押し入り、家具を動かしてメモを残す「エデュケーターズ」だった。ユールは過去に事故を起こし、金持ちの高級車の賠償金支払いに苦しんでいたが、ヤンとともにその相手宅へ侵入する。2人は急速に惹かれあっていくが、この日の「仕事」が思わぬ事態を巻き起こす…。(goo映画より抜粋) |
感 想 | 東西ドイツ統合以来、貧富の差が社会問題となっているドイツにて、体制に疑問を抱き・自らを信じて活動する若者達....。と書くと何か難しそうな映画に思えるかもしれませんが、「爽やか」と行っても良い程の青春ストーリー。全編から伝わってくる本作の温度感はとても心地よく、リラックスして観ている事ができました。 ただ手持ちカメラによる撮影が多用されているので始まってから暫くはちょっと 落ち着かない印象も有りましたがスグに慣れるでしょう。 |
etc | 2006.2.17---DVD 好奇心のゆくえ→「グッバイ,レーニン!」 |
ぼくセザール10歳半1m39cm(フランス:2003年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:リシャール・ベリ 出演:ジュール・シトリュク(セザール・プチ)/ジョゼフィーヌ・ベリ(サラ・デルガド)/マボ・クヤテ(モルガン・ブランジェ)/マリア・ド・メデイルシュ(シャンタル・プチ:母)/ジャン=フィリップ・エコフェ(ベルトラン・プチ:父)/アンナ・カリーナ(グロリア)/ジャン=ポール・ルーヴ(体育教師)/ディディエ・ベニュロ(校長)/ステファーヌ・ギヨン(サラのお父さん)/カトリーン・ブアマン(サラのお母さん)/セシル・ド・フランス(サマンタ:サラパパの恋人)/ジャン・ベンギギ(おじいちゃん)/アニック・ブランシュト(おばあちゃん)/マリー・ヘッド(偽フィッツパトリック)/他 |
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物 語 |
ぼくは甘いモノが好き!学校では1番だと嫌われるし、ビリだと両親が怒るから気を遣っている...。 パパの仕事は何をやっているのか知らないし、教えてもくれない。 親友はモルガン、ぼくから見ても彼はカッコいい!成績もスタイルもよくて大人っぽい! そんな彼にも悩みがある....。 ぼくは最近、恋をしている...相手はサラ同じクラスの女の子で2週間前に転校してきた。 10歳の女の子に「男は中身」だって事をわからせるのは簡単じゃない....。 ぼくの名前はセザール・プチ。10歳半、身長は1m39cm、ちょっぴり太めだけど、そのことは言われたくない。 |
感 想 | 少年の視線で大人を観察し、大人達が成長をはじめている子供達の変化にまだ気がつかない...そんな時期の少年セザール君の(タイトルの通り)長い自己紹介でもあるような物語。日本人には感覚的に判らない国境を越える冒険は10歳という年齢ならドキドキしそうで楽しそう!そして冒険が終わった後のみんなの後日談が始まると「幸せ〜」いっぱいに、ハッピーエンドが似合う映画。 |
etc | http://www.boku10.com/2005.2.12---DVD |
ぼくは怖くない〜IO NON HO PAURA〜(イタリア:2003年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ガブリエーレ・サルヴァトーレス 原作・脚本:ニコロ・アンマニーティ 出演:ジュゼッペ・クリスティアーノ(ミケーレ)/マッティーア・ディ・ピエッロ(フィリッポ)/アイタナ・サンチェス=ギヨン(アンナ:ミケーレの母)/ディーノ・アップレーシャ(ピーノ/ミケーレの父)/ディエゴ・アバタントゥオーノ(セルジョ)/他 |
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物 語 | 1978年夏の南イタリア、村には青い空と広大な麦畑だけがある、そんな美しい景色の中で走り回る子供達の中に10歳の少年ミケーレはいた。妹思いで両親のことも大好きなミケーレはある日周りには何もない廃屋の裏に不自然にふさがれた穴を見つける。ミケーレは「宝物が隠されている穴」を想像したが目をこらしよく見てみると毛布のような布のかたまりから動かない足が1本飛び出ていた! |
感 想 | 美しくのどかな風景、主人公の少年の優しいまなざし、DVDを手に取った時には少年達の小さな事件の物語なのかと想像していましたが、実はイタリアの社会的問題を取り上げた作品でありました。いろいろと感じる所のある好作品です。 |
etc | 2004.8.8---DVD http://www.albatros-film.com/movie/bokukowa/ 好奇心のゆくえ→世界の誘拐の実情?「マイ・ボディガード」 |
ホワイト・プラネット(フランス・カナダ:2006年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ティエリー・ラゴベール、ティエリー・ピアンタニダ 出演:北極圏の動物達/他 |
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物 語 | 地球の変化により165万年前の氷に覆われた厳しい自然が消えようとしている北極で、懸命に逞しく生きる動物たちの姿を映す、ネイチャー・ドキュメンタリー。仏ドキュメンタリー界で活躍し本作が初の劇場映画となるティエリー・ラゴベールとティエリー・ピアンタニダ。ナレーションは世界的冒険家として著名なジャン=ルイ・エティエンヌ。音楽は「WATARIDORI」「コーラス」のブリュノ・クレ。(goo映画より抜粋) |
感 想 | 北極圏で生きる弱肉強食と厳しい環境の中で生きる彼らが、人間の目?によってとても かわいらしく映し出されている。水中撮影での、シロイルカの腹筋は気になったなぁ....。 ??なんとかカラス??はまるで空飛ぶペンギンに見えた...。等、僕の好奇心は多いに揺さぶられた。 |
etc | 2009.5.15---ch.706 ザ・シネマ 好奇心のゆくえ→ |
マグダレンの祈り (イギリス=アイルランド:2002年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ピーター・ミュラン 出演:ノーラ・ジェーン・ヌーン(バーナデット)/アンヌ・マリー・ダフ(マーガレット)/ドロシー・ダフィ(ローズ/パトリシア)/Geraldine McEwan(シスター・ブリジット)/アイリーン・ウォルシュ(クリスピーナ)/他 |
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物 語 | 1964年、アイルランドのダブリン。従兄弟にレイプされたマーガレット、孤児院の少年たちの人気の的だったバーナデット、未婚のまま出産したローズの3人は、ふしだらな罪深い女と見なされ、マグダレン修道院に収容される。そこは厳格なシスター・ブリジットに支配された、刑務所以上に過酷で自由のない世界だった。(goo映画を参考に) |
感 想 | まずは本作は歴史的事実をモトにしているそうなので、極端にドラマチックな展開はしません、しかし「事実」である事を知って観れば過酷さは痛いほどに伝わってくる....。ひとつ疑問に思えるのは収容された彼女達の仲間意識が極端に「無」であること、半ば諦めて流されて生きる事にしたのならばそこが自分たちの「世界」と仲間意識も生まれるのではないか?とも思ってしまうのだが...。 |
etc | 2007.4.29---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
みなさん、さようなら(カナダ・フランス:2003年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ドゥニ・アルカン 出演:レミ・ジラール(レミ:父)/ステファン・ルソー(セバスチャン:息子)/ドロテ・ペリマン(ルイーズ:母)/マリー=ジョゼ・クローズ/マリナ・ハンズ/ジョアンヌ=マリー・トランプレイ/他 |
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物 語 | 証券マンとして一線で働くセバスチャンは父親レミが重い病気と知りカナダに帰国する。ワインと女と本と歴史好きで身勝手(に見える)父を反面教師としながら育ったセバスチャンは見舞いにくると早々に親子ゲンカをはじめる、しかし母親に頼まれ父レミに幸せな最期を迎えさせる為にセバスチャンは、あの手この手をつくし、世界中から父の友人達に見舞いに来てくれと頼む。父親も友人達が集まると笑顔を取り戻してゆくが最期の時はスグそこまで近づいていた....。息子が、友人が、人生を見失いそうな女が、レミの最期に向き合った時、そこにドラマは生まれる。 |
感 想 | トーンは重めなストーリーですが、レミをはじめ、変わり者の友人たちが面白い人たちばかりで和めたり、笑えたりします。所々で差し込まれる「歴史」の映像はショックを思いだしたりもしますが見終わった時になにか小さな心の変化を感じるような映画です。 |
etc | 2004.10.21--DVD 第76回アカデミー賞外国語映画賞。03年カンヌ映画祭脚本賞・主演女優賞受賞 |
麦の穂をゆらす風(アイルランド・英・独・伊・スペイン:2006年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ケン・ローチ 出演:キリアン・マーフィー(デミアン)/ポードリック・ディレーニー()/リーアム・カニンガム/オーラ・フィッツジェラルド/メアリー・リオドン/メアリー・マーフィー/ローレンス・バリー/デミアン・カーニー/マイルス・ホーガン/マーティン・ルーシー/シェイン・ケーシー/ジョン・クリーン/マーティン・ド・コガン/ジェラルド・カーニー/シェイン・ノット/ケヴィン・オブライエン/ウィリアム・ルアン/ペギー・リンチ/ロジャー・アラム/サブリナ・バリー/フィオナ・ロートン/キアラン・アハーン/クレア・ディニーン/トマス・オヘーリー/デニス・コンウェイ/バリー・ルーニー/コニー・オコネル/アーニャ・オコナー/フランシス・オコナー/パダル・オリアダ/ニール・ブランド/トム・シャーノック/他 |
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物 語 | アイルランド、1920年。長きにわたるイギリスの支配のもとで、アイルランドの人々の暮らしは苦しいものだった。富と繁栄は、イギリス人の支配階級や、イギリスに協力的な一部のアイルランドの富裕層に限られていた。飢饉、立ち退き、貧困が市井の人々の宿命だった。彼らはアイルランド独自のスポーツを楽しむ事さえ禁じられていた。そんな中、アイルランド独立を求める人々の叫びは大きくなるが、その動きを封じようとイギリスから冷酷な武装警察隊”ブラック・アンド・タンズ”が送り込まれた...。そんな時代背景のなか、アイルランド南部の町・コークで医師を志す青年デミアン達の兄弟も理想を掲げ、戦うため立ち上がった。(公式 HPより抜粋・参考) |
感 想 | 自分たちの理想の国のため、独立のため立ち上がったのに現実はちょっと違う、規律のために仲間にも厳しい裁きを下さなければならない....。「何のために戦っているのか?」戦争が終わった後の争いは殺し合わずに闘う方法を知らないと、結局同じ事を繰り返してしまう人間に虚しくなったりと、考えさせられる作品。 |
etc | 2008.5.9---スカパーch.312 ムービープラス http://www.cqn.co.jp/muginoho/index.html 好奇心のゆくえ→ |
息子のまなざし (フランス:2002年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ジャン・ピエール・ダルエンヌ/ルック・ダルエンヌ 出演:オリヴィエ・グルメ/モルガン・マリンヌ/イザベラ・スパール |
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物 語 | オリヴィエは悲しい過去が原因で(?)妻と別れ、黙々と職業訓練校で先生として大工技術を教えている。ある日学校へフランシスという少年が少年院から5年の刑期を終え入校してきたのだがオリヴィエはその少年の履歴書を見て動揺するのだった。 |
感 想 | カメラアングルは主人公の肩ごし目線が中心で音楽もナシ、演技と思わせないような木材加工の行程を映し出してゆきつつ突然物語りは動き出したりします。某番組でI監督が言っていましたが、主役の人の左手親指の血豆を作ってまでの演技へのこだわりがあったり、徹底して主人公を追うように映していたカメラがあるきっかけで主人公を追わなくなるシーンの演出等、細かな演出が光る作品です。 |
etc | 2004.5.16---DVD |
モーターサクイル・ダイアリーズ(イギリス=アメリカ:2003年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ウォルター・サレス 製作総指揮:ロバート・レッドフォード 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル(エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)/ロドリゴ・デ・ラ・セルナ(アルベルト・グラナード)/ミア・マエストロ(チチーナ・フェレイラ)/他 |
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物 語 | 23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトとともに中古のおんぼろバイクに駆(の)って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。喘息もちなくせに恐れを知らないエルネストは、美しい茶褐色の瞳で出会うすべての人々を魅了する。そんな彼を支えるアルベルト。 冒険心、情熱的な魂、旅を愛する心でつながれた二人のゆるぎない友情。心をふれあったすべての人に、惜しみない愛を捧げた、エルネストの瞳に映る南米大陸の様々な風景。その記憶が彼の未来を変えた。のちに親しみを込めて“チェ”と呼ばれ、世界中から愛される「20世紀最大の美しきイコン」となった青年の真実の物語に、世界中が涙した!(公式HPより) |
感 想 | 単なる若気のいたりといったバイク旅とは違う?旅の意義を感じる事のできる作品でした。前半は本当に若者の軽さや手にした自由に舞い上がっている2人であったが、国境を越え弱い立場の人々の声を聞いては「権力」の存在を知り、対岸の集落が病気により隔離されている実態をしっては「小さな誤解や間違いを正す」行動をとったり。「彼」の土台を造った時期なのであろうと推測しながら....。その彼「チェ・ゲバラ」の後日談はこの作品では最後にテロップによって紹介されるが、ほぼ同時発売のDVDタイトルに「チェ・ゲバラ&カストロ」(ゲバラ役を本作と同じガエル・ガルシア・ベルナルが演じているそうで....)にて観賞できそうなので同時にレンタル!次の観賞作はコチラに決定です。イメージを崩さずに観れるのかは少々不安ですが....。 |
etc | 2005.5.26---DVD http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtml 好奇心のゆくえ→「チェ・ゲバラ&カストロ」 |
やかまし村の子どもたち (スウェーデン:1986年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:リンダ・ベリーストレム(リサ)/アンナ・サリーン(アンナ)/エレン・デメリュース(ブリッタ)/ハーランド・レンブルー(オッレ)/ヘンリク・ラーション(ボッセ)/クリストピン・ディクソン・ヴェンデニウス(ラッセ)/他 |
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物 語 | 「長くつ下のピッピ」「ロッタちゃん」などの名作で、世界中の子どもたちに親しまれている童話作家アストリッド・リンドグレーン。本作はその代表作「やかまし村の子どもたち」を作者自身の脚本により映画化したもの。森と湖に囲まれたスウェーデンの美しい自然の中で、子どもたちがいきいきと飛回る姿が、画面を通して私たちに感動をあたえてくれる。やかまし村は赤い屋根の家が3軒だけの小さな村。リサ、ラッセ、ボッセ、隣のオッレ、その隣のブリッタとアンナの6人の子どもたちは、兄弟みたいにいつも仲良し。ボートをこいで島へ宝探しにいったり、干し草の中で眠ってみたり。北欧の夏は短いけれど、子どもたちは数え切れないほどの思い出を作っていく。(アスミックエースHPより) |
感 想 | 仲良し6人の子供達、といっても「やかまし村」には同じ年頃の子供はこの6人しかいない。そんな子供達の楽しみといったら、妖精探し、宝探し、干し草をベッドに眠ったり...。ザリガニ捕りだったり。子供だから発見できる「楽しい!」を思い出させてくれるような、暖かいストーリー。 |
etc | 2006.3.18---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→「やかまし村の春夏秋冬」 |
やかまし村の春夏秋冬 (スウェーデン:1986年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:リンダ・ベリーストレム(リサ)/アンナ・サリーン(アンナ)/エレン・デメリュース(ブリッタ)/ハーランド・レンブルー(オッレ)/ヘンリク・ラーション(ボッセ)/クリストピン・ディクソン・ヴェンデニウス(ラッセ)/他 |
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物 語 | 夏休みをいきいきと過す子どもたちを描いた前作から、本作では美しい自然を背景に、四季の彩のなかで遊ぶ子どもたちの姿が描かれていく。 やかまし村にその年初めての雪が降った。待ち焦がれた冬、クリスマスの季節です。イブの夜のパーティ、眠らずに待つ新年の訪れ。寒くても子どもたちは元気いっぱい。そして雪解けの春になれば、子羊が生れる。朝から晩まで遊ぶ夏休みを過し、燃えるような秋へと、子どもたちの一年はまたたく間に駆抜けていく。 (アスミックエースHPより) |
感 想 | 前作「やかまし村の子どもたち」のラストシーンからそのまま引き継ぐカタチで、6人の子等が季節折々の中での子供らしい微笑ましいエピソードが展開してゆきます。本作は「第二作」というよりは「第二話」という内容でラストのエピソードなど「ココで終わり?」という驚きに.....笑。「やかまし村の子どもたち」からの連続鑑賞が観やすいかもしれません。 |
etc | 2006.3.19---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→「やかまし村の子どもたち」 |
U・ボート ディレクターズカット版(西ドイツ:1981年) | ★★★★★ |
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スタッフ |
監督:ヴォルフガング・ペーターゼン 出演:ユルゲン・プロホノフ(艦長)/ヘルベルト・グレーネマイヤー(ヴェルナー少尉)/クラウス・ヴェンネマン(機関長)/エルウィン・レダー(ヨハン)/マルティン・ゼメルロッゲ()/ベルント・タウバー()/マルティン・マイ()/クロード・オリヴァー・ルドルフ()/他 |
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物 語 | 1941年。ナチス占領下のフランスの港町から最年長30歳の艦長と20代前半の初々しい乗組員の総勢43名はUボートで出港した。ある時は敵のイギリス艦に対しイニシアチブを取っていたハズだったが裏をかかれ爆雷攻撃をうける。ある時は隙だらけの輸送船団に魚雷を撃ち込むが....。戦況は決して彼等に有利ではなかったが何とか死線をさまよいながら生き抜いていた、そして帰港ムードの乗組員をよそに司令部から艦長に寄港命令がでる。補給をした後に彼等に絶望的な命令が下される事も知らずに...。 |
感 想 | ディレクターズカット版。約200分の長編だったが、最後まで飽きずに観賞できました。戦略的な攻防を楽しむ映画のような運びだが防戦一方な彼等を観ていると、恐怖を一緒に味わえます。けっして大げさにしないのに伝わってくる信頼感と、奇跡(努力)の数々が最後に観ている者に「戦争」の現実を感じさせてくれます。 |
etc | 2005.6.30--DVD 好奇心のゆくえ→眼下の敵 米鑑とUボートとの戦略的駆け引きが楽しめるお薦め作品。 |
ラブ・アクチュアリー (イギリス:2003年) | ★★★★ |
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スタッフ |
監督・脚本:リチャード・カーティス 出演:ヒュー・グラント(デヴィッド:英国首相)/マルティン・マカッチョン(ナタリー:首相秘書)リーアム・ニーソン(ダニエル:妻を亡くした養父)/エマ・トンプソン(カレン:主婦)/アラン・リックマン(ハリー:社長)/コリン・ファース(ジェイミー:ミステリー作家)/キーラ・ナイトレイ(ジュリエット:新婦)/ジョアンナペイジ(ジュディ:代役女優)/マーティン・フリーマン(ジョン:代役男優)/クリス・マーシャル(コリン:アメリカンドリーム青年)/ハイケ・マカッシュ(誘う女秘書)/アンドリュー・リンカーン(マーク:新進画家)/キウェテル・イジョフォー(ピーター:新郎)/ルシア・モニス(オーレリア:メイド)/ローラ・リニー(恋に臆病なOL)/ロドリゴ・サントロ(カール:デザイナー)/トーマス・サングスター(サム:少年)/オリヴィア・オルソン(ジョアンナ:サム好きな子)/ビル・ナイ(ビリー:老いぼれロック歌手)/グレゴール・フィッシャー(ジョー:マネージャー)/ローワン・アトキンソン(ルーファス:宝石店員)/他 |
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物 語 | 私たちが日常的に経験する悲喜こもごもの出来事を等身大のまなざしでスケッチしながら、人を愛することの喜びと、愛によって輝く人生の素晴らしさを、心にしみるタッチで描いた珠玉の感動作。
年齢も人種も職業も多種多様な彼らは、私たちの大半と同じように、ちょっぴりままならない人生を生きている。就任早々、お茶くみの秘書に恋心を抱いてしまう独身の首相。弟に恋人を取られ、南仏へ傷心旅行に出かけるミステリー作家。2年7カ月の間、職場の同僚を思い続けているOL。学校一の人気者に淡い恋心を抱き、モンモンと悩む11歳の少年。夫の浮気の虫が騒ぎ出したことに、気をもむ熟年の主婦。親友の新妻への思いを、ひた隠しにする新進画家。壁にぶつかって足踏みし、素直になれない自分に苛立つ人々。そんな彼らの切ないホンネが溢れ出るストーリーは、思わずうなずいてしまう共感でいっぱい。そして、出会いのときめきがホンモノの恋に、苦しい片思いが穏やかな友情へ…など、姿を変えていく過程を描き出したドラマには、思わず微笑みがこぼれてくる優しさがたくさん詰まっている。(公式サイトより抜粋) |
感 想 | 「恋に心がゆれる」といった演出がハリウッドのカラッとしがちなラブコメとはちょっと違うテイストのイギリス作品。画も綺麗だし、物語も良かった。混乱しそうな総勢19名にも及ぶ男女の物語なのにしっかり離されずに楽しめました。まだまだ知らない....通り過ぎてしまっている好作品はあるものだと痛感しました。 |
etc | 2006.2.7---DVD http://www.uipjapan.com/loveactually/home.htm 好奇心のゆくえ→「」 |
ラヴェンダーの咲く庭で (イギリス:2004年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:チャールズ・ダンス 出演:ジュディ・デンチ(アーシュラ:妹)/マギー・スミス(ジャネット:姉)/デニエル・ブリュール(アンドレア:青年)/ナターシャ・マケルホーン(オルガ:女流画家)/ミリアム・マーゴリーズ(ドルカス:お手伝いさん)/デヴィッド・ワーナー()/他 |
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物 語 | 1936年、初老のジャネットとアーシュラ姉妹は、イギリス西部コーンウォール地方で静かに暮らしていた。ある夏の朝、姉妹は海岸に打ち上げられた若い男を見つけ、家へ連れ帰る。彼は、渡米途中に難破した、ポーランド人のアンドレア。姉妹の看病により次第に回復したアンドレアは、得意のヴァイオリンを通じて、村の生活や人々に溶け込んでいった。なかでもアーシュラの心には、遥か昔に忘れていた恋の感情が生まれていく…。(goo映画を参考に) |
感 想 | アーシュラやジャネットの年齢には遠く及ばない僕にはちょっと想像がつかなかったけれど、歳をとっても恋はするんだろうな〜ジュディ・デンチ演じるアーシュラはハタからみればちょっと「変」に見えてしまう程にアンドレアに恋してしまう、その想いが痛切に伝わってきてかな〜り純粋なラブストーリなんだな〜と気がついてゆく...そして「潔さ」がいろんな想いを語ってくれてちょとイイ映画だったかも? |
etc | 2007.5.21---スカパーch.312 ムービープラス 好奇心のゆくえ→ |
リトル・ダンサー(イギリス:2000年) | ★★★★★ |
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スタッフ |
監督:スティーヴン・ダルドリー 出演:ジェイミー・ベル(ビリー)/ジュリー・ウォルターズ(ウィルキンソン先生)/ゲアリー・ルイス(父:ジャッキー)/ジェイミー・ドラヴェン(兄:トニー)/スチュアート・ウェルズ(親友:マイケル)/アダム・クーパー(26歳のビリー)/他 |
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物 語 | 1984年イングランド北部の炭坑町はストに揺れていた。少年ビリーは母親を亡くし父と兄とお婆ちゃんの4人暮らし、強い男の象徴のような父と血気盛んな兄はストの抗議活動で毎日警官隊とぶつかっていた。末っ子のビリーにも「強い男」になってくれるように願ったのか、ボクシング教室に通わせるが、ビリーは隣でやっているバレエ教室のダンスに強く惹かれ父に内緒でバレエを習うようになっていた。ある日父はビリーが「男らしい」とは思えないバレエをやっていることを知り激怒する。父が恐ろしくてバレエを出来なくなるかもしれない...でもバレエをやりたい!そんな情熱を少年ビリーは踊ることで発散させていった。そしてウィルキン先生はビリーの才能を眠らせまいとビリーを支える。 |
感 想 | 各エピソードの構成のバランスがよく映像の遊び心、演出のアイデアの面白さを色々なところで感じられます。ビリー少年のダンスシーンは非常に惹きつけられ、ストーリーとダンスが上手くかみあっていて、ダンスシーンを観ながら涙がポロッと流れてしまったり、お父さんやお兄さん親友など登場人物独りひとりがみんなイイヤツなんです!本作が好きな人は「北京ヴァイオリン」なんかも合うかもしれません。 |
etc | 2004.10.26---DVD 好奇心のゆくえ→コチラも炭鉱町が舞台の感動映画!「遠い空の向こうに」 |
列車に乗った男(フランス:2002年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:パトリス・ルコント 出演:ジャン・ロシュフォール(マネスキエ)/ジョニー・アリデイ(ミラン)/ジャン=フランソワ・ステヴナン(ルイジ)/シャルリー・ネルソン(マックス)/パスカル・パルマンティエ(サドゥコ)/イザベル・プチージャック(ヴィヴィアンヌ)/他 |
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物 語 | さびれた田舎町で出会った2人の男、引退した教授マネスキエと孤高の流れ者ミラン、あまりにかけ離れた2つの人生は小さな接点からお互いを知るようになってゆく...。そして、お互いの生き方に憧れを抱いてその列車はあなたを叶わなかった人生の終着駅へと旅立たせてくれる。(映画予告編のナレーションを参考) |
感 想 | 大人の男が長い時間をかけて創った全く別々の人生が、小さな接点から徐々にお互いを知ってゆく...。静かなトーンの物語の中にも抑揚があり観ていて気持ちが良い映画だった。スランプに陥った時にみるとちょっとだけ勇気がもらえるかも? |
etc | 2004.12.12---DVD |
クジラの島の少女(ニュージーランド:2003年) | ★★★ |
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スタッフ |
監督:ニキ・カーロ 原作:ウィティ・イヒマエラ 出演:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(パイケア)/ラウィリ・パラテーン(コロ:祖父)/ヴィッキー・ホートン(フラワーズ:祖母)/クリフ・カーティス(ポロランギ:父)/他 |
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物 語 | ニュージーランドの小さな浜辺の村。その地には昔から先祖がクジラに乗ってやって来たという伝説がのこっていた。伝統と継ぐ者として後継者となる男子をほしがる族長の祖父は息子の夫婦にも男児を強く望むが女の子を産み双子の男の子を産むと男児と母は息を引き取ってしまった。そんな悲しみの中でも祖父は息子にスグ次の嫁に子供を産ませればイイと伝統を継ぐ事を優先した頑固な面を見せる。この物語は伝統に囚われた祖父と、そんな祖父を心から愛する孫娘のひたむきさが心を打つ物語である。 |
感 想 | 伝統的な民謡や踊りをこの物語を通して観ると何とも魅力的に感じられ、主人公の少女の愛らしさに心撃たれましたね。戦闘の技術を習得するための威嚇の表情などにもワクワク・ドキドキしました。 どこかで、ニュージーランド版「風の谷のナウシカ」などと評されていましたが、わかる気がします。 |
etc | 2004.8.16---DVD http://www.herald-arthouse.com/kujira/ |
世界最速のインディアン(ニュージーランド・米:2005年) | ★★★★★ |
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スタッフ |
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:アンソニー・ホプキンス(バート・マンロー)/クリス・ローフォード(ジム・モファット:大会で出会った男)/アーロン・マーフィー(トム少年)/クリス・ウィリアムズ(ティナ:モーテル受付)/ダイアン・ラッド(エイダ)/パトリック・フリューガー(ラスティ:ベトナム帰りの青年)/ポール・ロドリゲス(中古車屋)/アニー・ホイットル(フラン:ニュージーランドの恋人)/他 |
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物 語 | 伝説のバイク「インディアン号」で奇跡のような大記録に挑戦した男の人生を描いた真実の物語。ニュージーランド南端の小さな町で暮らすバート・マンロー。彼の夢はアメリカ・ユタ州のボンヌヴィル塩平原で行われる大会で世界記録に挑戦する事だった。60歳を過ぎた彼が、このまま夢で終わらせてはならないと一念発起し、遠路アメリカへと向かうのだが...。( goo映画より抜粋) |
感 想 |
バイク乗りとしても、男としても尊敬できる人を見つけてしまいました。そしてその尊敬してしまった「バート・マンロー」を演じているアンソニーホプキンスも役者として本当に素晴らしい〜!レクター博士の強烈キャラをほんの少しでも感じてしまったらどうしようと心配もしていましたが、映画の中にはバート・マンローしかいなかった。 彼はニュージーランドからアメリカへ、初めての国アメリカでは習慣の違いがあったり、よそ者扱いを受けてしまうのだが、バート・マンローの人柄がすぐに回りの人の心をひらかせてしまう所がなんとも心暖かくなれる、アメリカ人を理解するヒントはこの辺にあるのかな〜なんて生意気にも思ってしまった。 (追記)レンタル鑑賞後に「ゴッドオブスピードエディション版」を購入しました。特典ディスクには、監督が若かりし頃撮ったバート・マンロー本人を記録したドキュメンタリー作品が収録されていて、その中でバート・マンローが自ら語る言葉・考え方が作品の台詞・演出に反映されており監督がどれだけ今回の作品を大切に思っているかが伺えた。初めて観たときの「感動」は「大好き」に!評価を久しぶりに★5つにしました。いい映画です。 |
etc | 2008.1.14---DVD 好奇心のゆくえ→ |
裸足の1500マイル(原題/Rabbit Proof Fence) (オーストラリア:2002年) |
★★★★ |
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スタッフ |
監督:フィリップ・ノイス 出演:エヴァーリン・サンピ/ティアナ・サンズベリー/ローラ・モナガン/ケネス・ブラナー/ディヴィッド・ガルビリル |
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物 語 | 1931年オーストラリアでは、先住民アボリジニと白人の混血児を白人社会に適応させる同化政策がとられていた。物語は14歳の主人公モリーと妹8歳デイジー・従妹10歳グレイシーの3人が政策により母親から強制隔離され1500マイル(約2400キロ)遠方の施設から、母親の元へ逃げ帰る実話を元にした作品。 |
感 想 | 野蛮な種族と当然のように言い切る局長の思考が世界で多くの問題を起こしている根源ですね...どっちが野蛮だ!と心の中でツッコミつつ。主人公の生きる術に感心できたり、実際白人の中にも同情的な方がいてくれ暖かい気持になれたり、個人的には「追跡人」の最後の笑顔にジ〜ン、彼と娘のその後がどんな形であれ笑顔が失われないものであったならばいいのですが....。 |
etc | 2004.5.8---DVD |