ダンサー/The Dancer

仙台ピカデリー

昨日の反動で(?)例によって(^^; 午後に起床.洗濯しようかと思ったけど,とり あえずパス.夕方からピカデリーへ.といっても6:40の回です.

10分前に到着.5階へ.一緒にエレベータにのった大学生3人組がいたのですが, 手にコンビニの袋を持ってました.エレベータで何もしないので5階で降りるの かと思ったら5階についたら間違って着いた模様.多分3階の麻雀ホール藤に来た のでしょう.それにしては3人というのは半端な.

既に前の回は終っているようで,先に烏龍茶を買いに奥の自動販売機へ. ここは珍しくアサヒの烏龍茶があります.最近はサントリーに押されがちですが, 私はどちらかというと薄めのアサヒの方が好きなのです.

さて,中へ.おや,讃岐うどんの伝導師,K先輩がいます.髪を切ったついでと いってましたが,あんまり変わらない感じ.

さて,「ダンサー」.知らずに行きましたが,脚本がリュック・ベッソンだった ようです.主人公インディアは素晴らしいダンスの才能を持っています.しかし, 彼女は話すことができないのです.耳は聞こえるのだけれど,話は手話. わからない人には兄のジャスパーが通訳してくれます.しかし,このジャス パーは自分に自信を持てないくせに見栄っぱりで,そこをつかれるとすぐにキレ てしまうという性格.ある日,ディスコで踊っているインディアの姿を科学者の アイザックが目撃.彼の研究は動きを音にすること.この出会いが彼らの今後に どのような変化をもたらすのか!?

タイトルだけから想像していたのはどちらかというといわゆる「アート系」な静 かな作品かと思っていたのです.クラシックバレエとかがテーマかなぁと. が,ダンス自体はディスコ系.今はクラブっていうの? とにかく,テクノ,ユーロビート,ヒップホップなどなど,決して静かな方 ではありません.しかし,大変いい映画でした.インディアの挫折と成功.ジャ スパーの成長.1時間半あったのかな?時間を気にさせない,あっというまでした.

そうそう,昨日セントラル,今日ピカデリーと行って思ったのですが,こないだのフォ ルテのスクリーンはセントラルよりは小さく,ピカデリーぐらいの大きさでした. うん,まさにこんな感じ.

ピカデリーの音は前より良くなったような気がします.松竹って低音はいいんで すね,基本的に.後は中域とサラウンド.今日もそれが気になりました.後は録 音の善し悪しと相性ってことですかね.ベースとバスドラムは結構良い感じなの に,他がイマイチ.もうちょっとキレがあった方がいいですけどね.

勝手にしやがれ/A Bout De Souffle

フォーラム1

さて,終ってすぐフォーラムに移動したので,30分前についてしまいました. 流石に1番です.

ゴダールというのは前々から気になっていて,ヌーベル・ヴァーグだとか映画史 の中では重要な人物だというのは聞いていたのですが,具体的にはいまいちよく 知りません.「ユリイカ」や「現代思想」などがテーマに取り上げるくらいなの で,かなりの影響力のあった人物なのでしょう.映画という枠を越える,哲学的・ 思想的視点で見ても意味のある行為と見なされているということですね.

たしかに,当時としては画期的だったらしい撮影方法は,今見ても遜色ありませ ん.どこが新しいのかわからない.つまり今では当り前に使われているというこ となんでしょう.全然古さは感じません.

しかし,話としてはどうかと考えると,私にとってはなんともイマイチ. 主人公ミシェル・ポワカールの職業はなんなんだろう?車泥棒?まあ,そうしと こう.ちょっとした拍子で警官を殺してしまう.ニューヨークから来た新 聞記者(?)のパトリシアに首ったけ.パトシリアもパトリシアで,指名手配され てる彼を庇う.しかし,ラスト.その部分,チラシの文を引用してみよう.

「愛を確かめるために密告したわ.早く逃げて」というジーン・セバーグのパト リシア.逃げずに,「不幸な愛すらないのか」と絶望するベルモンドのミシェル・ ポワカール.射たれた腰骨をおさえ,よろけながら,くわえタバコのまま駆け続 け,ついに街路に倒れて,追ってきたパトリシアの前で,煙をひと吹き.「俺は 最低だ」と呟いて死ぬベルモンド.「最低って……何のこと?」と呟くセバーグ.

ここだけ読んで結構期待してたんですけどね.どちらの行動を見てもここに至る までの理由がわからない.二人は本当にそこまで愛しあっていたの?という か.パトリシア側からすれば納得できなくはないセリフなのですが.

それ以前の映画に関する知識がないのでこんな感想なのかもしれませんが, そんな印象でした.

「勝手にしやがれ」っていわれて最初に思い出すのは沢田研二なんですよね,私 の場合.

[一覧] [前の日記] [今日は2000年10月14日] [次の日記]

Top Page