愛のコリーダ2000/L'EMPIRE DES SENS

フォーラム1

今日は映画とは関係のない話から.

21日に「消えたテディベアの謎」というドラマがあったんです.ミステリの新本 格派を代表する綾辻行人と有楢川有楢が原作を書き,今回は問題篇のみの放送. そして,今日の8時まで犯人を推理して応募すると,正解者に100万円,という趣 向なのです.

私はビデオに録画しておいて昨日見たので,既に出遅れてしまっていたのですが, 一応考えるのがミステリファンとしての務め(?),真犯人を考えていました. が,夕方になっても結局4人までしか犯人候補をしぼれず,更にメイントリック の説明がつけられなかったので,100万円はあっさりと諦めてフォーラムに行く ことにしました.

ちなみに解決篇は25日です.

さて,フォーラムは今日が一周年です.おめでとうございます.一周年記念のス タンプラリーをやってますので,みなさんもフォーラムに通って下さい.7つス タンプがたまると,フォーラム・ラヴィ設置協力店のレシート500円分と合わせ て提示すると招待券がもらえます.ラリーの期間は6月いっぱいまでです. ちなみに,会員の継続受付が始まってます.私は残念ながら来年4月から仙台を 離れる予定ですので更新はしませんけど.

さーて,やっと「愛のコリーダ」です.「愛のコリーダ」っていうと先に思い出 すのはクインシー・ジョーンズの曲の方なんですけどね.クインシー・ジョーン ズの方はサントラとかいう訳ではなく,dedicate って感じなんです.

映画の方はというと,大島渚の1976年作品.24年前ですね.性的表現の過激さか ら映倫による大幅なカットを受け,その後表現の自由をめぐって裁判にまでなっ たという問題作.テーマは昭和の歴史に残る衝撃的事件,阿部定事件です.

いやー,始まってすぐに納得.そりゃ,映倫もカットするわ.しかも24年前だし. 今でもR-18,成人映画扱いだもんね.無修正・ノーカットだったら・・・うーん, 過激すぎる,やっぱり.

「阿部定事件」というと猟奇物とごっちゃにして扱われることがあります.実際, 「明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史」なんてのもありましたし.この映画は,阿 部定さん本人を連れて来たところが凄かった.

「愛のコリーダ」に戻りましょう.結局,「阿部定事件」というのは男の一物を 切り取ったということで狂気じみた行動として捉えられたわけです.しかし,と どのつまりは,一人の男を純粋に愛した結果の,少なくとも彼女の中では自 然な行動だったのかもしれません.

情熱的で一途な思いを貫き通した結果なのでしょう.殺意があったのかというと それは難しいところで,愛し殺したというのがふさわしいかと.そして死んでし まった愛する人を,いつも身近においておきたいという想い.

普通ならば,遺品の形見わけ程度を思うのでしょうが,肉体に固執した結果と 言えましょう.

主役の藤竜也,松田英子ともに素晴らしい演技です.演技・・・なんだよ なぁ・・・.いろんな意味で凄いなぁ.

予告ではサティの「グノシェンヌ」が妖しさを引き立てていたのですが,本編に はまったく使われず.しかし,たぶん琴を使った音楽が二人の空間を盛り立てて いました.

大島渚ってかなりぶっ飛んでたんだなぁと改めて再認識.なんつーか,お上に挑 戦的な内容が多いよなぁ.海外との共同製作が多いのも納得って感じぃ.

そういえば,丁度一年前も大島渚の「御法度」をみてました.そっちは男と男が お床入りする話,今回のは男と女がお床に入り浸りな話でしたとさ.

初恋のきた道/The Road Home/我的父親母親

フォーラム1

さて,引続き同じフォーラム1で「初恋のきた道」です.初日ということもあっ て結構な人の入りです.流石に「PARTY7」にはかないませんが.「PARTY7」は滅 茶苦茶混んでるようでした.

こちらも一途な恋の物語.しかも初恋.

村にやってきた青年教師に恋をした一人の少女.しかし,直接想いを伝えること ができない.先生は村の家を順番にまわって食事をする.少女は料理に想いを託 して,心を込めて料理する.やっと想いが届いた直後,先生は町に連れ戻されて しまう.

ストーリーは単純.父の訃報を聞いた息子が里帰りするところから話は始まる. 昔ながらの葬儀にこだわる母.そして,父と母の出会いを振り返る.その父と母 の出会いと別れ,そして結婚に至るまでの話.

何がいいって,もう,主役のチャン・ツィイーがかわいい!滅茶苦茶かわいい! 彼女の台詞は片手で数えられるくらいしかないんです.でも,彼女の表情,しぐ さ,行動から一途な想いが伝わって来る.こればかりは説明しきれないので, 作品を見て下さい.

もちろん彼女がかわいいだけの映画ではない.彼女の想い,先生の人柄,息子と 両親の愛情が如何なく伝わって来る素晴らしいストーリーです.泣いてください.

この作品,年末にして一気に今年のベストに入り込んできました.1位をあげて もいいな.

「グリーン・ディスティニー」見れなかったからなぁ.くぅ〜っ.

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