・・・と、いう訳で。ここまで来て下さったあなたは、
『Stille Nacht』を最後まで読んで下さった方と思います。
感謝と共に、内容のフォローをここで(笑)。これは元々、97年冬コミ発行の、同名エッジ本に収録したものです。
(背景イラストのツリーも、その表紙を加工したものだったり)
「特集・エッジキャラのクリスマス」という企画物同人誌でした。
事実上、ジーク中心本だったんですけどね(^^;
同人誌案内のページにもインフォメ載ってますんで、
興味があれば、下のリンクから飛んで下さい。さて、タイトルの“Stille Nacht(シュティレ・ナハト)”とは。
ドイツ語なんですけど、英語にすれば“Silent Night”です。
・・・もう、お分かりですね?
あのクリスマスの名曲『きよしこの夜』の原題から取りました。
19世紀初頭、オーストリアで誕生した歌だそうです。
(だから、ソウルエッジの時代には、まだ無かった訳だけど ^^;)で、何でまた「エッジキャラのクリスマス本」などという
企画を立てる気になったか、というと。
ジークのことを書くために(笑)資料あさってたら、
「ドイツのクリスマス」の話が色々見つかったんですよね。
もうとにかく、ドイツの冬と言えばクリスマス! ってぐらい、
欠かせない行事だそうです。
まあ、北ヨーロッパの冬(特に近代以前)ってのは、
とにかく寒くて暗くて長くて辛くてつまんなかったそうなので(おいおい)
「お祭りでもしなきゃ、やってらんねーぜ!」って感じで(笑)、
それこそクリスマス祝い始める前(古代異教の時代)から、
冬至祭なんかで大いに盛り上がっていたらしい(笑)。
そもそも、教会がクリスマスをこの時期に決定したのも、
そういう習慣に対抗してのことだったそうです。
(実際のイエス・キリストの誕生日って、実は不明なんだとか。
もっとも、小説でもちょっと触れましたけど、
『死んでも甦る力を持つ、光の神様』という意味では、
キリスト様ってのも、古代の太陽神の親戚みたいなもの(笑)
冬至祭=太陽神の新生を祝う祭り、ですから、
クリスマスはこの時期で正解な訳です)まあ他にも、あれこれと興味深いネタが。
読んでいる間に、色々シチュエーションが浮かんで(笑)
ついに「御剣&ジークのクリスマス」が仕上がってしまった、
という訳だったりします(^^;
余談ながら、後で資料じっくり調べたら、現在のようなツリーは
正確には17世紀からだったそうなんですが、
まあ書いてみたかったのよ、あのオープニング(笑)。
(ツリーを拝んでた奴、というのは実話だそうです。
明治初期の日本人にいたらしい(爆笑)
しかし、その素朴な精神、なんかいいですよね ^^)
それから「12月6日の聖ニコラウス祭」というのは、
サンタクロースのモデルとなった、ニコラウス司教の記念日です。
(元々、子供たちがプレゼントを貰うのはこの日でした)
後に、これがクリスマスに統合され、今の形式になったとか。
以上、豆知識でした(^^;あと・・・ジークと御剣が、ソウルエッジ探索をほったらかして
クリスマスをエンジョイ(笑)しちゃってるのは、
探そうにも旅が出来ないからなんですね。
なんせ、冬のドイツは極寒の地(北海道より北なんだよ)。
現代とは違って、昔の冬の旅は困難を極めたとか。
だから彼らも、寒くなる前に南の方へ行こうとしていたのが、
何だかんだで、結局冬を迎えてしまった・・・
という裏設定があったりします(笑)。
のろのろ進みつつ、春を待ってるという訳。
多分、二人とも後に、この冬を懐かしく思い出すことでしょう。
(・・・ちょっぴり発想腐ってます(笑))でもって、下に「Stille Nacht」の原詩なんぞを・・・。
読める訳でも歌える訳でもありませんが、なんか載せたかったの(笑)。
なお、IE4.0 でなら、ウムラウト(母音の上の点々)がきちんと出るはず。
NCとかだと、一部化けるかもしれません(^^;Stille Nacht! Heil'ge Nacht!
Alles schläft; einsam wacht
Nur das traute heilige Paar.
Holder Knab' im lockigten Haar,
Schlafe in himmlischer Ruh!
Schlafe in himmlischer Ruh!Stille Nacht! Heil'ge Nacht!
Gottes Sohn, o wie lacht
Lieb' aus deinem göttlichen Mund,
Da uns schlägt die rettende Stund'.
Jesus in deiner Geburt!
Jesus in deiner Geburt!I wish you a merry Christmas! 『Stille Nacht』 TOPページ 同人誌案内 「魂の歌」