今日は早く起きました.なぜかというと昨日早く寝たからです.では,何故昨日 早く寝たかというと,一昨日あまり寝てないからです.
そういうわけで,せっかく早く起きたので,今日は気合いを入れて映画三昧して みようと思います.9時を回ったところなので,10時半くらいの渋谷の作品. 「日本の黒い夏」もみたいところてすが,最近メジャーものを見逃しているよう な気がするので,「プルーフ・オブ・ライフ」.東急文化会館です.
南武線,東急東横線と乗り継ぐ.武蔵小杉で来たのが「北千住」行き.「北千住っ てどっちだっけ?」という疑問を抱えながらも「まあ,行く方向は間違い無いだ ろう,同じホームなんだし.」というわけで,乗り込む.結果として,「中目黒」 で急行に乗り換え.時間的な無駄は少なかったかも.後で「北千住」の位置を確 認すると,あれま〜こんな方まで乗り入れているのねぇ.
渋谷駅.いつもはまっすぐ「ハチ公口」に行くが今日は右折.東急文化会館は初 めてでも安心,あっというまに分かりました.連絡通路は2階なので,そのまま 建物に入りエレベータで6階へ.と,思ったらチケット売場は5階で共通.購入後 階段でひとつ上へ.
さて,劇場へ.周囲の作りは普通.でも中は結構古め.「青葉劇場を大きくした 感じ」というのが第一印象.容量的には仙台東映くらい.381席.横に3つのブロッ クに分かれていて,列は互い違いになって頭が重ならないようになっています. 床の傾斜はあまり・・・というかほとんどありません.
椅子は結構大きめで,座り心地は悪くありません.やはり最近のものではないの を感じさせるのが,裏側が鉄板であることとドリンクホルダーなどの類はついて いないこと.
後ろの方に指定席があります.白いカバーのかかっているのがそうらしいのです が,私はその辺りには絶対座らないので一般で結構です.
はじまる.スクリーンのサイズは空間の大きさに対して適切.位置は高くもなく 低くもなく.でも,前の前の席に背の高い人が座ると,邪魔になる可能性が無き にしもあらず.
流石に渋谷の駅前にあるだけありまして,音響はデジタル対応.で・も,なんか あまり包まれてるって感じがしないんですよねぇ.どのスピーカがなってるのか 分かっちゃうというか音が分かれすぎ.
「トラフィック」の予告が.最近は「アカデミー受賞」を売りにしているのにこ の予告は「アカデミー有力候補」とちょっと古め.でもこっちの予告の方が話の 筋はちゃんと分かる.マイケル・ダグラスって大統領役が妙に似合うなぁ.
「プルーフ・オブ・ライフ」.石油会社に勤めるピーターが地元のゲリラ組織に 誘拐される.人質の交渉人テリーが救出のプランを練り始める.が,しかし,会 社は経費削減のために保険をかけておらず,身代金他を払うことができない.手 りーはイギリスに帰国しするが,ピーターの妻アリスのことが気になり,ピーター の救出を引き受けるために戻るのであった.果して,無事に救出することができ るのか?
メグ・ライアンとラッセル・クロウ.噂のお二人ってわけです.話の方は夫を助 けに来ている男といい仲になってしまうというわけですが(気持的にはテリーが アリスに惹かれるのだが),実生活でも同じようにくっつくことはないでしょ.
しかし,交渉人は民間の会社なんだよな?ゲリラ相手ならば銃器もちこんでポン ポン殺しちゃっても問題ないのか?
外にでると傘をさした人が多い.もう降って来たらしい.しかし,実際に出てみ ると,無くてもなんとかなるかなぐらい.折り畳み傘は持ってたけど,面倒なの でそのまま歩く.
丸井の前で左に折れてすぐ.小綺麗なビル.1階はディズニーストア.なんか階 段は大理石っぼい感じにしてるし.でまあ(たしか)4階へ.チケットを買って180 度ターン.カウンタです.
中へ.おっ!なんじゃこりゃ!?ロビーは基本的に丸くなっており,その中央に ドーム状のコンクリートの打ちっぱなしが!これは何?
一段下がった所がトイレ.上の階が劇場.ちょっと変わった作りになっています. 明るい感じがして綺麗です.
まず階段で上がるのですが,上がった所が劇場横の入口.そこからスイッチバッ クのようにスロープを上がると,劇場後ろの入口になります.
劇場内部も明るく綺麗です.しかし,こじんまりとした印象. 座席数232.横に3ブロック,前後に2ブロックに分かれています.椅子は背もた れがそれほど高くなく.床の傾斜は一応それなりにあります.姿勢のいい人が前 だとちょっと困るかも.
音響はSRD.始めて見るデモが流れました.なんだか構図が「金曜エンタテイメ ント」みたい.
「名画に酔いしれて」というオールナイトの特集の予告が流れたのですが,その 中に「マタンゴ」が!あれ?仙台セントラルでやろうとしてフィルムの状態が悪 いからってやめたんじゃ無かったの?
ところで,その仙台のセントラル劇場.去年に引続き「ロッキー・ホラー・ ショー」をやるらしい.またまたコアなファンが全国から集まるのであろ う・・・.今年は2回目ということで,仙台のファンも異様に盛り上がるのであ ろう・・・.
「ミート・ザ・ペアレンツ」.グレッグはパムに結婚のプロポーズをしようとす る.しかし,彼女の父親の許可がいるらしい.両親に会いに彼女の家を訪ねる. お父さんに気に入られようと努力するが,やることすべてが裏目にでてしまう.
素直に笑える.最近デ・ニーロはコメディ路線も増えてきたような気がする.そ れがまたいい味をだしてる.
でて,角を曲がってすぐ.「LoFt」の向かい.エレベータで7階へ.そうか,こ こは1階ではなく2階なのか.
チケットを購入して奥の通路の列に並ぶ.入場は劇場右前にあたるドアからとな りました.
中へ入ると綺麗.名前の通り白い壁に白い照明.天井も高く,「パレス」という か「チャペル」にでも使えそうな作り.カウンタのあたりからホテルの受付見た いな感じだし,
劇場の形は方形.椅子の感じといい「シネアート」に近いのですが,もっと縦に 長い感じです.椅子は薄い紫.横1列のまま後ろまで続きます.傾斜は微妙にあ りますが,それほどでもなく.しかし,スクリーンの位置が高いので,視覚的に はまったく問題無いでしょう.
天井がいたづらに高いわけではなく,実は2階席もあるもよう.しかし,階段の 位置は確認できず.全216席.
「連弾」.夫は鎌倉に8軒の借家を持つ専業主夫,妻はバリバリのキャリアウー マン.娘一人,息子一人.ある日,妻の浮気が発覚.離婚決定.妻は娘のピアノ発表 会で一緒に弾くことになっているので,それだけはちゃんと約束を果たす.揺れ 動く家族の心情.
竹中直人監督作品最新作.最初の「無能の人」はかなり「真面目」に作っていた ような記憶があるが,最近は「余裕」で遊びを入れて来る.「東京日和」はまた 良かった.テーマ的にはシリアスなのだが,笑いが沢山.先程の「ミート・ザ・ ペアレンツ」に続きこれまた良い.
そうか,そこでそうやって終るのか.
劇中歌に注目.
ちょうど「連弾」が終ったくらいのころ,「東急ハンズ」で異臭さわぎがあった ようだが,そんなことはつゆ知らず.間に合ったら見ようくらいの感覚で銀座 「ル・テアトル銀座」を目指す.地下鉄銀座線なり.
到着.余裕で間に合ってしまう.エレベータで3階へ.まずはチケット購入. そこからは,4階と吹抜けになっているロビー.喫茶スペースになっている. 反対側に売店.パンフ購入.
エスカレータで一つ上の階へ.ここと下のロビーにいろいろな展示品が置いてあ る.劇場の歴史だとか,今回の上映作にあわせて,宇宙ものの模型だとか写真だ とか.
で,左右に入口がありそこから劇場へ.おー,広い.うちの田舎の市民会館位は ありそうだ.754席.でも,そのわりにはスクリーンが小さい.スクリーンの大 きさにあわせて前の方の席へ.
い,椅子が・・・座りにくい.お尻の側のシートに角度が付いており,浅く座る ことができない.必ず姿勢正しくなってしまう.なんか疲れないか,これ? 視覚的には問題なし.
音響はSRDらしいのだが,滅茶苦茶パワフル.音,でかすぎ.しかし,スピーカ が鳴りきれていない.いいかたは悪いが,安いステレオでむりやり音量をでかく して聞いてるという感じ.予告からそうだから,フィルムの問題ではなさそう. せっかくの「ツアラトゥストラ」も広がりが感じられない.
「2001年宇宙の旅」.実はスクリーンで見るのは初めて.今回は最初の上映時の スタイルを守って,(35mmだけど)70mm再現比率,途中の休憩付き,ということら しい.
うーん,やっぱり綺麗だ.地球から昇る太陽も綺麗だし,砂漠の夕焼けも綺麗. 大したものだ.
話の解釈は何度見ても難しい.
ところで,「ご飲食」の禁止ではなく,「お食事」はおやめくださいとのアナウ ンスでしたが,「飲」むのは構わないのでしょうか?