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2004年11月17日(水) 2004.11.14 新木場1stRING
▼無差別級トーナメント準決勝を控えた第一試合で木村響子が金星を挙げた。ECOと組んで、三田英津子&KAZUKI組と対戦し、KAZUKIのペール缶攻撃や大技をしのいだ木村は、三田のアシストを得て攻勢に出たKAZUKIの隙をついて丸め込み勝利!
▼日向あずみと宮崎有妃、そのキャリアの最初をJWPの新人として苦楽を共にした二人が、十年の時を経てJWPの頂点目前でひとつの道を争い闘う。宮崎はかつて目標とした出身団体の栄冠に向け変幻自在にかつての同期の首を狙うが、自ら返上した王座への執念を見せる日向も慎重な闘い振りで隙を見せない。華麗な技の応酬となったこの試合を、最後に決めたのは伝家の宝刀、日向のみちのくドライバーIIだった!
▼あるときはハルクラ砲、BULL-CATSとして組み、またあるときはトップの座を目指す同士として抗争、としのぎを削りつづけ、互いを知り尽くした二人。これまでもシングルで幾多の名勝負を繰り広げてきた二人だが、今回の対戦はあまりにも激しすぎた。重量感とスピードを兼ね備えた二人がグラウンド、スタンド、場外で持てるすべてを繰り出す。力が拮抗する両者全く譲らず20分、25分と時間が経過する。両者フラフラになりながら遂には30分タイムアップ。「これはトーナメントです。ドロー決着はありません」とのアナウンスとともに時間無制限の延長戦に入る。そして...あと一歩、いや半歩だけ無差別級への執念が上回った春山がキーンハンマーで勝利をもぎ取った。
2004年11月30日(火) 2004.11.28 東京キネマ倶楽部
▼ついにやってきた無差別級トーナメントの決勝戦に満員札止めの東京キネマ倶楽部。空位となっている王座を争う二人、日向あずみと春山香代子の一戦は、オーソドックスなロックアップからの力強い始まりとなった。スタンドとグラウンドの攻防。しかしベルトへ向けての両者の闘志はやがて場外にまで戦場を求め、激しい攻防に客席にも侵入する。リング内に戻った春山は、日向の左膝をダイビングギロチンでピンポイント爆撃!この後春山はその一点にポイントを絞り攻め込み日向を苦しめる。しかし痛めながらもその膝をぶつける荒技で春山の猛攻を遮る日向。リング上の熱気は観客の目を釘付けにして離さない。しかし最後にペースを掴んだのは日向の裏ビクトリースタードロップともいうべき雪崩式前方回転エビ固めであった。ここからみちのくドライバーIIの二連発で春山を仕留め、日向は自ら返上した王座に見事返り咲き。来年も後楽園のリングに王者として立つ、と宣言した。
▼最後の「セレブ伝承」を迎えた三田英津子とコマンドボリショイ。その相手はGAMIとその化身ダークネス・ボリショイ、と思いきや、試合に賭けられた50万円の権利が自分にはないと知らされ激怒、マスクを脱ぎ捨て自ら正体が宮崎有妃であることを明かした。うやむやの内にGAMI組が勝利した場合宮崎にも50万が与えられることとなる。「NEOのベルトを作る!」と意気込む宮崎はGAMIとともに三田を何度も危機一髪に追い込んだが、最後はボリショイの妙技に丸め込まれ、101万と5千円は無事三田の元に戻された。
▼スワンダイブ式ドロップキックで渡辺えりかを沈めたAKINOはセコンドを努めていた米山を挑発しタッグ王座への挑戦を表明。「パートナーはいるんですかかぁ?友達いんですかぁ?」と挑発的に応ずる米山に対しAKINOが連れてきたのは、この日米山と組んだECOをジャガー横田とのタッグで倒した倉垣翼であった。EXPERTでの試合でアジャ・コング&伊藤薫組を下した倉垣はこの勢いでタッグ王座に狙いを定めた!
▼木村響子と吉田万里子の一戦は木村の粘りであわやフルタイムドローか、とも思われたが残り時間1分少々にまでなったところで吉田が蜘蛛絡みで勝利。吉田に憧れ目標としてきたという木村は「自分を鍛えて下さい」と直訴。吉田はこれを受け入れ「責任持って育てる」と宣言した。