225話「人の夢」
ルフィとゾロの男前度炸裂! ルフィにとっては初めてかもしれない「耐える戦い」ですが、何かと直情的な彼がそこまで成長したことに感無量。
そういえば、第一話のシャンクス、初登場時のゾロと、そういう姿を見せてくれた存在はいましたね。だから、「シャンクスを越えて海賊王になる」「ゾロの“船長”としてその上に立つ」というには、こういう試練も必要だったのでしょうか。
しかしルフィ・・・あんたは殴られてもいいかもしれんけど(打撃の効かない身体だし)、ゾロは生身なんだよ・・・確かに尋常でなく打たれ強いけどさ・・・そのあたりだけが少々引っかかったり。もっとも、逆に言えば「ルフィは殴られても平気で、仲間を傷つけられる方がずっと辛い。だがそれを堪え忍んでプライドを貫いた」という解釈になる訳で。つまり、ゾロがリンチされたり、ナミが恥をかかされたりしなかったら、ルフィは本当には「耐えた」ことにならないので、ストーリー的にはあれで正解か?
それからチェリーパイのおっさん、何者かわからんけど決めてくれちゃって。背景なしの見開きに、どどんと(笑)。
「背景なし効果」は、ローグタウン編で使われたのが印象に残ってますが(背景が消え、ルフィとゴールド・ロジャーの死刑台だけが画面に。あの瞬間、ルフィは確かに、自分と死刑台だけしかない世界に立っていたんだ、という感覚が伝わってきました)
今回も「人の夢」というテーマの所で見事な使い方。
あと気になるのは、ゾロの「あいつじゃない、あいつらだ」発言だけど、チェリーパイのおっさんには「夢を持つ仲間」がいるってことか?
最後にふと思う。・・・ベラミー一味のイメージモデルって、まさか、某巨大匿名掲示板で罵りあってるような連中? なんか、尾田先生が某掲示板をのぞいてるって噂があるけど、先生の感覚ならあのノリは「ううっ、ネタにでもしてやんないと耐えらんないぜコンチクショー」かもしれないので。
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