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2006年6月3日(土) 2006.5.28 後楽園ホール
▼JWPの旗揚げメンバーであるデビル雅美、ダイナマイト・関西、尾崎魔弓、コマンドボリショイが一堂に会し、これに現在のJWPの顔というべき春山香代子、米山香織が加わる6人タッグマッチはJWPの過去と現在が交差する華やかな空間となった。しかし最後を決めたのは、ダイナマイト・関西のスプラッシュマウンテンの洗礼を浴びつつも逃れた春山が、ボリショイをキーンハンマーに決めてピンフォールを奪い、JWPの明日を指し示した。
▼かつて目映い煌めきを放っていた同期生たちが再び一同に介した。日向あずみ&輝優優 vs カルロス天野&宮崎有妃のタッグ戦。客席にはこの4人に、この後に防衛戦を控える倉垣翼を加えて引退試合を戦った美咲華菜も見守っていた。当時の熱い想いを呼び覚ます一戦にケリをつけたのが、日向がキューティー鈴木から直伝され時代を拓くきっかけになったダイビング延髄ニーであったのも一つの暗示か。
▼3ヶ月にわたる挑戦者決定リーグ戦を勝ち抜いて来た豊田真奈美が倉垣翼に挑戦するJWP無差別級選手権試合。前半は手探りが続くような慎重な攻防であったが、後半には両者が勝負をかけて華麗な大技の応酬となった。しかし倉垣のムーンサルト、ルナウイング、メタルウイング、豊田がリーグ戦で勝ち抜いてきたクインビーボム、いずれも決め手とならない。激闘となった30分直前に、倉垣が勝負をかけた雪崩式メタルウイングを炸裂、場内を驚かせたがこれもカウント2,ならばと倉垣はファイアバードスプラッシュを放ったがこれは自爆、そこへ豊田が雪崩式でクインビーボムを炸裂し、ついにカウント3。15周年のリングでJWPの至宝が団体外へ流出する前代未聞の事態になってしまった。
2006年6月20日(火) 2006.6.15 板橋区立グリーンホール
▼KAZUKIは米山香織と対戦。JWPタッグ王者ベルトを挑発するかのように誇示した米山に火をつけられたか、カサドーラ合戦から一瞬の隙を奪ってピンフォールを奪い凱歌を挙げた。KAZUKIは第4試合でコマンドボリショイが勝利を挙げるとリング上に現れ、米山&闘獣牙Leon組へのタッグ挑戦の共闘を申し入れ、ボリショイの快諾を得た。
▼その第4試合で惜しくも敗れた植松寿絵だが「私は本来タッグプレイヤーだ」と輝優優とのタッグでのJWPタッグへの挑戦をブチ揚げる。「ものには順序がある」とKAZUKIは6月25日東京キネマ倶楽部では自分たちが挑戦し、勝てば一番に植松&輝の挑戦を受けると宣言した。一方、植松は「倉垣翼の8人がけが自分が負傷したために7人がけになってしまったが、治ったらやろうと言ってくれた倉垣とシングルをやりたい」と宣言。ボリショイが「よし、キネマで30分1本勝負」と応じると植松は「誰が30分と言った?この前と同じ5分1本勝負だ!」。しかしボリショイは一方的に「次のキネマで倉垣vs植松、30分1本勝負です」と宣言していった。
▼JWP無差別級新王者になった豊田真奈美が闘獣牙Leonを従えて登場、日向あずみ&倉垣翼と闘った。Leonを下した倉垣が「そのベルトは自分が取り返す」と宣言。しかし日向も「そのベルトは元々私のもんだ」と挑戦アピール。さらに春山香代子とECOが「早く決めろ」と豊田に詰め寄る。豊田は「まずはタッグで当たってからだ」と春山&ECOの二人を指名した。
2006年6月26日(月) 2006.6.25 東京キネマ倶楽部
▼JWP無差別級王者豊田真奈美が、挑戦者として名乗りを上げていた相手組の春山香代子とECOを詰る。「お前ら負けてんじゃねえよ!」この日は手の負傷も癒えきらず豊田のパートナー輝優優一瞬のヨーロピアンクラッチにフォールを許してしまったECOだが、ここで敢然と突っかかっていく。豊田は「逃げも隠れもしない、いつでも誰とでもやってやる、次お前か?」と応じて、7月2日板橋グリーンホールでのタイトルマッチが決定した。
▼JWPタッグ選手権試合は、挑戦者のコマンドボリショイ&KAZUKIが幾度もあわやというシーンを見せて追い込んだが、最後は王者組米山香織&闘獣牙Leonの自力が優り米-ZOU改にKAZUKIが降った。「防衛したぞー!」と凱歌を挙げる米山にいきなり植松寿絵が詰め寄る「観てりゃ判ること言ってるんじゃねえ(場内笑)」さらに敗れたKAZUKIにも「話が違うじゃねえか、勝ったら一番に(輝とのコンビで)挑戦させてくれる話だったのに」。もう一度挑戦して勝てば、と言うKAZUKIを「アホかおめえそう何度も何度も挑戦できるものじゃねえだろ」と一括して直接王者組に挑戦を申し入れるが、米山は「できたらもっと若い世代を、例えば17歳、Hysteric Babeの中島安里紗...」と答える。「はいはいはい、挑戦します♪」と本人ではなくHysteric Babeの同僚である阿部幸江が中島の手を引いてリングにやってくる。場内が「若くは...」と心の中でツッコみながら見守る中、米山は「挑戦したチームがたくさんいるようですからトーナメントで決めてください」と応じて、記念撮影のため3組を追い返したのであった。